野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

12月のリンドウ@野々池貯水池

2017-12-11 06:28:24 | 野々池周辺
 
今日は12月10日、昨日からの晴れが続いているが、時折雲が全面に覆い、太陽が隠れる事もある。
予報では明日から昼間の気温も10度を切って例年に比べても寒くなると言う。
それではと、例年気温の今日の朝、野々池土手のリンドウはどうなったか見に行った。
過去のブログを確認すると、例年だと10月末には10個位は咲くはずのものが、
今年は11月9日になってやっと3個咲いているのを確認した。
11月初めの外気温は17~18度程度だったが、今は平年並み外気温と言っても11度。
リンドウも幾分か増え、それでも6、7個しか咲いておらず10個もない。
   
 
             
以前は、その辺り一面にリンドウを確認出来たが、毎年咲く花の個体数は減っている。
減る原因は明確で、咲くと根こそぎ掘り起こして持って行ってしまう、つまり盗掘されているのだろう。
リンドウの咲いている箇所の傍に掘った痕がある。今日確認すると、堀越した痕が2ヵ所あった。
数年前は、持ち去ったと思われる穴が10数カ所あったが、今は個体数が減っているので持ち去ったと思われる痕も少ない。
根こそぎ掘って持ち帰られたら、根を張ることもなく、増える事もなく、もう二度と咲くことはない。
西明石駅から歩いて約30分の近い距離、野々池貯水池は神戸新聞やタウン情報誌にも紹介されるハイキングコースのルートでもあり、
皆の心休まる場所である。そんな場所からリンドウが消えつつある。

野々池貯水池に咲いたリンドウは季節を表す花で、野々池の草むらの中に咲いてこそ、こんな場所にリンドウがと驚嘆するもの。
山野草の栽培には、温度、湿度、土壌等の条件が整った環境が必要で、一般自宅の庭などで簡単に栽培できるものでは多分ないと思う。
美しい野生の草花は公共の財産で、その美しさを将来にわたって継承していけるよう、一人ひとりがモラルとマナーをもって、
野生植物の保護を心がけたいものだ。毎年、リンドウが咲いたと嬉しくなる半面、寂しい気持ちにもなる。
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