望月けんいち 活動日記 

国立で生まれ育った普通の男が、お金も地盤も看板もなく、国立市の市議会議員になる。
国立を愛してやまない男の日記です。

保育園民営化に関して

2016年12月13日 | 日記
こんにちわ、国立市議会議員望月けんいちです。

今朝もいつものように6時より谷保第三公園の掃除からスタート。公園の清掃は私にとっては日常です。

6時から掃除をしていると、「望月さん、落ち葉持ってって!」との声が。

私よりはるかに朝早く掃除をしている方々がすでにごみ袋7,8個はあったでしょうか。

袋のいっぱいの落ち葉、自転車で何往復もしつつ運びました。

終わったのち、掃除をされていた方々から「ありがとう~!」と言われました。

いやいや、「ありがとうございます!」と言わなくてはならないのはこちらです。

私よりも全然早く暗いうちから掃除をされているのですから。感謝です。

さて、市長選挙やオンブズマン制度のこと、ごみ有料化のことなど書きたいことたくさんあります。

特に、市長選に関しては長くなりそうなので後日ブログに記載します。

本日は、保育園民営化に関する望月の見解について。

国立市公立四園保護者会連絡会より、公立保育園民営化に関する公開質問の回答結果ページが公表されました。

望月も、もちろん回答しています。

会派ごと、そして、議員個人として回答されている方もいます。一度、閲覧されてはどうでしょうか。

下記URLより、公開質問の回答結果ページを閲覧できます。

・回答結果ページURL
  http://d-island9.wixsite.com/kunihomi-archives/the-practice

望月の公立保育園民営化に関する回答を、こちらで掲載しておきます。

回答文が非常に長いです。しかし、それだけ、しっかり慎重に考えなければならない問題です。

回答をつくるのにかなりの時間を要しました。

なお、保育園民営化に関する望月の見解要約は、

『「保育園の民営化、『良い』とは考えない。
しかし、財政的な状況、虐待など新たな行政需要の高まりを鑑みれば、保育園の民営化ということは検討せざるを得ない苦渋の選択である。
また、保育園民営化に関しては、以下の条件を十分に検討する必要がある。
(1) 移行する園の子どもたちの最善の利益を第一に考えること
(2) 保護者に対し十分な説明責任を果たすこと
(3) 発達に配慮が必要な子ども、しょうがいを持つ子どもの保育園受け入れなどに関して、公私問わず平等に受け入れられる状況はつくること
(4) 「くにたち基準」といわれる園児1人あたりの保育所面積基準及び保育士の設置基準
(5) 虐待など複合的な課題を有する家庭の子ども達のセーフティーネットとしての役割はどこが担うのか
(6) 待遇が低い状況にある私立園の保育士の待遇改善を図ること

現行のタイムスケジュールに関しては、保護者の説明責任を十分に果たすため見直しも検討すべきと考える。』



以下、大変長いですが、回答文です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


1.公立保育園を民営化することが待機児童解消策になると思いますか? : はい

1.理由
選択肢がはい、いいえの2つしかないので難しいところはございます。
「広い意味で、公立保育園を民営化することにより、待機児童解消のひとつの手段につながりうる」と考えます。

 理由として大きく2点あります。
(1) 公立保育園と私立保育園では補助の状況が異なることから、一般財源で
からの支出の差額が毎年約6,600 万円と試算されており、それを保育園新設など子育て関連の費用としてあてることができること

(2)休日一時保育など現在はなされていない保育サービスに対し、私立園では、補助金を使ってすることができます。(公立園では休日保育に関して補助金は適用されません。)

これにより、サービス業に従事する方など現在は対応ができていない保育需要に対する需要を満たす一助になります。
 また、延長保育も同様です。
大変に残念なことではありますが、早朝・夜間保育に関しても公立園は補助金が適用されません。
これも、私立園ならば、補助金を使うことができます。
 しかし、休日・夜間保育の充実による現在対応できていない保育需要を満たす可能性があります。
公立園・私立園の補助金の格差については、国に改善を求めたいところであります。
(1)の毎年6600万円もの財政効果に関しては、待機児童解消など子育て関連の予算として使われるよう市当局に要望していきます。
 よって、以上2点の理由から、設問1に関する回答を「はい」とさせて頂きます。


2.行政による保護者に対するこれまでの説明内容で十分だと思いますか? : いいえ

2.理由
設問3の理由と重なるので詳しくはそちらを参照していただきたいのですが、保護者説明会を傍聴する限りは、保護者に対する説明が行き届いているとは考えません。


3.市長は、9月に行なわれた国立市議会一般質問で、保護者から理解を得られたとおっしゃっていますが、公立四園保護者会連絡会が行なった保護者に対するアンケート結果では、半分の保護者がよくわからないと答えています。このまま民営化を進めていいと思いますか? : いいえ

