野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

Kawasaki Team Green活動  -その1

2011-05-03 11:45:43 | オフロード車事業
「Dreams, Sacrifice, and Success: Celebrating 30 Years of Team Green」 黒表紙の一冊の報告書がある。
「KAWASAKI MOTORS CORPORATION / TEAM GREEN AMATEUR RACING PROGURAM / 1981/ by Dave Jordan 」
1981年、この報告書から実質スタートした、Team Green活動が30周年になったとのKMC(米国カワサキ販売)HP記事が投稿されている。
Team Green活動はkawasakiのオフロード事業に多大な貢献をなし、カワサキモトクロス=KXマシンを米国市場において確保たる成功に導き、Team Green活動なかりせばカワサキのモトクロスビジネスはここまで来れなかったと思う。オフロード車は米国人の伝統的な嗜好マインドに良く合致し、米国二輪市場にて安定的な販売を確保させて不況にも断然強いという歴史がある。

「あなたもTeam Greenメンバーになれる」

カワサキのKXマシンを購入したユーザーは誰でも「Team Greenメンバー」として登録でき、全米各地で開催されるレーストラックにおいて分け隔てなく同等の支援を受けることができる。一部の特別なライダーのみが優遇される特権ではなく、レーストラックでは、場合によってはカワサキユーザー以外のモトクロスユーザーへの支援をも除外しなかった。勿論、Team Greenの卒業生からAMAモトクロスの著名な多くのチャンピオンを輩出したことは言うまでもない。Jeff EmigやRicky CarmichaelはSXレースのテレビ解説者となり、ames StewartとRyan Villopotは其々ヤマハ、カワサキを駆使し2011年のSXチャンピオンを争っている。

Team Green活動は、広く言えば米国の多くのモトクロスユーザーを支援し、そして育て、米国のモトクロス市場を守ってきたと言っても過言ではないだろう。そのTeam Green活動が30周年である。

開発と販売ソフト及び実績が極めて上手にジョイントし成功した好例であり、草の根活動の二輪販売戦略の見本として大いに参考となる。私も日本の開発チームの一員としてTeam Green活動へのハード面での全面支援を惜しまなかったので、30周年を迎えたことは我が事のように嬉しい。オフロード車事業の一環としての、Team Green活動とファクトリレース活動とを少しづつ述べてみたい。

「Dreams, Sacrifice, and Success: Celebrating 30 Years of Team Green」
抜粋写真






 
全日本250ccチャンピオンEddie Warren(上段左より3人目)も元Team Greenメンバー


Jeff Emig & KX80


Ricky Carmichael


James Stewart(左側)


Ryan Villopoto


XT250 Tecate (三輪ATVで大活躍)


KX500 Baja
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