らくがき

やさしい風に・・・

一魂の土で・・・

2017年07月12日 | 日記





私が益子の陶芸教室に通ってた時だった。

確か何回かの講習を受けたときの事です。

講師は萩原芳雄先生と息子さんの芳典先生だった。

ある時誰かが「先生シッタが足らないようです」の声を聞いて講師である

先生が僅か手のひらに乗る僅かな一魂の土でシッタを2個?作ったと思う。

ただため息をしている私たちに向かって講師は「?」という感じで

笑って私たちに笑顔を向けてくれた。

凄い!僅かこんなくらいの土だよって私たちは感心した。

講師に対して感心するというのもどうかと思うけどとにかく凄い!を連発

すると講師はさらっとこう言ったのです。

「僕はあくまでも職人なんです」とな・・・

この地に生まれ土と一緒に歩いてきた師としての言葉は意外に感じた。

職人という言葉はいろいろある。

わが父も石工職人で古峰神社のあ・うんの獅子像は父の作品

その父のことをただの職人だなんて思ってた・・・がこの師の言葉が

石工職人で他界した父の存在を尊敬するまでに思えるようになった。

とはいえ父の存在は大きなもので戦後何年してた時私が図書館から

借りてきた本を読んでた時に9時になったら電気を消された。

「職人の子が変な知識なんていらねぇ」というのが父の言い分

それは確かで戦後の大変な時は電気さえ貴重だったから・・・

布団を被り懐中電灯で漫画を読んだ記憶が今は懐かしく思える。

その薄っぺらな布団の綿が寄ってしまって懐中電灯の光が漏れてしまった(笑)

一魂の土でさらっとシッタを仕上げてしまう正に職人というなら

その意味をもっと深く考えるべきなのかも・・・とふっと思った。
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