〔記事追加〕ユッケで食中毒の話と学校の基準値の話は似ている（深イイ話）

ユッケ食中毒 「生食用の肉など流通していない」社長が釈明会見 2011/05/02


「焼肉酒家えびす」社長逆切れ


焼肉店の食中毒事件で焼肉チェーンの社長が開いた会見が話題となりました。
タイトルに「逆切れ」とつけられている通り、社長はプレッシャーに耐えられなかった
のでしょうね。

多分、こういう会見では何時間も執拗に問い詰められるのでしょう。
話し方次第では、この場面だけが取り上げられ、叩かれる報道にはならなかったのに。

最初の記事で「生食用では無い肉を"生食"として出すのは"業界の習慣"だった」と
書きましたが、事実はもっと酷かったようですね。

社長の話によると、そもそも生食用の肉なんて流通していなかったらしいですから、
生肉を出している店全てに問題があるということ。

これまで、勘と経験に頼った綱渡りのような状態がずっと続いていたってことなんですね。

業界も業界なら、国も国ってところですね。

_________________(初回投稿記事2011-05-02 18:17:44)__________________

人生が変わる深イイ話【殺人焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」】


最近、ユッケを食べた子供が食中毒で亡くなったことが、大きく報道されています。

事件は私の地元富山県と福井県で発生していて、１人が亡くなった富山県砺波市の店は
私の家から１５-２０ｋｍぐらいしか離れていません。

私もこのチェーンで食べたことはありますが、ほとんど利用していなかったので、
助かりました。

調査が進むにつれて分かって来たのは、生肉の安全性のいい加減さ。

生食用ではないものを「大丈夫だろう」と客に提供してしまうのが業界の習慣になっている
らしい。

卸しの方も、知っていながら放置していたようです。
まぁ、卸し業者は法律に守られていて、責任を負わない仕組みになっていますから、
何かあった時は、焼肉店の自己責任にしておけば良いということなんでしょう。
いわゆる「ナァナァ」の関係です。

記事が事実なら、今まで問題にならなかったことの方が不思議な話。
もう生肉なんてとても食べられそうにありません。

この店、日本テレビの番組で絶賛されていたみたいですね。
テレビを信じて食中毒になった方もいたかもしれません。
テレビは知らん顔でしょうが・・・。

この話、福島県の学校の放射線基準の話と何となく似ているような気がします。
最近、学校の基準の記事ばかり書いているからかも知れませんが・・・。

ＩＣＲＰの基準から、何となく大丈夫だろうと基準を決め、
（これまでの経験から、生でも大丈夫だろうと判断し、）
本来の年間１ミリシーベルトという基準、安全委員会の助言を無視
（食品安全の基準を無視）
厳しい基準を設けましたから安心してくださいとＰＲ
（すばらしい焼肉店だとテレビは大絶賛）

もし、焼肉店がずさんな衛生管理をしていることが分かっていたら、誰も店には
行かなかったでしょう。

厚労省がいい加減な基準を決め、子供を危険にさらしていることは分かっていること。
もっと抗議しなくては。

〔基準をいい加減に決めたという根拠はこちら〕
〔史上最低〕２０ミリの基準を超えても安全だと言い張る高木文科相〔必見〕2011-05-01 18:47:01
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/15fadd6d7906dbade6d37aa9d51a8f63

【加熱用をユッケ…「業界の慣習」という証言も】

　石川県内の複数の焼き肉店によると、生食用の肉は流通量が少なく、加熱用をユッケにすることは「業界の慣習」になっているという。

　厚生労働省では、生食用の肉の安全性を確保するため、販売時に「生食用」と表示することを求めている。ただ、基準には強制力や罰則がなく、順守するかは業者側の判断に委ねられている。

　県内の焼き肉店の関係者は、包装には「加熱して食べて下さい」と書いてあるが、店では生食用に出しているといい、「加熱用でも普通に食べられるし、問題はない」と話す。別の関係者は、「ユッケ用の肉を業者に注文しても『生食不適』と記されて送られてくる。卸売業者は、問題が起きた際の責任を店に押し付けようとしている」とこぼす。

　東京都福祉保健局はホームページ上で、「生食用の牛肉の流通量はごく少ないため、牛肉は生で食べると食中毒になる可能性がある」と述べ、生肉を食べないように呼びかけている。
（2011年5月2日10時05分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110502-OYT1T00277.htm?from=top

【死亡者が出た焼肉店を日テレ『深イイ話』が大絶賛 /
国民の声「番組のおかげで被害増えたのでは」】2011年5月1日

焼肉レストラン『焼肉酒家えびす』の複数の店舗で腸管性出血性大腸菌O-157とO-111による集団食中毒事故が発生した件は、10歳未満の男児が死亡するという最悪の事態に発展。生では食べられない肉と知っていながら生で提供していたという。多くの人たちが食に関する不信感を持ったこの騒動は、新たな展開をみせている。

なんと、日本テレビの人気番組『人生が変わる1分間の深イイ話』（毎週月曜21時～21時54分放送）で『焼肉酒家えびす』が紹介され、「とても激安店とは思えない高級店並みの接客をしている」や「美味しくてしかも激安」と大絶賛されていたのだ。

http://rocketnews24.com/?p=92751

※有志による動画：ttp://www.veoh.com/watch/v20929273cdGXbdwK
動画が削除されてた時の予備