晴れときどきロードレース

練習やレース、日々の出来事を綴っています。ごゆっくりどうぞ♪

下ノ廊下(水平歩道・旧日電歩道) 3/5 1日目

2014-09-30 19:34:43 | 登山・ハイキング
いよいよ山歩きスタートです。
1日目は欅平から阿曽原温泉小屋まで11.6kmの行程です。




欅平駅から出て、欅平ビジターセンターの手前に登山道入り口があります。
午前9時35分にスタートしました。

ここから小1時間ほど登りです。




登りきったところから、いよいよ水平歩道のスタートです。




ここから欅平駅まで1.3km、黒部ダム駅まで28.9kmとなっているので、2日間の全工程は30.2kmということですね。










見た目、フツーっぽいですが




誤って足を滑らせるとタダでは済みません。
このようなところは、山側にバンセンを張ってくれているので、右手の手のひらにバンセンをくぐらるようにして進んでいきます。




ちょっとわかりにくいですが、画像左上が歩いてきた登山道です。







これから進んでいく登山道が見えています。※画像中央より少し上のところ




なにやらトンネルが見えています。
わかりにくいでしょうか?
それでは・・・




アップで・・・




ここは全長150mの志合谷のトンネルで、ライトなしでは通過することができません。
※この看板は出口側で撮影




こちらが入り口側です。
ここでソロの先行者に追いついたのですが、その人がライトを2つ持って突入したので、私もまねてヘッドライトとiPhone(ライトアプリ)で突入。
途中でヘッドライト故障すると大変ですもんね。




トンネル内はこんな感じで、思ったより広い感じです。




ライトの明かりで白く光っているのは何かの鉱石みたいなものでしょうか。。。

志合谷では第3発電所建設のためのトンネル工事の作業員宿舎(鉄筋コンクリート造4階建:3~4階は木造)があったのですが、
昭和13年12月27日午前3時30分頃に宿舎を泡雪崩が襲い、木造部分が約600m先の峡谷の対岸まで飛ばされて84名の方が亡くなられたそうです。




コの字にくり抜いて造られた登山道




危険なところは丸太で整備されています。




画像左上が歩いてきた道で、画像右がこれから進んでいく道です。




紅葉も少しだけ始まっていました。




川の下にコンクリート構造物がありますが、その両側にトンネルの出入り口があります。
この中を通って、川の反対側に出ます。




入り口に矢印があるので、迷うことはありません。




折尾谷に到着です。




阿曽原温泉小屋まで残り4.3km




登山道のど真ん中にいた、でっかいカエルさん

このカエルのほかに、もう一匹同じようなでっかいカエルに出会ったのですが、
私が不意に出会ったカエルに「うわっ」とびっくりした声をあげると
そのカエルも私の声に驚いて「ぐお~」と鳴き声をあげたかと思うと私の進行方向に向かってジャンプして逃げ始めたのはいいのですが、
勢いよく5ジャンプほどしてから、私の足音から逃げられないと思ったのか
それまで真っ直ぐに飛んでいたのを、登山道からそれるように左斜め前に向かってジャンプしたのですが、
カエルもテンバッていたのかバランスを崩して、まさしくひっくりカエル状態で着地して、それを見てておかしくておかしくて・・・。




遠くに阿曽原温泉小屋が見えてきました!

阿曽原温泉小屋が建っている場所は、トンネル工事の作業員宿舎(コンクリート造6階建)があったのですが、
トンネル貫通後の昭和15年1月8日未明に泡雪崩に遭い、
樹木が弓矢のように突き刺さったり火災のため28人の方が亡くなられました。
阿曽原温泉小屋は当時の建物の基礎の上に立っています。

この小屋は10月末で営業を終え、11月になると解体され、翌年の初夏に立て直されます。
そのままにしておくと冬期は豪雪、雪崩等により建物が損壊してしまうためです。

この小屋のご主人さんは、元富山県警山岳救助隊の人で、オフシーズンは宇奈月で農業をされているそうです。




午後3時10分、阿曽原温泉小屋に到着です。

テント泊は、温泉代込みで1200円です。




源泉かけ流し温泉は、1時間ごとに男女が入れ替わるシステムで、午後8時30分以降は混浴です。
小屋のご主人さんからは、最近温泉のところで小熊が出没したので、遅い時間に一人では行かないようにとの注意がありました。

