N+にたえない
*とても~だ
【イントロ】
T:この間日本語能力試験がありましたけど、みなさんどうでしたか?
S:
T:合格するといいですね。合格したら、どうしますか?
先生にお礼とか言いますか?
S:はい。
T:言うとしたら、どんなふうに言いますか?
S:先生、ありがとうございます。先生のおかげで合格できました!
T:いいですね。N2の文法も使えてますよね。
じゃ、N1の文法を使って表現したいと思います。
とても感謝しています。
感謝にたえません。
N1に合格したのは先生のおかげです。感謝にたえません。
T:梅雨に入って、雨が多いですね。
この間も大雨が降って、たくさんの方が被災しました。
被災者のことを思うとどうですか?
S:かわいそうだと思います。
T:そうですね。とても同情します。
同情にたえません。
被災者のことを思うと、同情にたえません。
「同情の念にたえません」でもいいです。
T:「~にたえない」は「とても~だ」と強い気持ちを表す時に使います。
硬い表現なので、挨拶の時に使うことも多いです。
T:例えば、スピーチコンテストで優勝しました。
優勝者が最後に挨拶をする時、何と言いますか?
S:優勝できたのは、応援してくれた皆さんのおかげです。
感謝にたえません。
T:じゃ、とてもうれしいと言いたいときは?
喜びを使ってください。
S:喜びにたえません。
※気持ちを表す言葉と一緒に使われる。「感謝・同情・遺憾・感激・喜び・後悔・~の念」(『TRY!N1文法』p.101より)
※硬い表現。挨拶の時に使うことが多い。
※(Ⅴ辞書形)にたえない → 歌が下手すぎて、聞くにたえない(聞くのがつらい)
練習問題
下から言葉を選んで、当てはめてください。
【 同情 感謝 喜び 遺憾 】
1.いろいろお世話になりました。皆さまには( )の念にたえません。
2.今回の地震で被害にあった人のことを思うと、( )にたえません。
3.私が原因で今回の問題が起きてしまいました。( )の念にたえません。
4.大きな怪我をして入院しましたが、無事に退院できました。( )にたえません。