もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「顔」

2005-03-03 21:26:02 | 映画・旧作
2000年10月4日

幼い頃から家に引きこもっている正子は、
母親が営むクリーニング店の二階でひっそりと
ミシンを踏んで暮らしていた。
好きなものはTV。
地味でもっさりとした女。

ところが、母親が急死したことでそんな日常が一変する。
通夜の晩、正子は仲の悪かった妹をはずみで殺害。
香典袋を手に、35年間閉じこもっていた家を飛び出した。

逃亡生活を始めた正子は、
縁あって見知らぬ土地でホステスとして働き始める。
そこから彼女の性格が変わり始めるのだが、
さらに、
淡い恋心を抱いたり、
初めての男性経験や、
自転車に乗る練習をしたり、泳ぐ練習をしたり、
ひとつづつ経験していくたびに
彼女の性格、そして顔つきがどんどん変わっていく。

逃亡生活は続くのだが、
逃げながらどんどん魅力的になっていく正子・・・。

殺人を犯して逃げている女の話なのに、
ちっとも暗くない。
なんだか正子を応援したくなったりした。

主人公の映画初主演、藤山直美がとにかくすごい。
存在感でスクリーンに釘付けになった。

殺される妹役の牧瀬理穂も、嫌なカンジが良く出ていた。
彼女は映画で光る女優だ。
スナックのママに大楠道代、その弟のヤクザに豊川悦司。
強姦やろーに、なんと中村勘九郎。
脇も曲者ぞろいだ。

阪本順治監督は男しか描いていなかったが
これは女を描くことに成功している。
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