木浦すみつけ祭り

大分県宇目町大字木浦鉱山。
鉱業は中止され、本祭も休眠状態となっています。

屋根の荷が降りました

2017年10月07日 | 記録
 今日は、台風でステージの屋根に鎮座していたケヤキを撤去するとのことで、見学に行ってきました。

 作業して頂いた方は、宇目の林業を担う山師の大親分「甲斐林業の親方」です。
 この方、宇目をこよなく愛する地域のリーダー的存在で、例えば「恩義」とか「有言実行」とか「男気」とか、そんな言葉が似合うスゴイ人です。
 知事とか市長とかとも親交が深いようで、公職としての肩書はありませんが、いわゆる「真の有力者」です。
 毎回、本祭に参加して頂いていますし、普段から本祭に対する期待をお聞かせ頂いております。

 実は以前、「親方のような人が議員とかになれば良いのに…」と、失礼ながら半分以上本気で訪ねたことがあります。
 親方曰く「バカ言うな。仕事した方がよっぽど良いわい」とのこと。
 カッコイイ人です。
 

 武器は0.3クラスのグラップル。
 親方の指揮で、タカくんの叔父さんがグラップルを操作しています。
 タカくんの叔父さん:「親方~。ちっとう、重てぇわ~」
 親方:「しょわねぇ~。クィっとやっちみ~」
 みたいな感じで、見事に屋根の荷が降りました。
 0.3クラスの作業能力ギリギリの荷重だったと思われます。
  

 親方自ら小切って行きます。
 実は親方、御年70代後半です。
 

 トラックにのせられた木の年輪を数えてみました。
 が、めんどくさくなってやめました。
 多分200年以上だと思われます。
 残念ながら「芯」が腐れていたので、お金にはなりませんが・・・
 

 作業終了後、親方から言われました。
 「全国に知られたすみつけ祭りを絶やしちゃあいけん。お前たちが頑張らんといけん。この前知事にも会って、木浦の県道を早く修理せんと祭ができんきぃ、早く対応して下さいとお願いをしちょいた。そしたら知事が、『そりゃぁ大ごとじゃ』っち言いよったきぃ、その期待に応えるように頑張らないけんぞ」



 屋根に代って、肩の荷が増えました。

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5 コメント

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Unknown (レブル)
2017-10-10 22:21:07
どちらかと言うと屋根の荷より重い言葉やな。
Unknown (mokupo)
2017-10-11 20:22:01
「こなきじじい」みたいな?

そういえば、親方にはレブルさんも恩があるのでは?
若かりし頃、友人と一緒に車で山に突っ込んで・・・。
レスキューしてもらった、という逸話を聞いた気がします。
Unknown (レブル)
2017-10-11 23:35:18
なんと!
あの時の。。。
確かに華麗にユニックを操りよったなぁ。
その節はありがとうございました。とお伝えください。
Unknown (はやこ)
2017-10-22 17:27:59
いつも、ありがとうございます。
Unknown (mokupo)
2017-10-24 19:34:19
はやこさん。
お礼を言われる覚えはございませんが、はやこさんにとってお役に立っているのであれば、こちらこそありがとうございます。