今年の初釜は、先生にお祝いしたいことがあり先生や普段お茶でお世話になっている方をお招きして、先生のお許しを頂いて私たちでお釜をかけるという大胆な行動に初挑戦してみました。
昨年からお道具や役割、流れなどの話し合いをしながら計画は立ててみるものの、なかなか全貌はみえてこずどうなることやと不安だらけではありましたが、なんとか無事に?終えることができました。
とはいえ、先生にお茶事の流れの相談からお道具、準備、当日まで一から十までお世話になり心配ばかりかけてしまっていたとは思いますが、私達がお茶事ができるところまでお稽古が積めたことを心から喜んでいただけて思い出に残る一日となりました。
会場は火の取り扱いができないので炭手前は省き、流れとしては
待合ー席入りー挨拶ー懐石ー中立ー濃茶ー薄茶という流れでした。
時間を考えながら進めていく難しさの中、写真を撮る余裕はなく気が付いたときに慌てて撮った数枚だけでした。
御茶碗との置き合わせの写真も撮り忘れ。--;
今回私は濃茶を担当しました。
島台茶碗の扱いも初挑戦。
濃茶は12月に京都茶寮で頂いて美味しいと感じた直観を信じて小山園の雲鶴にしました。
とにかく丁寧にすることだけは怠らないようにということを念頭においていました。
お点心はそれぞれ家で早起きして予め作ってきた料理を持ち寄り、盛り付け担当さんが綺麗に盛り付けてくれました。
写真は私達裏方の分で形の悪い物や湯葉の揚げ物や柚子のなまこのおなますなどないものもありますが、すべてみんなの手作りです。
高価なものはありませんが、気持ちを込めて作りました。
私は鮭の粕漬や揚げ物担当でした。
失敗、反省は盛りだくさんでしたがやってみなければわからない気づきがたくさんありました。
先生方も、「失敗はどんどんして身に着くもの。みんなの一生懸命な気持ちがとても良く伝わった気持ちの良い嬉しい一日でした。」と、喜んでいただけました。
それにしても世の中のお茶の先生方は知識、精神力、体力、お道具ともにすごいなぁと改めて考えた事でした。
とても良い経験でしたが、疲れました。でも達成感のある疲れです。
どんな習い事も好きじゃなければ続かない事ですね。
のりさんに頂いた半襟で気合だぁ~!
あ、ゴマ豆腐の揚げ物には大仙院で買った柚子味噌と鹿児島産黒ゴマに助けてもらいました。(^_-)-☆