つづりかた

音楽・文学・日々・時々将棋

病気メモ

2012年07月31日 | 病気メモ
2週間ほど前から、風邪のような症状が治らない。
最初の2日は高熱と大量発汗と悪寒。
3日目からは咳が激しく、気管と腹筋が荒れて苦しい。
ひどい夏風邪かと思い様子を見る。
ルルなど常備薬を飲む。

連休を眠る事に費やし、その翌日も1日病欠する。
その次の日は勤務に入る。マスク着用。職場のコンタックを服薬。
翌々日だったか、同僚がクラリスロマイシンを2錠くれる。
ムコスタと一緒に、1日1錠夕食時服薬する。
このような服用では、たいした意味はないのだが、苦し紛れである。
職場で、風邪症状だが通院していない旨を告げると、
同僚の中でも姉的な存在のアラフィフ様より、
「内科に行ってきなさい!」とのご通告。
先生方から、「百日咳じゃない?」「いや結核、喉頭ガンかも?」など、
病気を茶化す声があがる。
不器用なやり方で、元気づけてくれているのだ。
剛直な人達なのである。

内科に行って、採血。
結果は1週間後、との事。
その頃には症状が収束しているだろう。
そう思うと、診察代3千円が惜しい気がする。
漢方薬の処方箋が出たが、
漢方を服薬しても無意味なのでは、と素人考えし、スルーする。

1週間たつも、結果報告なし。
問題なかったのだろうと都合良く解釈。
しかし、何となく気になり、
同僚に検査データを見て貰う。
すると、疑わしげな数値が並んでいる。

K先生にデータを見てもらう。
クラリスの処方はどうかと、診察した内科医に電話して下さる。
すると、微妙な数値なので出せない、
もし出すのだったら、もう一度採血検査をし、
数値が上がっていれば処方します、との回答。

どうするかK先生と相談した結果、
検査だけしとくか、という話に落ち着く。
2度目の採血。
今度はK先生が結果を見ておいて下さるそうなので、
安心である。

K先生によれば、医療機関に勤めていれば、
その数値が上がることは良くあるそうだ。
ただ、最近の罹患であれば、症状が収束していても、
再検査で数値が倍に跳ね上がり、
抗生物質の投与が必要となるらしい。

いずれにせよ、症状が収束に向かっているなら大丈夫だし、
初期症状から3週間後には菌を排出しなくなるから、
もう人にうつす心配もない、とおっしゃって下さる。
心から安心する。
K先生にお中元を贈っておこうと思う。




夢 金子一朗

2012年07月30日 | 音楽
ドビュッシー/夢(夢想)/演奏:金子 一朗


金子一朗さんの演奏のよるドビュッシー「夢」。
極めて粒子の細かい音、精巧な陰影の演奏につき、
ヘッドホン着用でのリスニングを強くオススメします。





金子先生、この曲の入ったCD出してくれないかな。

王位戦が来る・将棋

2012年07月27日 | 将棋
7月から始まった王位戦は、
羽生王位と、挑戦者・藤井猛九段の対局となっている。
詳細は中継サイトへ。↓
http://live.shogi.or.jp/oui/


今回の王位戦には、綴り人の個人的事情として、思い入れがあった。
藤井九段に、とにかく1勝して欲しい、という切実な願いが。

事情を説明する。
通常、タイトル戦は地方を移動しながら行われる。
ちょうどアーティストのツアーに似た形式だ。

ツアーと違う所もある。
勝負の行方によっては、ツアー日程の後半が行われない、という点だ。
たとえば5番勝負なら、どちらかが3連勝した時点で優勝者が決まるため、
そのタイトル戦は終了。のこりの2局は行われないのである。

ところで、大抵のタイトル戦は新聞社がスポンサーにつく。
地方の新聞社もスポンサーにつく事がある。
そうなると当然、その地方新聞を発行している地方で対局する。
そして、この王位戦のスポンサー様のひとつに、
綴り人も読んでいる徳島新聞社様が入っているのだった。

つまり。
ご近所に王位戦がやって来る、勝負の行方次第では。
という状況なのである。

しかし。
王位戦は7番勝負。
ご近所での対局は5局目…。
これでは、もしどちらかが4連勝すると、優勝者が決まるため、
王位戦が終了してしまい、5局目まで対局が回ってこない。
また、もし連勝するとしたら、失礼ながら羽生先生だろうか…。

