モデル倶楽部の機械加工日記

一年およそ355日工場で活動中。鉄道模型や仕事、バイク、クルマ、安旨グルメなどをつづってまいります。

工業部品製作 その2

2016-11-23 22:32:25 | 仕事全般
つづきです。
MCナイロンの反対面の加工は接着面積が小さく材料が反るのでバイスに固定して進めます。



端面の加工は彫刻機上の角度バイスを90度起こし穴の位置決めをします。
小皿に出したCRCを筆塗りしながら低回転で穴を開けます。
モーターと彫刻機それぞれの段付きプーリーの組合わせでベルト駆動します。(=自転車の変速機)



彫刻機加工と平行して次の部品製作の準備をします(短納期であせってます)。
黒のMCナイロンt25をNC機にかけて面出しし、両面テープが均一に貼れる準備をします。



反りを用心してプラビスM5を併用、穴開け、ざぐりを先に加工します。



このあと6径エンドミルで長時間運転の一方で私は先ほど準備した彫刻機をまわします。
青い部品は完成後お客様が引き取りにみえました。ありがとうございました。


黒い部品の後加工も彫刻機を使います。



NC機の樹脂テーブルの位置決め穴やフエルトペンのあとが気になるので
ABS丸棒を突っ込み接着します。



幅広のカッターでテーブルを一皮むいて面出しします。



面が整いました。



彫刻機加工で使うアクリル原版を自作のV字カッターで彫ります。
昔は彫刻機で原版を彫っていましたがとても面倒でした。



彫った4倍原版は円錐丸棒の案内溝になります。音の出ないレコードみたいなものです。



拡大します。



皆様にあまり知られていない彫刻機ネタを少しずつお届けします。
新品は入手不可能ですが、廃業、放出の中古彫刻機は結構あると思います。(調べてませんが)
石塚精機L5サイズが使いやすくおすすめです。












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