「銀河大角力協会」
まず、貴乃花親方に投票したのは安治川親方(もと幕内光法)だという。白鵬が所属する宮城野部屋の兄弟子だが、現役時代はほとんど注目されていない。人生最大の注目度ではないか。
それはともかく、無記名投票であるから、誰が誰に投票したかを探る動きは慎まなければならない。それが、“造反”であるから、“裏切り者は誰だ”という話になる。ひじょうに造反者を探るのは、恥ずべき行為である。
一方で、安治川親方の立場も微妙である。年寄名跡は誰でも入手・襲名できるものではなくて、数が限られている。なので、入手出来なければ、親方として相撲協会に残ることは出来ない。光法は、現役中に名跡を入手出来なかった。では、なぜ親方として仕事をしているのか。
そこが、今回の問題をややこしくしている。貴乃花親方に注目して、票を入れた。それを自ら告白した。ここだけ見れば、破門を恐れず、非難に怯まず、一門の取り決めに囚われず…と、むしろ英雄といえる。しかし、「安治川」というのは安美錦からの借り物であり、自らの意思を表明しづらい立場にあった。安美錦は光法を信じて貸していて、その意思に従うのは当然である。
たとえ借株とはいえ、投票者が自分の意思を表明出来ないのはおかしい、と見る向きもあろう。しかし、これは貸し借りをする上での約束(あるいは暗黙の諒解)であり、これを守れないとすれば、親方として生計を立てている以上、何らかの咎めを受けても止むを得ない。
結局は、自由に投票したければ、まずは名跡を入手しましょうってことなのだろう。家だって車だって、借りてしまえばどう使おうと借りた人の自由…ってわけでもないし。
貸借自体は普通に行なわれているが、これによって、今後引退しようとしてもなかなか借りるのが難しくて…という事態が一番困る。年寄名跡の問題こそ、何十年も前から言われている問題なので、何らかの改善策が作られることを望む。
話変わって、朝青龍が引退したわけだ。優勝25回、しかも最後の優勝インタビューから2週間も経たずに、涙の引退会見である。
まだ「報道が事実なら」という問題。その処分を受ければ、当然ながら親方衆にもとばっちりが来る。退職金を弾むから、その代わり出て行ってくれ…と見えなくもないが、さて?
ちなみに、外国籍なので、引退届が受理された時点で市井の人である。今後逮捕されようがどうしようが、お相撲さんが取り調べを受けるわけでもない。で、相撲協会員が何かをしでかしたわけではないので、朝青龍への処分ってのは、“サッカー問題”の出場停止と意味のない厳重注意だけで終了。
それより何より、監督責任も何も問われないことの方が重大。相撲部屋に入るとろくな人間にならない、とは思われないか。また、高砂部屋に入ろうとする猛者はいるのだろうか。ここに入ると、人間としてダメになる。そうは思われないだろうか。
角界っていうのは、全部が全部一般社会と同じになる必要はない。たとえば髷があるなしでもだいぶ違うが、そういう違いだけではなくて、厳しい世界とそうでない世界、その違いはあって良い。しかし、何をやっても許される世界とそうでない世界、その違いはあってはならない。
どうして力士のことを「お相撲さん」と呼ばれるのか。その意味を、もう一度考えてもらいたいが、さて?
