忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

火の鳥

2015-10-30 10:09:58 | 昭和のマンガ
中学生になって国語がネックになっている長女。
(いや、国語だけでなく数学もひどいのですが・・・)
全教科に比べて国語だけかなり平均点が低いので
おそらく長女だけでないと思うのですが。(学年内でも国語力の低さ、問題になったみたいです)
どうやったら国語の成績、上がるの~!?と深刻な長女。

一般的な回答としては「本を読むこと!」というのが多いと思うのですが
いかんせん、私は大学入るまでほとんど本を読んだことがないです。
とりあえず先生の話を聞いて、
最低限漢字だけはしっかりと押さえておけばいいと、そのくらいだったのだけど・・・。

国語でごはんを食べさせてもらった身としては何とかアドバイスをしてやりたい。
その結果がコレです。
「マンガを読め!」です。

小説の類はほとんど読まなかった私ですが、
マンガはかなり読みましたね。
暗記できるほど。
いろんな知識、マンガから学んだような気がします。
なので私にとってマンガはバイブルです。宝です。
マンガを売ったり捨てたりするなんて言語道断。(←だから実家の父母やダンナに文句をいわれる)
かろうじて雑誌は捨てるようになりましたが・・・。

数あるマンガの中でもやっぱりおすすめは手塚治虫先生。
やっぱり神さまなんです。
あの深くて広い知識には拍手喝采です。
父が手塚先生のマンガを好きだったので実家にはたくさん手塚作品があります。
どれもすばらしい作品。
かといって実家から送ってもらうと送料がかかります。
帰省まで待つのはちょっと遠いかな。
何度もくりかえし読むことに意味があると思うのでレンタルはパス。

・・・ということで大人買いした「火の鳥」全13巻。
文庫本は小さめなのでちょっと読みづらいのですが、金額を考えると文庫本がありがたいです。
個人的にはブラックジャックや三つ目がとおる、あたりもいいのですが
冊数が多いのでやっぱり火の鳥かな。
ちなみに私が好きなのは「ブッダ」です。

届いたらさっそく読んだのは長女でなく、他ならぬ私でした・・・。
長女に読ませたい、でなくメインは私が読みたかった、かもしれません。(^_^;)


それにしてもやはりすばらしい!
そして懐かしい!
読んだことないお話もあって、感銘を受けました。

特に長年ずっと考えていた宗教と戦争についての素朴な疑問が氷解しました。
そもそも宗教というのは人々の心の平安、平和、真理を求めるもののはずなのに
どうして真逆の戦争をひきおこすのだろうか・・・と。
大昔から現在にいたるまであちらこちらで宗教が原因(遠かれ近かれ)の戦争が起こっています。
平和のための宗教じゃないのか、と思っていたのですが
「太陽編」の中に
「宗教が政治と結びつくと大変なことになる」(←ちょっとセリフあやふやですが)というのがあったんですよね。
なるほど!と思いました。
個人個人の信仰が大きな政治の思惑に利用されると
それが戦争に結びついてしまうんだ・・・、そう感じとることができました。

太陽編は読んだことがなかったのですが、
深いお話で、しかもほかの話とリンクしてあるんです。
あのお話がこの話につながるんだ・・・とただただ驚嘆。
あの仏教でさえ、侵略(ことばは悪いですが)として描かれていたのにはビックリしました。
何度も読んでいたはずなのに、こんな話だったんだ!?と初期の作品にも驚かされました。
ただただすばらしい、の一言に尽きます。
手塚先生、やはり巨匠です。天才です。神です。
もっといろんな作品、読みたかった・・・。

話はそれましたが肝心の長女。
少し読んで「・・・難しい・・・」とのこと。(^_^;)
確かに文庫本だから読みづらいとは思うのだけど・・・。
とりあえず数冊は読んだみたいです。
手の届く範囲に置いておいていつでも読めるようにしたい次第です。
(そしていつの間にかダンナに捨てられていたというパターン・・・。ヤだな。)



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