戦力外通告…プロ選手にとっては「死刑」に等しい、非情の告知。
毎年、新戦力がチームに加われば当然、去る人もいる訳で、長くプロスポーツを観ているとこの時期は何とも寂しい気持ちにさせられる。
トライアウトで結果を出してもチームの補強ポイントや方針に見合わなければ声がかかることはないし、その逆もまたあり得る。昨年、西武を解雇された柴田選手が5打数4安打と結果を出しながらお呼びがかからず、巨人を解雇されトライアウトで1安打しか打てなかったにも関わらず「手薄な内野の補充」という戦略の元に三浦貴選手が西武から採用されたのがいい例だ。
果たして今年は何人の男達が這い上がれるのでしょうか?
1時間のアップの後、10時からシート打撃形式でトライアウト開始。投手は打者4人で交代。打者は5巡目までチャンスあり。守備は適当に交代しながらという感じ。カウントは1-1からスタート。投手が3人連続で抑えた場合は4人目は一塁にランナーを置いた場面からのスタートとなった。
我輩の注目はドラゴンズからもう一人参加していた高江州投手。
2005年のドラフトで入団。我輩の地元・府中の都立高校からの入団ということで大いに注目していたのだが、12球団屈指の投手層を誇るドラゴンズの中では一軍に食い込むことができなかった。
とは言え高卒3年目。まだ伸びシロはある。他の仕事で社会人としてのやり直しが十分効く若さでもあるが、彼は野球への思いを断ち切ってはいなかった。何とか他のチームから声がかかって欲しい。
森岡選手との対決はドラゴンズファンとしては何とも心が痛む場面であった。
高江州投手は4人の打者と対戦して遊ゴロ(対森岡)、三振、レフトフライ(フェンス手前まで持っていかれた…)、ライトフライ(これもいい当たりでした…)。一応は無安打に抑えました。
森岡は5打席立って出塁は四球のみ。トライアウトの四球って投手も打者もアピールにならないよなぁ…。守備では本職のセカンドこそ無難でしたが、ショートでは多少危なっかしい所をみせてしまい、これがどうでるか…。穴は少ないが「長けたモノ」も特になく、「三拍子揃った」が褒め言葉にならないいい例かもしれない。一芸がモノをいう世界だけに評価は?
他では日本ハム時代に新人王を取りながら移籍した阪神で結果を出せなかった正田投手が参加。結構いい球きてました。
中日-ヤクルトで活躍した遠藤投手もナイスピッチングでしたが、遠藤の場合、元々いい時と悪いときがはっきりしてるし、やや高齢な部分もネックになりそうでスカウト陣がどう評価するのか…。
元阪神のF1セブン(F1セブン自体はオープン戦で既に崩壊していたが…・苦笑)の一人であるオリックスの平下選手も参加してた。
打者で目に付いたのは巨人を解雇された梅田選手。この日数少ないマルチヒットを放ち、いい当たりを飛ばしていた。同じく巨人で102番を付けていた山本選手は左翼スタンドに飛び込むホームランを放った。
「未完の大器」と期待されながら「待機」で終わってしまった西武の貝塚選手も参加。
確かにバッティングはいいモノを持っていて、左打者が足りていないドラゴンズにも魅力的だが…素人目に見ても不器用なタイプ。守備力・投手力の需要が高い昨今では「生まれた時代の悪さ」を恨むしかないのかも…?
ちなみにドラゴンズの関係者は楽天の鷹野選手に声をかけていた模様。勝負での強さはノムさんも推していたが。
現役のプロ野球チーム以外のユニフォーム以外にも、見慣れないユニフォームで参加している選手も数名。
BCリーグの選手達で元オリックスの竜太郎らが参加。一度は失った夢の「再起」への道をかけていた。
さらに昨年のトライアウトで声がかからず、1年間「野球浪人」していた元横浜の田中一徳選手も参加。
執念が実ることはあるのでしょうか?
晴れ間もほとんどなく、寒風の吹く厳しいコンディションで選手達には気の毒なシチュエーションでしたが、その中でも結果を出さねばならず、厳しいプロの世界を垣間見た一日でした。
今にも雨が降りそうな曇り空…彼らの心境も今日の空のようだったのでしょうね。幸あることを願いたい。
P.S 横浜ベイスターズ練習場へのアクセスは京急安針塚駅からの徒歩がオススメ。辛うじて駅前にスーパーと、パン等の軽食程度は扱っている酒屋はある。横須賀線の田浦駅前はホントに何もない…行きは京急から来たのだが、昼休みにJRの駅前まで歩いたらホントに何もなくて、何もせずに帰って来ざるを得なかった。地元の人は買い物とかどうしてるんだろう…。
毎年、新戦力がチームに加われば当然、去る人もいる訳で、長くプロスポーツを観ているとこの時期は何とも寂しい気持ちにさせられる。
トライアウトで結果を出してもチームの補強ポイントや方針に見合わなければ声がかかることはないし、その逆もまたあり得る。昨年、西武を解雇された柴田選手が5打数4安打と結果を出しながらお呼びがかからず、巨人を解雇されトライアウトで1安打しか打てなかったにも関わらず「手薄な内野の補充」という戦略の元に三浦貴選手が西武から採用されたのがいい例だ。
果たして今年は何人の男達が這い上がれるのでしょうか?
1時間のアップの後、10時からシート打撃形式でトライアウト開始。投手は打者4人で交代。打者は5巡目までチャンスあり。守備は適当に交代しながらという感じ。カウントは1-1からスタート。投手が3人連続で抑えた場合は4人目は一塁にランナーを置いた場面からのスタートとなった。
我輩の注目はドラゴンズからもう一人参加していた高江州投手。
2005年のドラフトで入団。我輩の地元・府中の都立高校からの入団ということで大いに注目していたのだが、12球団屈指の投手層を誇るドラゴンズの中では一軍に食い込むことができなかった。
とは言え高卒3年目。まだ伸びシロはある。他の仕事で社会人としてのやり直しが十分効く若さでもあるが、彼は野球への思いを断ち切ってはいなかった。何とか他のチームから声がかかって欲しい。
森岡選手との対決はドラゴンズファンとしては何とも心が痛む場面であった。
高江州投手は4人の打者と対戦して遊ゴロ(対森岡)、三振、レフトフライ(フェンス手前まで持っていかれた…)、ライトフライ(これもいい当たりでした…)。一応は無安打に抑えました。
森岡は5打席立って出塁は四球のみ。トライアウトの四球って投手も打者もアピールにならないよなぁ…。守備では本職のセカンドこそ無難でしたが、ショートでは多少危なっかしい所をみせてしまい、これがどうでるか…。穴は少ないが「長けたモノ」も特になく、「三拍子揃った」が褒め言葉にならないいい例かもしれない。一芸がモノをいう世界だけに評価は?
他では日本ハム時代に新人王を取りながら移籍した阪神で結果を出せなかった正田投手が参加。結構いい球きてました。
中日-ヤクルトで活躍した遠藤投手もナイスピッチングでしたが、遠藤の場合、元々いい時と悪いときがはっきりしてるし、やや高齢な部分もネックになりそうでスカウト陣がどう評価するのか…。
元阪神のF1セブン(F1セブン自体はオープン戦で既に崩壊していたが…・苦笑)の一人であるオリックスの平下選手も参加してた。
打者で目に付いたのは巨人を解雇された梅田選手。この日数少ないマルチヒットを放ち、いい当たりを飛ばしていた。同じく巨人で102番を付けていた山本選手は左翼スタンドに飛び込むホームランを放った。
「未完の大器」と期待されながら「待機」で終わってしまった西武の貝塚選手も参加。
確かにバッティングはいいモノを持っていて、左打者が足りていないドラゴンズにも魅力的だが…素人目に見ても不器用なタイプ。守備力・投手力の需要が高い昨今では「生まれた時代の悪さ」を恨むしかないのかも…?
ちなみにドラゴンズの関係者は楽天の鷹野選手に声をかけていた模様。勝負での強さはノムさんも推していたが。
現役のプロ野球チーム以外のユニフォーム以外にも、見慣れないユニフォームで参加している選手も数名。
BCリーグの選手達で元オリックスの竜太郎らが参加。一度は失った夢の「再起」への道をかけていた。
さらに昨年のトライアウトで声がかからず、1年間「野球浪人」していた元横浜の田中一徳選手も参加。
執念が実ることはあるのでしょうか?
晴れ間もほとんどなく、寒風の吹く厳しいコンディションで選手達には気の毒なシチュエーションでしたが、その中でも結果を出さねばならず、厳しいプロの世界を垣間見た一日でした。
今にも雨が降りそうな曇り空…彼らの心境も今日の空のようだったのでしょうね。幸あることを願いたい。
P.S 横浜ベイスターズ練習場へのアクセスは京急安針塚駅からの徒歩がオススメ。辛うじて駅前にスーパーと、パン等の軽食程度は扱っている酒屋はある。横須賀線の田浦駅前はホントに何もない…行きは京急から来たのだが、昼休みにJRの駅前まで歩いたらホントに何もなくて、何もせずに帰って来ざるを得なかった。地元の人は買い物とかどうしてるんだろう…。