ほのかな香

着物を着た日の記録と、日々の暮らしの中の小さな出来事を綴っています。

初釜

2017-02-03 | お茶会

今年の初釜は、先生にお祝いしたいことがあり先生や普段お茶でお世話になっている方をお招きして、先生のお許しを頂いて私たちでお釜をかけるという大胆な行動に初挑戦してみました。
昨年からお道具や役割、流れなどの話し合いをしながら計画は立ててみるものの、なかなか全貌はみえてこずどうなることやと不安だらけではありましたが、なんとか無事に?終えることができました。
とはいえ、先生にお茶事の流れの相談からお道具、準備、当日まで一から十までお世話になり心配ばかりかけてしまっていたとは思いますが、私達がお茶事ができるところまでお稽古が積めたことを心から喜んでいただけて思い出に残る一日となりました。



会場は火の取り扱いができないので炭手前は省き、流れとしては
待合ー席入りー挨拶ー懐石ー中立ー濃茶ー薄茶という流れでした。
時間を考えながら進めていく難しさの中、写真を撮る余裕はなく気が付いたときに慌てて撮った数枚だけでした。
御茶碗との置き合わせの写真も撮り忘れ。--;
今回私は濃茶を担当しました。
島台茶碗の扱いも初挑戦。
濃茶は12月に京都茶寮で頂いて美味しいと感じた直観を信じて小山園の雲鶴にしました。
とにかく丁寧にすることだけは怠らないようにということを念頭においていました。
お点心はそれぞれ家で早起きして予め作ってきた料理を持ち寄り、盛り付け担当さんが綺麗に盛り付けてくれました。
写真は私達裏方の分で形の悪い物や湯葉の揚げ物や柚子のなまこのおなますなどないものもありますが、すべてみんなの手作りです。
高価なものはありませんが、気持ちを込めて作りました。
私は鮭の粕漬や揚げ物担当でした。
失敗、反省は盛りだくさんでしたがやってみなければわからない気づきがたくさんありました。
先生方も、「失敗はどんどんして身に着くもの。みんなの一生懸命な気持ちがとても良く伝わった気持ちの良い嬉しい一日でした。」と、喜んでいただけました。
それにしても世の中のお茶の先生方は知識、精神力、体力、お道具ともにすごいなぁと改めて考えた事でした。
とても良い経験でしたが、疲れました。でも達成感のある疲れです。
どんな習い事も好きじゃなければ続かない事ですね。

 

のりさんに頂いた半襟で気合だぁ~!
あ、ゴマ豆腐の揚げ物には大仙院で買った柚子味噌と鹿児島産黒ゴマに助けてもらいました。(^_-)-☆


11月の着物

2016-11-11 | お茶会

炉開きでした。


お軸 関 南北東西活路通(関を乗り越えれば南北東西いろんな道に通じる)
前が見えなくなった時、このお軸に救われました。

今回の炉開きは懐石のお稽古を中心に、先生の心のこもった御馳走で亭主のお勉強をさせて頂きました。
大急ぎで道具の準備をしたので、雑な出し方ですいません、。(;^ω^)
連日お忙しい体でいつ作ったのかしら?と本当に頭が下がります。きっと寝てないのだと思います。
道とつくものは本当に奥が深いものだと痛感しながらも、亀の歩みではありますが少しづつでも前に進んでいければなぁと思う一日でした。

先日と同じ着物で帯回りをかえました。
帯揚げがクタクタです。^^;

で、良い一日だったのですが片付けでせり箱を持って階段を下りるとき、最後の一段踏み外してひっくり返り、尾てい骨を激しく打ってしまいました。
気力体力が長時間続かない事を痛感しました。
大丈夫なのですが、寝たり腰を下ろす時体重がかかると悲鳴を上げてしまいます。


11月の着物

2016-11-11 | お茶会

文化祭のお茶席のお手伝いでした。

お軸 経霜楓葉紅(霜を経て楓の葉はいっそう鮮やかに紅葉する。人も苦しい時期を積み重ねて大成するという意味です。)
お棚 誰ヶ袖棚。

雰囲気が優雅で雅です。
イベントの中でお茶席はいろんな方が自由に来て下さるのが嬉しいですね。
お子様連れの方や学生さん、お手伝いの方々のご家族。
なにもわかりませんがいいですか?と普段お茶は・・・って感じのお客様とかは本当に嬉しいです。
お点前のメンバーが今回は少なく何度も回ってきて、それ以外はお運びで午後にはとうとうめったにない太ももがつってきてちょっと体調が心配になりましたが、なんとか一日もちました。
お水屋が暑く、水分補給ができてなかったのがいけなかったと思います。
過信してはいけんせんね。自己管理しっかりです。
50代に入った頃からすごく筋力の衰えを毎回感じます。
鍛えなくっちゃいけませんね~


野点

2016-10-28 | お茶会

昨日の事。
老人会の茶道部方が野点のお稽古をするので一服いかがですかとのお誘いを頂きました。
山の中にある施設の駐車場につくとお猿のお出迎えです。
よく見てください。笑


車からでるのは怖かったので、車のガラスが汚れていてごめんなさい。^^;


こっちだよ~んと道案内?

お茶箱で身近な道具を上手に使いほのぼのとした時間でした。
この日のお軸は自然そのものがお軸。
本当になにもいらないなぁ~
この時間がなによりの御馳走ですね。
お猿が7~8匹くらいが周りにいて、近くまで来るお猿もいましたが、お菓子を狙う様子もなく人間との距離をおきながら自然を共有していました。笑

なんとか仕事の合間を抜けて駆け付けたのですが、お茶をしてなかったらこんな贅沢な時間を知ることはなかったかもしれません。
老人会(とてもお元気ですが^^v)のみなさんのお茶を楽しむ姿はなによりのお手本になりこちらが元気をもらえます。
ありがとうございました。
一期一会という言葉がぴったりなひと時でした。


お茶会

2016-10-18 | お茶会

お隣の市の文化祭へ行ってきました。

裏千家、表千家、藪ノ内の三席まわり、堪能しました。
ご一緒したのは今はお稽古はこられてませんが、70代のお茶友さん。
楽しかったね~と喜んでもらえてよかったです。。
席の雰囲気もまったく違う空気感でとても新鮮でした。

その中の一つのお軸に

「月打」
「つきをたす」という力強いお軸がす~と心に入ってきました。


逢花打花逢月打月(はなにおうてははなをたし つきにおうてはつきをたす)
という禅語からの言葉です。
花が開けば花を観て、月がでれば月を観る。
何でもないことですが、一瞬一瞬目に見えたものをしっかりと見て感じる。
捉え方一つでとても広く深い意味があるような気がしました。


大島で気軽に。