3.理由
公立保育園の民営化ということに対し、反対ではありません。
積極的に賛成という立場でもありません。
国や東京都が、公立園と私立園に対して補助金に関して大きな差をつけているという状況において、市の財政が厳しいということを鑑みればいたしかたないという立場です。
 また、虐待・子どもの貧困問題など新たな行政需要に対し、ベテランの保育士さんが問題解決にあたってほしいとも考えます。
 虐待などの行政需要に対しては適切に当たっていただきたい一方で、移行する園の子ども達の利益がなおざりになってはなりません。
公立園の民営化にあたっては、そのプロセスは大切にすべきと考えます。
少なくとも以下の3つのことが守られるべきです。

(1) 移行する園の子どもたちの最善の利益を第一に考えること
(2) 保護者に対し十分な説明責任を果たすこと
(3) 待遇が低い状況にある私立園の保育士の待遇改善を図ること

半数の保護者がアンケート結果においてよくわからないという答えをだしているのであれば、十分な説明責任を果たした後に民営化をすべきです。
 私は、現在のスケジュールは急ぎ過ぎという印象を持っています。
 市当局は現在のスケジュールを見直し、保護者に対し十分な説明責任を果たすべきです。


4.これまでの議論で公立保育園民営化の是非を議会で判断するのに、十分な説明や知識を得られているとお考えですか?足りない部分があるとすればどこでしょうか? : 得られている

4.理由
はい、いいえの2択では答えられません。
市当局から、十分な説明を受けてきたかという点に関しては、ある程度「はい」という回答を。
 十分な知識があるかと問われれば、どの程度をもって十分な知識かと言われれば難しいところもございます。
ただし、保育審議会の議事録を全文読む、関係資料を読む、市当局に対する幾度ものヒアリング、など保育園の民営化に関して調査研究は進めてきたつもりです。
よって、保育園民営化に対して議会において判断しなければならない時期となれば、賛成か反対かをするという議員の職責に従います。
ただし、以下の3つのことに関しては市当局にしっかりと質疑し明らかにしていきます。

(1) 移行する園の子どもたちの最善の利益をどのように図っていくのか。

(2) 発達に配慮が必要な子ども、しょうがい児の保育園受け入れなどに関して、公私問わず平等に受け入れられる状況はつくられるのか。

(3) 「くにたち基準」といわれる園児1人あたりの保育所面積基準及び保育士の設置基準は今後も守られるのか。

市当局のその答弁いかんによっては、保育園の民営化ということに関して、自分の意見変更も検討します。


5. 4を踏まえた上で、ご自身は公立保育園を民営化した方が良いと思いますか? : はい

5.理由
民営化したほうが「良い」とは考えません。
設問3の理由において記載しましたが、公立保育園の民営化ということに対し、反対ではありません。
ただし、積極的に賛成という立場でもありません。
国などが、公立園と私立園に対して補助金に関して大きな差をつけているという状況において、市の財政が厳しいということを鑑みればいたしかたないという苦渋の選択であるという考えです。
 国立市議会議員としての職責を頂き職務にあたるなか、国立市の財政は、他の地方自治体同様に大変厳しいと常々感じざるを得ません。
民営化によって得られる財政的な効果を、全体として子ども達の健やかな成長を促すための施策に生かすべきであるという認識もあります。
 しかし、保育園に通う子供たちの環境が、財政的な側面で影響を受けてしまうことに関しては大変心苦しい面もございます。
 民営化を進めるにあたっては、子どもたちへの影響を最小限にする施策が取られなければなりません。
 一方、虐待・子どもの貧困問題など新たな行政需要に対し、ベテランの保育士さんが問題解決にあたってほしいとも考えます。
子どもの貧困問題に関して、一議員として、一市民として携わっています。
複合的な課題を有する子どもたちに、公民館の学習支援などで接します。
また、市民からも、子どもの貧困など深刻な複合的な問題に関して相談を受けることもございます。
そういった子どもたちの複合的な重い問題に関して、どうしたらよいのだろうと途方にくれるときもあります。
専門的な知識を有する保育士の先生方に、虐待・子どもの貧困などの増大する行政課題に対してお力を発揮していただきたいというのも正直なところです。
しかしながら、移行する園の子どもたちの最善の利益を図るため、移行する園が決定してから、その子供たちが卒園するまでは、公立園のベテラン保育士に保育をしていただきたいとも考えています。
よって、設問に関する回答としては、

「保育園の民営化、『良い』とは考えない。

しかし、財政的な状況、虐待など新たな行政需要の高まりを鑑みれば、保育園の民営化ということは検討せざるを得ない苦渋の選択である。
保育園の民営化を進めるにあたっては、移行する園の子どもたちの最善の利益を最優先に考えること。

現行のタイムスケジュールに関しては、保護者の説明責任を十分に果たすため見直しも検討すべきと考える。」

となります。



6. 平成27年保育審議会答申の「目的」において、「国立市は、保育の実施主体として、様々ある保育行政の課題に対応し、市全体の保育サービスの質の維持向上を目指すとともに、子育て支援施策の充実に向けた取り組みについても責任をもって推進しなければならない」とありますが、保育サービスを受ける保護者としては、現状、公立と私立のサービスの質に違いがあると感じています。市内の私立及び公立認可保育所に対して平等に責任を果たすためには、保育の実施主体(児童福祉法第24条第1項)である国立市はどのような役割を担うべきだとお考えになりますか?