よって、藤井九段には4局以内にどうしても1勝以上して頂かねばならない、
という結論なのである。
しかしこの所、ライバル達が、藤井先生の指し手を熱心に研究し、
分析を深くしているようなのである。
綴り人は藤井先生のファンではあるのだが、
正直な所、ご近所での開催はどうだろうか、と思っていた。


ところが、ところである。
藤井先生、2局目をあっけなくお勝ちになったのである。
1局目の千日手・指し直しは何だったのだろう?
(詳細は中継サイトで棋譜見てね)と思うほどの快勝。

これにより、ご近所での王位戦開催が確定。
場所は、渭水苑です。
綴り人の夏の楽しみが増えました。



日々の事・ipad3 cover-Logicool

2012年07月26日 | 日々の事
ipadの第三世代が発売されたのが先日。
新しい物好きの上司が早速購入したのが、6月。
その時、一緒にカヴァーも購入しておくように言われ、
このカヴァーを発注したのだが↓。



↑Logicoolから発売のUltrathin Keyboard Cover TK710

カヴァーとipadスタンド、さらにキーボードを兼ね、
カヴァーを閉じるとipadがスリープ、開けると起動する。
マグネット着脱式。

この商品、注文が殺到しており、発送は8月初頭になる、と
出入り業者から言い渡されていた。

待つこと1ヶ月・・・。
本日入荷のメドがついたとの連絡があり、
8月3日に届くとのこと。
どんな操作性なのか、大変気になるところ。
到着が待ち遠しい!

パメラ・ハンソン

2012年07月21日 | 美術
イギリス出身のファッション・フォトグラファー、
パメラ・ハンソンの写真に出会う。




被写体の、どのようにでもとれる不思議な表情





まるで亡骸のような





時が永遠に止まっている風景





山猫のような女


何かを語りかけようとしない、「寡黙な」世界。
閉じていて、純度の高い結晶のような、完璧な世界・・・。









日々の事・お蕎麦と友人

2012年07月19日 | 日々の事
連休中日。
S婦人、高松より来たり。
人妻とは思えない爽やかさに目が潤む。
私は咳などして顔色冴えないというのに。

一緒にお蕎麦などすする。
たわいもない話を山ほど。
屈託のない笑いも山ほど。

メインイベント。
ネイル&エクステ屋さん。
チャッチャと艶っぽく仕上げてもらう。



押し花。子供っぽくてステキ。

ネイルしてもらいつつ、
S婦人と「コクリコ坂」を途中から鑑賞。
実に背筋の伸びた、気持ちのよいお話。
ジブリは期待を裏切らない。
アニメ界のイチローと呼びたい。
S婦人は男子同士がお互いを「貴様」と呼び合うのを
いたく気に入っておられた。

きみ・きさま・あなた。
今は忘れ去られてしまった二人称達。
すてきな人に「きみ、」と呼び止められたら
それだけで1日ハッピーなのにね。もったいないお話。





日々の事・カラパー

2012年07月14日 | 日々の事
同僚の一人が「別れた恋人を忘れたい!」と発し、
カラオケparty(以下カラパー)が開催された。
曲目ラインナップは以下の通り。

・工藤静香のシングル曲
・中島みゆきの失恋ソング
・演歌
・ロック(←綴り人の担当)
・失恋ソングたくさん
・嵐のベストソング


忘れたい!と発したご本人、
工藤静香=中島みゆきの「FUJITSU」という曲が
今の気分らしく、熱唱。
この歌詞が凄みアリで、つい引き込まれてしまう。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35737


不思議顔してとぼける男の表情が、
それを見て失望を深くする女子の表情が、
ありありと浮かんできそうな。





日々の事・かごバッグ

2012年07月12日 | 日々の事
今ほしいもの。
かごバッグ。



↑愛くるしい。



↑Bilitis dix-sept ans(ビリティス・ディセッタン)。絵になる。



↑ケイト・スペード。シックすぐる。



↑昨年マルティニークから発売されたLe Api Operaie(ル・アピ・オペライエ)のバッグ。旅に出たくなる。



結論、黒リボンが好きなだけ。
毎年欲しくなり、毎年1個も買わないかごバッグ。
今年こそ・・・?!





