キャッスルマン病とわたし。

稀少難病『特発性多中心性キャッスルマン病』になってしまったわたしの日々。
夫・Uさん&チワワに支えられて。

 通院記録☆20141125~10年ぶりの救急車 ~ ①

2014-12-01 | 子宮内膜症とわたし。
先日、およそ10年ぶりに救急車のお世話になりました。


その2日前ぐらいから若干体調に変化があったので、

まずはそこから書き留めておこうと思います。



20141123(日)

・なんとなくフラフラ・クラクラする。


20141124(月)

・吐き気を伴う頭痛。

 洗濯物は処理できたが、あとは何も出来ず寝込む。


この2日間の体調については、

生理直前だったため

以前から抱えているPMS(月経前症候群)の症状が

少々強く出たに過ぎないと思っていました。


・前から食べたがっていた「メロンパンの皮焼いちゃいました。」を

 ダーリンが仕事帰りに買って来てくれました。


 メロンパンの皮焼いちゃいました。

実際に袋から出して見たら想像以上に小さく感じた。

感想は、「1枚80円のクッキー。」

でも、結局この日は具合が悪くて食べられず。

テンションは上がりましたけど。



20141125(火)

・午前4時

下腹部の激痛で目が覚める。

しばらく布団の中でお腹をさすっていたが痛みは増すばかり。

痛みでまともに歩けなかったが、とりあえずトイレに行ってみる。

生理が近かったので下着につけていたナプキンに、少量の出血が認められた。

「PMSの症状じゃなかったのかなぁ。」と思う。

尿と便が少々出たが、排泄による痛みではなさそうだと思った。

トイレの中で更に痛みが倍増し、

更に更に、顔から血の気が引いていった。

下腹部の痛みはブラックホールの一点に強い力で引き込まれるような、

内側にギューって引っ張られるような、差し込むような痛みだった。

あまりの痛みに子宮脱のように

内臓が全部、下から飛び出しちゃうんじゃないかと思った。

そうこうしているうちに

両手からも血の気がサーっと引いて冷たくなっていく。

心臓がバクバクして、身体がしびれてくる。

「もう、死ぬな。」と思った。

と同時に、

「死にたくないよぉ~!」

「生きたいよぉ~!」と強く、強く、思った。

この時、

自分が想像以上に「生」に執着していた事を思い知った。


そして、

息も絶え絶え寝室に戻り、

寝ているダーリンを起こして

「救急車!救急車!」

「痛い!!!お腹が痛い!!!」

「寒い、寒いよ~!!!」

(身体から血の気が引いてとても寒く感じていた。)

寝ぼけているダーリンになんとか電話をかけてもらい、

財布や保険証が入っているバッグを持ってきてもらって

救急車の到着を待つ。

その間、痛みで横になることが出来ず、

布団の上で四つんばいになっていた。

ダーリンが機転を利かせて

モコモコのあったかい上着を着せてくれたり、

パジャマのズボンより暖かい部屋着の裏起毛ズボンに履き替えさせてくれた。


これは後でとても役に立った。

暖かさもさることながら、

救急外来の処置室にて

検査で上半身はぼ裸の状態でも

着ていた上着を上から掛けて貰えたので寒くない&恥ずかしくなかったし、

ズボンも脱ぎ着がしやすかった。



救急隊の方に全身性キャッスルマン病という免疫系の稀少難病である事と、

県立病院の血液内科にかかっている事を伝えると、

すぐに県立病院に連絡を取ってくれて、県立病院に受け入れてもらえた。


夜間救急外来に到着すると、

問診・バイタル・採尿(痛みでトイレに行けず、導尿にて採尿)・エコーをした。

熱は35.5度と低めだけど、早朝だからこんなもんかな。

血圧が140台後半と高めだったので

左手首にルートを取り、多分、降圧剤を点滴した。

この場所はアクテムラで約8年使い倒した血管だったので

血管が硬くなっていて、

看護師さんがルートを取りながら「硬い」と繰り返し言っていたので

そこは硬くて入りづらいからヒジ寄りの血管の方が取り易いですよって伝えたかったけど、

痛みに悶絶していたので教えて上げられなかった。



救急外来で処置してもらっている間に

徐々に差し込むような痛みは治まっていった。


下腹部の差し込むような痛みとは別に

お腹を上から押すと痛む圧痛も強くあり、こちらの方が後を引いた。

圧痛は下腹部の差し込みより少し位置が上で、

おへその右側からおへその下、

おへその下から左側にかけて横に長いL字のライン。


造影剤を用いたCT検査をした。

久しぶりの造影剤。

造影剤が身体に入ると頭のてっぺんからつま先まで

一時的にぶわぁ~っと熱くなるんだよね。


CTの結果、内科的には問題なさそうだという事で、

婦人科の当直医に診察して貰う事になった。


この頃には差し込むような痛みは殆ど治まっていて、

婦人科に車椅子で移動させてもらう途中、

トイレに寄る事もできた。


婦人科では診察台でプローブ入れて検査して貰った。

左右の卵巣がそれぞれ4~5cmと少々腫れていて(*1)

少々血もたまっているが

生理の影響だから問題なさそうで、

腹水も若干あって、体液か血液か分からないけどこれも問題なさそうだけど、

下腹部の差し込むような痛みは

この腹水が炎症を起こしていたのではないかとの事。


(*1)通常の卵巣の大きさは3cmぐらいらしい。


婦人科で新たに分かった事が一つあった。

これまでも婦人科にかかった事は多々あったが

(県立病院では今回が初めて)

今まで一度も言われなかった事なのでチョット驚いた。

どうやら私は頻発月経というものらしい。

月経周期が24日以下という短いサイクルになることを頻発(ひんぱつ)月経というんだって。


私は18~24日周期なんだけど、

普通の人より生理の回数が多すぎるらしいんだよね。

ごくまれに月に2回来る事もあったけど、

だいたいは月に1回の割合で来てるから普通の事だと思ってた。

これとは逆に39日以上、間が空く長い周期だと稀発(きはつ)月経というらしい。


頻発月経起因の子宮内膜症かもしれないし、卵巣嚢胞(のうほう)かもしれない。

今の時点ではまだ明確な診断はついていないけど、

可能性としてこの2つが上げられました。


頻発月経の治療法としては月経をコントロールする「ピル」の服用が望ましいんだけど、

10年前にPMSの治療でピルを服用していた時、

キャッスルマン病と診断が付く以前の「不明熱」の段階で

ピルの副作用にわずかながらも血液の凝固作用があり

血栓を起こしやすいので服用を中止しましょうと

通院していた個人の婦人科医からのドクターストップがかかった経緯があるので

次回のアクテムラの時に現在の血液内科の主治医と

改めてこの件について指示を仰いでから

婦人科での治療方針も決めましょうという流れになりました。



腹部に圧痛が残っているものの、

差し込むような激痛も治まったため、

院内処方で痛み止めを2種類出してもらい、

午前7時半、

晴れて帰路につくことが出来ました。


処方された薬 


・ブスコパン×3回分    下腹部の差し込むような痛みに。   

・ロキソプロフェンナトリウム×5回分   腹部痛に。



 オマケ

行きは救急車だったので

帰りはタクシーを呼んでもらったのですが、

病院からおウチまでのタクシー代は1780円でした。









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