行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

迷惑電話 昔編

2016-11-12 00:35:28 | 日記・エッセイ・コラム

 随分以前の話だが、本当にしつこい営業の電話が多い時期があった。勤めていた頃、会社に電話してきて、マンション買え、株買え、金(キン)買え、と営業がしつこい。資格試験の通信教育なんてのもあった。

 まず勤務時間中に会社に電話してきて個人に営業するという非常識な商売のやり方が理解できない。最早営業ではない。ただの迷惑電話。そんな会社や個人から何か買う訳がないと思うのが当たり前だとおもうのだが。個人情報が漏れたようだった。

 もっとも、20年以上前、こういう営業をする輩が殆どいなかった頃は、神田の古本屋を廻れば色々な名簿が売られていた。卒業者名簿、職業別名簿、企業の役員名簿など、個人情報が普通に売買されていた。私の勤めていた出版社でも、販売先がある程度限られる本やパソコンソフトを発売する時は、法人や個人事業主等のリストを買って来てDMを出すことはあった。効率よく売るには便利だった。DMで注文をくれなくても、本屋さんやソフトショップに買いに行ってくれればそれでいい。

 DMなら興味がなければ捨てればいい。ゴミにはなるがあまり邪魔にはならない。それに、今のようにインターネットのない時代、DMも情報として無駄ではなかった。

 ただ、その営業が20年位前から徐々にDMから電話にかわり、しかも法人相手ではなく、個人がターゲットになり、仕事中の会社に電話してきて、個人に営業をかける。断ると、腹いせに脅しにかかってくる。だんだん非常識極まりなくなっていった。

 一度など、多分高校の卒業者名簿を見たのだと思うのだが、いかにも友人のような口ぶりで私の田舎には多い苗字を名乗り、こちらの会議中に電話をよこしたやつもいる。電話を取った社員が会議室に入ってきて

 「田舎の友人で○○さんという人が、大事な要件なので至急呼んでほしいと言ってるのですが・・・・。会議中だと言ったのですがどうしても急ぐと言うので・・・・」

 と困ったように言う。

 仕方なく会議を中座して電話に出てみると、果たして営業の電話。

 「私、高校の後輩で○○と申しますが、是非お勧めの投資の話があるのですが、会議中ご迷惑でしょうが早くお知らせしようと思いまして、云々・・・」

 取り付く島なく一方的にしゃべり続ける。私が断ろうと思って何か言おうとしても、言葉をかぶせて話させない。

 余りの事に腹が立つと同時にあきれてしまった。

 「あのね、まず黙りなさい!人の話を聞きなさい!」

続けて、

 「いいかい?人の職場に電話してきて、仕事の邪魔をして、・・・・・君がもし本当に学校の後輩なら、先輩に迷惑を掛けないと出来ないような営業は止めなさい」

これだけ言って電話を切った。

 何処で情報を取るのか、何人か同じような営業の電話をしてきた奴はいたが、中には断ると脅しにかかってくる輩もいた。一度など断っても、断っても何度も電話して来て、終いには

 「近くにいるんだ、10分後に押しかけるぞ!」

 と脅迫口調で言われ、来て何をしようというのか?こちらにも血の気は少ないが、若い男の社員は何人もいるのにと思ったが、あまりに腹が立ったので、警察に電話したら、

 「絶対来ませんよ。最近そのあたりの会社から何件も同じような相談があるんです。来ないんですよ。もし来たらすぐ行きますから電話してください」

 直通の電話番号を教えて貰った。それでも少し緊張して、何か武器になるようなものは無いかと思って社内を探しながら、給湯室にあったナイフは事が大きくなるから止めにして、他になにもないから来たらパイプ椅子でもぶつけてやろうか、と待っていたのに相手は来なかった。その割には10分後に律儀にまた電話で脅してきた。今度は

 「お前の家は分かってるんだ、自宅へ行くぞ!」

 と言う。いったい何をしろと言うのか?お茶でも出せってか、と思ったが、

 勿論自宅にも来なかった。

 それにしてもそこまで人を不愉快にして、仕事の邪魔をして、それでも何かを買ってくれると思うのか?ただの嫌がらせだとしたら何の為?腹いせ?馬鹿馬鹿しいほど無駄な行為だ。その精神構造はまともではない。

 最近はそんな酷いのは無くなったが、手を変え、品を変え、相変わらず迷惑営業の電話は多い。電話の数だけなら以前より多いかもしれない。

 

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きいて!きいて!
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