受付を済ませて、早速テント設営です。




画面左のテントが私のテントです。




正面から見ると、こんな感じです。
テントはアライテントのドマドームライト2です。

ちなみに、アンダーシートはドマドーム用のものは発売されていません。
なので、アライテントのトレックライズ用のアンダーシートT1を購入したのですが、これがまたジャストサイズでした。
アンダーシートの4隅に輪っかが縫い付けられていて、それがテントフレームの端っこ引っ掛けるのにちょうどいいあんばいでして。。。
アンダーシートもテントと合体!?できるので、テントのフレームを持って場所を移動させる際もアンダーシートもテントにくっついているので楽々です。




温泉の男子タイムの午後4時30分まではまだ時間もあるし、お腹も空いてきたので食事をば。
事前にインターネットで調べた山ご飯のレシピで。。。

食材は、たまねぎ1個、フリーズドライ牛とじ丼の具、ほんだし、京山椒




まず、切ったたまねぎに少し水を加えて、蓋をして煮ます。
テキトーな頃合にほんだし1/2袋投入。




シェラカップで牛とじ丼の具をもどします。
あとは先ほどのたまねぎへぶっ掛けて京山椒を振りかけて出来上がりです。

で、やっぱりお酒は欠かせないですよね・・・




ワイン1本、バッグに忍ばせてきました。
これ、サークルKのPBで手ごろな価格のワインなのですが、結構渋みがあって好みなんですよね。

先ほどの牛とじたまねぎとともに、おいしくいただきました。

そうこうしているうちに午後4時30分になったので、温泉へGO!




源泉かけ流しの温泉です。
お湯は奥のトンネル内から風呂までパイプで直接引き込んでいるのですが、お湯が熱すぎるので山水もパイプで風呂まで引き込んでいます。
お湯かげんがちょうどよく気持ちよくて、30分ほど湯船に浸かっていました。




このトンネル内から温泉を引き込んでいます。
湯気がもうもうと出てきています。
ブルーシートの脇からのぞき込んでみましたが、サウナみないな熱気でした。
高熱随道を彷彿とさせる所でした。




風呂あがりに阿曽原温泉小屋でビールを買ったときに、小屋からテント場を撮った画像です。
一番手前が私のテントです。
このテント泊は7張でした。

そうそう、先ほどの牛とじたまねぎは実は前菜でして、メインディッシュはというと。。。




牛タンっす。
出発する前日に地元の肉屋さんで購入して冷凍し、保冷剤にサンドイッチして運んできました。
ジュージューと焼いて、おいしくいただきました。

メインディッシュのあとは、当然デザートということで。。。




デザートは・・・ みかんです。
何かを期待してみなさん、期待をはずしてごめんなさい。

自宅の近所に結構無人市場があって、このようなみかん20個ぐらい入って100円で売ってて、ついつい買っちゃうんですよね。


そうこうしているうちに夜も更けてきて。。。




午後7時前、気温は18度です。

参考までに、真夜中のテント内は13度でした。




ラジオを持って行ったのですが、1局も入らなかったので、音楽を聴きながら午後8時に就寝しました。


2日目へつづく・・・

下ノ廊下(水平歩道・旧日電歩道) 2/5 移動編 

2014-09-29 20:21:26 | 登山・ハイキング
9月25日(木)の18時35分に自宅を出発。
目指すは魚津市。。。




26日(金)の午前1時に魚津駅南駐車場到着。自宅からの距離は約460km。
駐車料金は24時間310円。2日停めても620円。
ここに駐車して、交通機関を利用することにしました。

車の中で4時間ほど仮眠をとってから新魚津駅(富山地方鉄道)まで徒歩で移動。
JR魚津駅まで来てから新魚津駅までの行き方がわからず、駅前の交番で尋ねたら親切に教えていただきました。










6時26分の宇奈月温泉行きの電車に乗りました。

ザックは オスプレー イーサー60です。※Lサイズなので厳密に言うと63Lです。
グレゴリーのザックとかいろいろと迷ったのですが、定番モノっぽいコレにしました。

ヘルメットは普段自転車で使っているものを流用。。。
ヘルメットを固定している青いゴムネットは100均っす。。。

自宅を出るときに重さを量ったら19.6kg。。。
途中コンビニでおにぎりとパンを買い足したので、ちょうど20kgぐらいと思います。




7時8分に宇奈月温泉駅到着です。




宇奈月温泉駅から徒歩5分ほどのところに黒部峡谷鉄道のトロッコ電車の乗り場があります。

始発の7時32分に間に合うように移動してきたのですが、トロッコ電車には普通客車(窓無)、リラックス客車(窓付)、特別客車(窓付)の3種類あって、始発はリラックス車だそうで。。。
やっぱここまできたらワイルドに普通客車だろ・・・ ということで次発の7時57分の普通客車に乗ることにしました。



トロッコ電車乗り場の前にある黒部川電気記念館です。
この記念館、開館時間が7時30分だったので、時間調整に見学するのにちょうどよかったです。










トロッコ電車の疑似体験もできるようになっていました。




私が乗ったトロッコ電車の機関車です。




ちょっとわかりづらいですが、機関車が2台連結されています。
機関車1台で7台の客車が引けるので、機関車2台で14台の客車を引くことができるそうです。







私が乗ったのは3号車。
観光バスの観光客は始発に乗っていったので、次発のこの電車は個人観光客しかなく、3号車に乗ったのは私だけで貸切状態でした。。。




いよいよ宇奈月温泉駅を出発です!