日々の事・トルコのお菓子・後編

2012年07月10日 | 日々の事
こんどはI先生がトルコからご帰国。
お土産は「ピシュマニエ」というお菓子。




どうみても毛糸。

複数だとこんな感じ。



茶色はココア味。白はヴァニラ味。

パッケージ詰だと、さらに「毛糸詰め合わせ」感100%。



口にすると、「かたい綿あめ」といった感じ。
日本のお菓子との共通点があって面白いですね。
味はヴァニラ落雁という所です。

簪特集・おまけ

2012年07月10日 | 美術
簪のおまけ。



錺(かざり)簪職人・三浦孝之さんの作品。
こちらは根付です。

簪に文を結んだモチーフ。
良縁・縁結びのしるしだったそうです。

昔はこのモチーフが
「彼氏募集」のアピール代わりだったのでしょうか。
粋な趣向です。


簪特集

2012年07月08日 | 美術
簪特集。








和装の機会があるので、検討中・・・。
簪2件は籠瀬麻里さんの彫金作品。
繊細な細工。
凄みある世界観を持っています。
櫛と笄(こうがい)は京都の百花堂さんのアイテム。
菊の蒔絵が美しい。


ブラックジャック

2012年07月07日 | 文学
ピノコ誕生の話が急に読みたくなり、
ブラックジャックを読み返しました。

ピノコは卵巣嚢腫の中身を
BJが繋げて出来た娘、というか嫁。
という話を職場で披露してみたのですが、
みなさん「初耳」というお顔をされていたので、
記憶に自信がなくなったのです。

読み返してみると色々間違っている。
卵巣嚢腫ではなく、畸形嚢腫だったり、
双子の姉の体内で大きくなったという部分を
すっかり忘れていたり。
割と自信あったのにな。
結構いい加減に覚えているものです。
職場のみなさんに訂正しておかねば。

ところで、BJの魅力って、なんでしょうね。

考えるに、「男臭い」って事なのかなと思います。
BJの灼熱かつ超クールな「男くさい」性格。
その性格の矛盾が物語の軸になっている。
それは、世のほとんどの男性が抱える矛盾なんだろうな。
男性読者は共感しやすいんだろうな。

一方で女子読者用のアイコンとして
ピノコを周到に配置してあったり。
あざといと言っては失礼ですが、
読者の心をわしづかみにする事に関しては手抜かり無し、と言った所。

つまりこれはキャラクターの勝利。
こんなに魅力あるキャラクターを生み出せる手塚先生は
さぞ深いお人柄だったんだろうな、と思いを馳せました。


日々の事・トルコのお菓子・前編

2012年07月06日 | 日々の事
K先生がトルコ出張からご帰還。
本日早朝、成田空港へ着陸し、そのまま会社へ移動、
なだれ込むように仕事に突入、という驚異的なタフさを知らしめつつ。

お土産話とお土産を沢山。
曰く、「トルコは美しかった・・・。」。

写真を見せて頂いたら、どこも映画のワンシーンのよう。
ペルシャとローマの美意識が混じり合い、
渾然一体となって調和するモスクとか。
透明化された青い空とか、
目映いばかりにそそぐ光と、共存する影の濃さとか。


「あと、女性が美しい。見渡す限り美人の海。」
ほんとに?と思わずつっこむと、
彼らは、征服の歴史をもってるからね、と軽くお受けになった。
K先生の持論では、色々な民族の血が混じれば混じるほど
洗練された容姿になるのではないか、
どの子もスタイルも顔も抜群だった、とのお話。
自他共に認める面食いのK先生がここまでおっしゃるとなれば、
一目拝んでみたくなる。

お土産は「ロクム」というお菓子。
ナッツをシロップとデンプンで固め、粉砂糖を振りかけたもの。
かなり甘い。が、旨い。
(↓ロクム。画像はwikiより転写。)


モチモチした食感とナッツの香ばしさ。たまらない。
あまりにも好きな味で、通販していたら引こうかと思うほど。

しかし、どこかで似たような味のお菓子を口にした事が
あるような気がするのだが・・・。
どうしても思い出せない。
ボンタンアメか、もしくはキャラメルか。
そのどちらとも似ていて、違うような。
どうにもモヤモヤして釈然としない。

ところが、この記事を書く為、
wikiでロクムについて調べているとこんな一文に出会った。
「-食感は柔らかく弾力があり、日本のゆべしに似ている。」

・・・そう、ゆべしだ!胡桃の入ったゆべし!!
落雷のごとき勢いでモヤモヤが腑に落ちた。

食感といい、味といい、
目隠しで口にしたら、どちらがどちらか判別つくまい。
そのぐらい二つは似通っている。
というか、そのものなのである

ロクムがシルクロードを経て
日本のゆべしになったとしたら、ロマンあるよな、
などと思いつつ。