まず、貴乃花親方に投票したのは安治川親方(もと幕内光法)だという。白鵬が所属する宮城野部屋の兄弟子だが、現役時代はほとんど注目されていない。人生最大の注目度ではないか。
それはともかく、無記名投票であるから、誰が誰に投票したかを探る動きは慎まなければならない。それが、“造反”であるから、“裏切り者は誰だ”という話になる。ひじょうに造反者を探るのは、恥ずべき行為である。
一方で、安治川親方の立場も微妙である。年寄名跡は誰でも入手・襲名できるものではなくて、数が限られている。なので、入手出来なければ、親方として相撲協会に残ることは出来ない。光法は、現役中に名跡を入手出来なかった。では、なぜ親方として仕事をしているのか。
そこが、今回の問題をややこしくしている。貴乃花親方に注目して、票を入れた。それを自ら告白した。ここだけ見れば、破門を恐れず、非難に怯まず、一門の取り決めに囚われず…と、むしろ英雄といえる。しかし、「安治川」というのは安美錦からの借り物であり、自らの意思を表明しづらい立場にあった。安美錦は光法を信じて貸していて、その意思に従うのは当然である。
たとえ借株とはいえ、投票者が自分の意思を表明出来ないのはおかしい、と見る向きもあろう。しかし、これは貸し借りをする上での約束(あるいは暗黙の諒解)であり、これを守れないとすれば、親方として生計を立てている以上、何らかの咎めを受けても止むを得ない。
結局は、自由に投票したければ、まずは名跡を入手しましょうってことなのだろう。家だって車だって、借りてしまえばどう使おうと借りた人の自由…ってわけでもないし。
貸借自体は普通に行なわれているが、これによって、今後引退しようとしてもなかなか借りるのが難しくて…という事態が一番困る。年寄名跡の問題こそ、何十年も前から言われている問題なので、何らかの改善策が作られることを望む。
話変わって、朝青龍が引退したわけだ。優勝25回、しかも最後の優勝インタビューから2週間も経たずに、涙の引退会見である。
まだ「報道が事実なら」という問題。その処分を受ければ、当然ながら親方衆にもとばっちりが来る。退職金を弾むから、その代わり出て行ってくれ…と見えなくもないが、さて?
ちなみに、外国籍なので、引退届が受理された時点で市井の人である。今後逮捕されようがどうしようが、お相撲さんが取り調べを受けるわけでもない。で、相撲協会員が何かをしでかしたわけではないので、朝青龍への処分ってのは、“サッカー問題”の出場停止と意味のない厳重注意だけで終了。
それより何より、監督責任も何も問われないことの方が重大。相撲部屋に入るとろくな人間にならない、とは思われないか。また、高砂部屋に入ろうとする猛者はいるのだろうか。ここに入ると、人間としてダメになる。そうは思われないだろうか。
角界っていうのは、全部が全部一般社会と同じになる必要はない。たとえば髷があるなしでもだいぶ違うが、そういう違いだけではなくて、厳しい世界とそうでない世界、その違いはあって良い。しかし、何をやっても許される世界とそうでない世界、その違いはあってはならない。
どうして力士のことを「お相撲さん」と呼ばれるのか。その意味を、もう一度考えてもらいたいが、さて?


でも、品格とは一体なんだったのかと思うんですよね・・。
高砂親方。私もお咎め無しというのは何でと思いますね。親方の指導法よりも、彼自身のメディアに対する対応もかなり問題化と思います。お肌ツルツル。
ネットの記事を紹介して感想を書くブログを密かに開設しました。よろしかったらぜひ。
力士を選手と見れば、強いんだから文句はない。で、横綱を単純に“相撲選手”とは見られない。そこが横綱と大関以下の大きな違いであり、それを結局教え切れなかったというか、本人がついに最後まで覚え切れなかったのが一番の心残り。
横綱というのは、単純に成績のみではなくて、「品格」や「力量」が抜群の力士が推挙される…という建前があります。でも、実際には力量だけが尺度になっていて、品格は昇進後に経験を積んで…というのが実際。そもそも、横綱になるまでの長い力士生活の中で、ある程度の常識を見に付けているはずなんですよね。
師匠の高砂親方は、副理事待遇の委員から主任に格下げされました。でも、年寄に降格させられていた親方も委員に復帰しているし、どうせ次の人事異動までの“減給12ヶ月”と同じ感覚の処分です。1年後には元に戻っているのでしょう。
まあ、いい加減な人間の部屋からは、いい加減な力士が出るのは仕方ないってことなんでしょうね。