正直なところ、トロッコ電車についてはほとんど予備知識がなく、山歩きのための移動手段ぐらいにしか考えていなかったのですが・・・。

トロッコ電車・・・ 超楽しいよ!
各所で電車の観光客用の案内看板を設置して、車内放送では名所案内はもちろん、クイズなんかもあって観光客を楽しませる工夫してをしていました。




宇奈月ダム




宇奈月湖




なんだかヨーロッパのお城のようなものが・・・




新柳川原発電所です。




サル橋?




右下に写っているのがサル専用のサル橋です。
サル用なので、手すりがありません。。。
サルはこの橋渡るの、怖くないのかな。。。













宇奈月から欅平までに間に、トンネルが41個あるそうです。







分解することのできない大きな機械を運ぶための台車だそうです。




なにやら建物が見えてきました。




黒部川第二発電所。富山の建築百選に選ばれているそうです。




黒部川第三発電所




9時12分 欅平駅到着です。




ちょっと余談ですが、駅の改札を出る前に、デジカメで切符の写真を撮っていたら、
それを見てた改札の駅員さんが「切符、記念に持ち帰られますか」と声をかけてくれて
切符の裏面に「無効」のゴム印を押して切符を返してくれました!
記念に持ち帰りたい方は、駅員さんにお願いするといただけると思います。




駅構内のそば屋さんで。。。




峡谷そばをいただきました。




欅平駅を出たところにある欅平ビジターセンター











次回からはいよいよ山歩きスタートです♪



下ノ廊下(水平歩道・旧日電歩道) 1/5 プロローグ

2014-09-28 21:07:06 | 登山・ハイキング






「北アルプス縦走記」という綺麗な写真がたくさん載ってある雑誌を買って、燕岳行ってみたいな~、黒部峡谷行ってみたいな~ と思っていたところですが、
黒部峡谷についてインターネットで調べていたら、雪のため1年のうち9月下旬ぐらいから10月下旬までの1ケ月ぐらいしか歩くことができないらしい。
いまがちょうどその時期で、このタイミングを逃すと次は早くても1年後・・・
ザックやテント、シュラフなどの山グッズを買い揃えてきていたところなので、なんとかなるんじゃね?と考えはじめ・・・

いつ歩くの? → 今でしょ・・・ → 行ってきます

ということで、山歩き初心者ではありますが、9月26日(金)~9月27日(土)にかけて欅平から黒部ダムまで歩いてきました。
1日目は欅平から阿曽原温泉小屋(テント泊)、2日目は阿曽原温泉小屋から黒部ダムというコースです。
私にとっては初めての泊つき山歩きです。




黒部峡谷を歩くにあたりインターネットで調べているなかで、ここを舞台にした小説「高熱随道(吉村昭:著)」があることを知って、事前にこの小説を読みました。
内容は割愛しますが、この小説を読んでおくと、ダム工事に関する史実に基づいた視点からも現地を歩くことができますので、私的にはオススメです。

GARMIN ForAthlete 220J

2014-09-15 18:54:04 | パーツ・アクセサリー


GARMIN ForAthlete 220J です。

これまで、ランニングの時はiPhoneアプリと普通のカシオの腕時計を使っていたのですが、リアルタイムな情報がわかりにくいのと、ネット上でもiPhoneアプリからGPS時計に変えて良かったという感想が多いので、GPS時計に乗り換えることにしました。

で・・・使った感想はというと・・・。
スバラシイの一言です。
距離やタイムはもちろんのこと、リアルタイムなペース、ラップのペースなどが確認できます。
私のモデルは3分割画面でページが2ページあるので、合計6つの情報を見ることができます。
あとラップごと(私の場合は1kmで設定)にビープ音と振動で知らせてくれます。
バックライトの設定も結構細かくできるし、あとはこのモデルの特徴でもあるのですが画面がとても見やすいです。
直射日光のところでも日陰でも、全然問題ないです。
バッテリーも約10時間(カタログ値)もつので、よほど長いレースじゃない限り大丈夫そうです。

大満足な買い物でした。