ハルスイッソ☆

映画のある人生を…

尾野真千子 恐るべし

2016-10-13 | Drama

尾野真千子がすごい。

NHKで土曜日に放送中の「夏目漱石の妻」。 これで、漱石(長谷川博己)の妻・鏡子を演じているのがオノマチさん。

もうね、すごいです。 尾野真千子 恐るべしとか言いようがない。

そして、若き日のこの女性の中に女優の才能を見つけた河瀬直美監督。これまた恐るべしだと思うわけです。

夏目漱石と言えば、あの、よく見るインテリなオジサマのイメージしかなかったのですが、実際の漱石は・・・大変な人だったみたいですね。 この、「夏目漱石の妻」のドラマを見て ほんま びっくり仰天。 「夏目漱石 性格」とか、思わずググってしまった。 で、そんな漱石役を、長谷川博己があまりに上手に演じているものだから、子役ちゃんが本気で怖がって、本気で泣いているのが 痛々しいやら切ないやら・・・。 胃潰瘍の薬の副作用で、本当に精神的に追い込まれた人生を送った人のようですね・・・。

漱石の妻・鏡子は恵まれた家庭で育った天真爛漫のお嬢さんだったようで、一方の漱石は親の都合で里子に出され、その後またお金で買い戻される、という目にあい人間不信に近い状態に・・・。

などなど、人間としては、まるでタイプの違う二人だったけど、鏡子は鏡子なりに、漱石は漱石なりに相手を想い、愛していたことが伝わってくる物語。

それでも・・・やぱり育った環境の違いは、ちょっとしたことで二人の関係に影を落とす・・・。

その時代、自分の想いとは別のところで大人の事情があり 力ない子どもはそんな大人の事情に振り回され、傷つく・・・。 そんな繊細な漱石を、ツンデレ大王の長谷川博己がこれまた好演しています。 ステキ!

で。

尾野真千子の捨身っぷりはあっぱれで、泣いて、笑って、転んで、苦しんで、悩んで、髪ふり乱して・・・それでも妻として、母として 何が正解なのかわからない道をひたすら力強く 前に向かって進んでいく。 漱石の想いを汲めなくて 苦悩し、苦笑するオノマチさん・・・ すごすぎるのだ。

懐に入る、という言葉があるけど、まさに彼女の芝居は 何の迷いもなく その役の懐に飛び込み 何の迷いもなく演じるところだと思う。

めずらしく、1話が1時間15分という長めの設定の今回の土曜ドラマ。 いよいよ今週が最終回。

ずーっと、ずーっと胃が痛い漱石。二人に残された時間はそう長くはないみたい。 上質な映画のような物語も、残りあと1話です。

『ドラマ』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 医療ドラマ ふたつ。「ヒポ... | トップ | BSイレブン「ホグの愛」第1話... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL