萌え本図書館

世界に広がる萌え本の輪

プリンセス大百科

2012年07月11日 | ★☆☆☆☆
『プリンセス大百科 』
プリンセス大百科制作委員会 (著)

 
メディア・テック出版 (発行)
http://blog.goo.ne.jp/moebon_toshokan/e/60dc1da1b6df5658d63e6aa3663f2fa9
B6判、ソフトカバー、188ページ
2007/06/05発行
ISBN-13 978-4-89627-350-2 
NDC分類: 164

定価 :1,500円(税込み)


 内容(「BOOK」データベースより)
誰の心の中にもその人だけの姫君がいる。神話・物語・歴史に登場する「プリンセス」を美麗イラストで事典化。


 目次 p.02
神話世界のプリンセスp.03
 アンドロメダ p.04
 エウロペ p.06
 クリームヒルド p.08
(中略)
 レダ p.22
まだいるこんなプリンセス 神話編 p.24
物語世界のプリンセスp.25
 イゾルデ p.26
 いばら姫 p.28
 オディール p.32
(中略)
 ラプンツェル p.64
まだいるこんなプリンセス 物語編 p.66
歴史の中のプリンセスp.67
 アナスタシア p.68
 エリザベス・オブ・ヨーク p.70
 王昭君 p.72
(中略)
 ルクレツィア・ボルジア p.92
まだいるこんなプリンセス 史実編 p.94
プリンセスエンサイクロペディアp.95
姫学序説 p.96
   まんが シンデレラ☆シンデレラ p.110
プリンセスショートノベル集 プリンセスがい~っぱい!p.111
ショートノベルその1 格闘プリンセスp.112
   まんが シンデレラ☆その2 p.131
ショートノベルその2 ○○な谷のプリンセスp.132
   まんが シンデレラ☆その3 p.151
ショートノベルその3 宇宙のプリンセス)p.152
   まんが シンデレラ☆その4 p.177
索引 p.178
イラストレーター紹介 p.183
あとがき p.187
奥付け p.188


萌え本分類:図鑑型。
ナビゲーター:。

カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は黄色、白縁つきの赤と青(グラデュエーションあり)。「宝剣を抱き涙を流す」皇女風人物(本文、クリームヒルド)のイラスト。
中表紙:カバーと別柄の姫君カラーイラスト。
折込ポスター:なし。
本文:横書き、一段組み。
構成・設定:  巻頭から5章までの94頁はカラー、95頁以降はモノクロ印刷。カラー部分は目次の通り、神話・物語・史実など項目別に分類した姫君を萌えイラスト付きで紹介。表紙には表題と紹介される姫君4名の顔を配し、各項目は左側(偶数)頁に名前(日本語・英語表記)と解説文、右側(奇数)頁には1ページ大のイラストを配する見開き2頁が基本で、背景はCGによる簡便なものから本格的な背景まで様々。各章の最終頁には「まだいる-」と称して3名の姫を文書のみで紹介する。
モノクロ印刷の後半部分は「-エンサイクロペディア」と称し、プリンセスについての概説と、挿絵つきの短編小説3編を掲載。こちらの章扉は中表紙と同じ姫君のイラスト(モザイク風背景つき)で、最終頁にはシンデレラ物語の4コマ漫画が付属する。
巻末のイラストレーター紹介はアイコン・リンクつき。あとがき中で次回作の「-制作委員会」結成が宣言されている。


評価:
萌え絵度:  イラストレーターの総数はカラー27名+モノクロ3名。イラストの絵柄はちびキャラ風からリアル女性っぽいのまで様々で、統一感は皆無。
テーマ萌え度: 個々のプリンセスに関する記述は簡素にして簡潔。テーマがテーマだけに目新しい内容はほとんどない。中盤の「姫君序説」は9章よりなる姫君論のいろいろ解説。巻末のショートストーリー3編はそれぞれ「中世風RPG」「ジブリアニメ」「スターウォーズ」を元にしたストーリーだが内容はヨタ話に近いレベルである。姫君、という本書のテーマ自体が「萌え絵主体」の方向にむかうのは必然的と思われ、後半部分がこんなわやわやな内容になるのは、しかたないことかもしれない。しかし1,500円(税込み)する一般書籍と思うと…。


萌え本的意義: メディアテック発行の萌え本としては『ツンデレ★りなっくす』(06/10)、『悪魔大百科』『女神大百科』(06/12) に続く4冊目、『 -大百科』シリーズ3冊目にあたり、続刊に『魔獣大百科』(07/05)、『ジョブ大百科』(07/07)がつづく。メディアテック社はこの後ほぼ毎月ペースで「 -(萌える大百科)」シリーズを発行することとなる。
類書としては『お姫さまがいっぱい!』(一迅社刊、12/01)、『 萌え萌え戦乙女事典 』(イーグルパブリシング刊、08/05)などが、萌え成分のない関連書籍としては、『プリンセス (Truth In Fantasy) 』(新紀元社刊、05/10)があげられる。


総合萌え度 :★☆☆☆☆


紹介ブログ記事:
カバーイラスト(オフィーリア)担当、火浦 Rさんのブログ:
火浦係数 2007年06月09日づけ記事、
コミケ受かりました
http://hiurak.blog80.fc2.com/blog-entry-15.html
「なんだかんだで表紙描かせて頂きました。中身で別の姫様も描いてますです。
ずべてプリンセスだらけ。名前知ってはいるもののどういう人物か分からない
姫の知識が増えました。何処で披露していいか分からないんですけど(笑 」


 編集担当、JCNさんの関連サイト:
A-KIBA BOOKS
http://a-kiba.com/
(本書に関する記載はなし)


Amazon.co.jp         の紹介頁(中古品のみ)
オンライン書店bk1(honto)  の紹介頁(取りあつかいなし)
楽天ブックス         の紹介頁 (注文不可)
セブンネットショッピング  の紹介頁(絶版重版未定)
紀伊国屋書店BOOK WEB紹介頁(入手不可)


付記:
Amazonの発売日は05月、紀伊国屋の発売日は06月。


コメントを投稿