カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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「今週の公教要理の錠剤」4

2011年12月15日 | メッセージ(その他)
B年 待降節第四主日      2011・12・18

「神の啓示」
神様は時代を通して、時によってご自分の姿を人類に現してくださいました。そのようにされた神様の働きは旧約聖書に書かれています。人間にとってご自分の姿を現そうとされている、まったく知らない神様とその心と思いを理解して受け入れるのは簡単ではなく、一回で出来ることではありません。それで人間は少しずつ、徐々に時代と出来ごとを通して時間をかけて受け入れたのです。人類に神様の姿とその心を紹介したのは、主に昔の預言者たちでした。けれどもそれだけではなく、身近に神様を経験したアブラハム、イサク、ヤコブ、モーセなども神様の正体を少しずつ人類に知らせるようにしました。複数の神々の姿から、本当の神様が唯一であることを理解した者たちに、神様はご自分の救いの計画を明らかにされました。さて、歴史を通して神様がご自分の姿、ご自分の思い、人類の救いの計画を明らかにされた手段を、神様の啓示と言います。つまり、神様が不思議な方法で自分自身のことを人類に打ち明けられたのです。歴史を通して度々示された神様の姿は、確かに啓示でありながら、人類に明らかにされていなかったことも多かったのです。それで人類は素直に自分の心と愛を示す神様を、素直に、快く受け入れられず理解しなかった時期も永かったのです。それでイエス様ご自身が来られた時に、神の子としてこの世に派遣されて、真実で、唯一である神様を完全に啓示してくださいました。 また馬小屋でお生まれになることによって、イエス様が小さい者や弱い者を好む神様の姿を教えてくださいました。病人を癒して、罪人を赦して、慈しみのある神様の心を見せてくださいました。そしてイエス様が十字架に付けられて死んでくださったことで、神様はそれ以上ない、普遍的な愛である神様を語ってくださいました。その上、イエス様が復活されたことによって、イエス様が話してくださった神様、そしてその述べられたみ言葉は、本当の神様の真実であるみ言葉であることを明らかにされました。
                                モヨリ神父