野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

休場は正解だと思う

2017-05-26 06:21:10 | スポーツ
24日の朝、ネット記事に「稀勢の里休場」とあった。
やはりそうか、11日目に休場するのが遅いくらいだった。10日目、用事があって、車のラジオで相撲放送を聞いていた。アナウンサーの声が頼りだが、稀勢の里があっけなく琴奨菊に寄り切られ、前日の栃煌山戦も同じく呆気なく負けて、二日続けてのぶざまな負け方に本人も観念したんだろう。

その前の相撲記事には、二敗でもまだ優勝の可能性ありと盛んに書き立てているが、相撲運びは最悪の状態に近く、上半身に全く力が入らない体で何とか下位には勝ちはしたが、その勝ち方は下半身だけで勝ったようなもの。上位にあたってくると時間を掛ければ勝てるものでもない。ましてや、今場所の白鵬、日馬富士の力の入ったスピード感のある相撲をみると、とてもじゃないが、優勝どころか何故休場しなんだろうとずーっと思っていた。

体調が万全には程遠いと感じたのは、今場所の初日、苦手としている嘉風との一番。
「稽古場同様に左上腕と左胸にテーピングで固めた稀勢の里。得意の右上手が取れず立ち合いから防戦一方で、先場所前半で見せた無理やり左手を押込む事ができず、あっけなく押し出され、初日から黒星を喫した。初日がこうだと、後残り14番、出場できるだろうか。やっぱり今場所、稀勢の里は休んだ方が良いよ!」と、嘉風との一番をみて、相撲に全く力が入らず負けたので、今場所休場し怪我を直して来場所にかけるべしと当ブログにも書いた事があるが、多くの相撲ファンの声がそれを許さなかったのだろうか。と言うのは、前場所の稀勢の里優勝以来、まだ稀勢の里フィーバーが続いていた。報道によると、稀勢の里への今場所指定懸賞数は、300本だった春場所の2倍以上となる608本だそうだ。15年初場所で白鵬が獲得した545本を超えて史上最多となる可能性が出てきたとある。久しぶりの日本人横綱で、しかも前場所は大怪我を押して右腕一本で優勝した稀勢の里を見てしまった、我々多くのファンは稀勢の里の休場を認めたくなかったのは事実だが。

我々相撲ファンはすべからく横綱の責任という概念で横綱の相撲をみていない。
正直、強い横綱を見たいだけで、怪我を背負ったまま出場し何度も負ける横綱の相撲等は決して見たくもない。確かに、先場所の終盤の照ノ富士との一番は素晴らしい相撲であったことは事実だが、あの相撲で、前日、琴奨菊との相撲に変化で勝ち、優勝に執念を持っていた照ノ富士が何故二番も稀勢の里に負けたのか、今もって不思議でしようがない。あの相撲で稀勢の里が負けていたら、本場所は休場だったはずだろう。そして怪我を回復した稀勢の里を次の名古屋場所ですぐに見れたはずだ。怪我を押して出場することが横綱の責任なのだろうか。たまたま、今場所5日目、怪我の鶴竜が休場するタイミングで、ある横審の一人が綱の責任を果たしていないとしたコメントを新聞で見たが、鶴竜は怪我を押して出場することが横綱の責任だとは思っていないはずだ。

稀勢の里には、大関魁皇(浅香山親方)を横綱にしたような力士になってほしいと思っている。
魁皇の人柄を端的に表現するのに『気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い-金太郎のような「お相撲さん」』と常に言われてきた。ごく普通の日本人が強い相撲取りに求める、「日本人の道義の基本を示してくれた力士」になって欲しいとも思っている。それはまた、みんな大好きお相撲さんと言う意味でもある。初めて優勝杯を抱きながら一筋の涙が稀勢の里の心情のつらさを物語り、真っ向勝負を貫き、跳んだりはねたりは決してしない。そのあくまで頑固一徹で遇直な取り口に、我々ファンは何度期待しては諦め、場所が始まる度に期待し、また下位に負ける、この繰り返し。それでも、ファンを引き付ける魅力を稀勢の里は持っていた。モンゴル力士のように変化技を、奇襲を掛ければとっくの昔に横綱になったであろうに、それを決してしない稀勢の里の相撲は、遇直なまでのひたむきさを感じられるが、その頑固さが横綱まであと一歩を遠ざけていただけに、稀勢の里には強い日本人横綱相撲を取ってほしいと心から熱望している。
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