カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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毎週の一言 1-3

2008年04月26日 | 神父様からメッセージ(A年)
イエス様のことを愛される皆様へ、

  豊かになった緑の中に立てられた幟旗や、そよ風にそよいでいる鯉のぼりは五月の子供の日の祝いの近いことを知らせ、又連休のゴールデンウィークが間近になったことを大きな喜びと共に予想させてくれます。
キリスト信者にとって、五月はマリア様に捧げられた月になりますから、ロザリオの祈りを味わう時になっています。マリア様への祈りのロザリオはもっとも観想的な祈りで、いろんな伝統的な方法で唱えることが出来ます。たとえば静かな夜のひと時に、野外で、それぞれの自宅で、あるいは教会聖堂で、小さいグループで、又は一人でも静かに唱えることが出来ます。
復活節の第六主日の福音書は、もう間近になった大きな祝い:主の昇天と聖霊降臨のため心の準備をしてくれています。イエス様の話しには強調された言葉が一つあります、それは「愛」のことです。普遍的に神様に愛されている私たちは、どのようにその愛に応えることが出来るのでしょうか。イエス様は次のような行いを勧めてくださいます。「私を愛しているならば、わたしの掟を守る」確かに掟というのは日本の字で表すように、厳しく手で定めたことを示していますが、聖書の中では、その言葉のとりかたは少し違います。旧約聖書によりますと、十戒、神様が教えてくれた掟は神様との愛の約束のしるしとして扱われています。イスラエル人たちは神様の愛に応えるために、神様の掟を約束として、厳しく守るように決めていました。ヨハネ福音者は掟と言う単語はイエス様の言葉であると示しています。だからイエス様の愛に応えるために、愛された人はまず、イエス様の言葉を聞いて受け入れます。そしてその言葉を大切にし、生かすことです。その言葉を大切にすることによって、私たちはイエス様の愛に応える事が出来ます。イエス様を愛する人にイエス様は大きな愛情の中で、ご自分の姿を現します。実はその言葉の深さを理解させるのはイエス様が送ってくださった聖霊です。その霊は私たちと一緒にずっとおられて、犯罪人を守る弁護士のように見守ってくださいます。 そしてヨハネの福音書によりますと、私たちの耳に不思議に聞こえるイエス様の言葉がもう一つあります。それは「父の内にいること」「イエス様が私たちの内にいて」「私たちがイエス様の内にいます」と繰り返される、この「内」と言う単語でイエス様は自分の愛を示しながら、自分の思いを全て私たちに示しています。 たとえば嫁に行く人の場合、00家に入ると言います。その嫁にとって自分の家族、自分の思い、自分の理想は愛の内に入った家庭が全てになります。イエス様の言葉も同じようにとるべきです。 イエス様が愛の用語を使って、どのように私たちの人生の内に生きておられるか、またどのように私たちがその愛に応えるべきかと語りかけてくださいます。
                                モヨリ神父                     《お知らせ》
†毎月の第一と第二の木曜日、午前十時から信徒会館で、イエス様のたとえ話の勉強会があります。信者でない方でも参加ができます。

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