設問に記載があった「保育サービスを受ける保護者としては、現状、公立と私立にサービスの質に違いがあると感じている。」という点、公立園の保護者から見るサービスの違い、推測するにおそらく以下の3点であろうかと考えます。

(1)ベテラン保育士による熟達した保育
(2)発達が気になる子ども、しょうがいがある子どもの保育園受け入れ態勢
(3)虐待、生活困窮など複合的な課題を有する家庭の子ども達のセーフティーネットとしての役割

この3点に関しては、民営化が進もうとも公私の保育体制に違いがあってはなりません。
また、特に今まで(2)、(3)の点で違いがあったとするならば、改善される必要があります。
また、今まで公立園を中心に果たしてきた市全体の保育サービスのあり方、中長期的な展望に関しては、今後も公立園の市職員を中心に私立園の保育者とも力を合わせて取りまとめて頂きたい。
一方、私立園も保育需要を満たす受け皿として大きな役割を果たし、各園がそれぞれの特色を生かしたすばらしい保育をしてきたこともまた事実です。
公立園も私立園も、地域社会において、子どもの幸せの実現をめざす保育園として公共的な役割を長年になってきたということはまぎれもない事実であります。
公私の役割をそれぞれ最大限に生かした保育行政を、保育の実施主体である国立市には切に願います。


7. 国立市公立保育園の民営化について、ご意見がありましたらお書きください。

設問1から6の回答、長文になり申し訳ありません。
要約すると、保育園の民営化に関しての見解は以下の点に集約されます。
『保育園の民営化、『良い』とは考えない。
しかし、財政的な状況、虐待・子どもの貧困など新たな行政需要の高まりを鑑みれば、保育園の民営化ということは検討せざるを得ない苦渋の選択である。』

そのうえで、以下の条件をクリアすることを市当局に強く要望していきます。

(1) 移行する園の子どもたちの最善の利益を第一に考えること
(2) 保護者に対し十分な説明責任を果たすこと
(3) 発達に配慮が必要な子ども、しょうがいを持つ子どもの保育園受け入れなどに関して、公私問わず平等に受け入れられる状況はつくられるのか
(4) 「くにたち基準」といわれる園児1人あたりの保育所面積基準及び保育士の設置基準は今後も守られるのか。
(5) 虐待、生活困窮など複合的な課題を有する家庭の子ども達のセーフティーネットとしての役割はどこが担うのか
(6) 待遇が低い状況にある私立園の保育士の待遇改善を図ること

(1)の子どもたちの最善の利益というのは、英訳すると「the best interests of the child」となるそうであります。
interestsと複数形になっています。
これは、子どもたちの最善の利益というのはひとりひとり違う、多様性に富んだものであるということを指し示すものと考えます。
 どの家庭のお子さんたちも、成長過程のなかで様々な課題に直面するものではないでしょうか。
 そうしたひとりひとりの子どもたちの多様な声なき声に、真摯に市当局は向き合っていただきたい。
また、(5)に関しては、発達が気になる子ども、しょうがいを持つ子ども、虐待など複合的な課題を有する子ども達のセーフーティネットとしての役割を公立園は有しています。
また、市全体として保育行政の中長期的な展望を決めていくうえで公立園の役割は大きいと考えます。
 よって、国などからの補助金が減らされた現在においても、その意味において公立園が果たす役割はあり、一定数、公立園は残すべきと考えます。
 (6)の私立保育園の保育士待遇改善に関連して、保育園の民営化に関してよく聴く意見として公立園の保育士の待遇の高いという意見もよく伺います。
 たしかに、そのとおりかもしれません。
 現在、民間企業の所得が低い状況にあり、そういった状況の中で公務員の給与はまだまだ高止まりしているという指摘もあります。
しかしながら、私立園の保育士の給与水準が低すぎるというのも事実です。
同一労働同一賃金のもと、「低い水準にあわせる」というのはいかがなものでしょうか。
これは日本社会全体にいえることかもしれませんが、「最小のコストで最大の効果を」というかけ声のもと、勤労者の非正規化など「低い水準にあわせる」ということが進んでいることに危惧を覚えます。
そういった観点からも、私立園の保育士の待遇改善を訴えていきたいと考えます。
また、保育士は、日本の未来を築く大切な職業であります。
なぜならば、子どもの未来は、日本の未来そのものだからです。
しかしながら、保育士という職の専門職としての位置づけが、現状あまりに低いのではないかと考えます。
保育士の専門職としての地位向上という観点からも、保育士の待遇改善は必要です。
保育園の民営化に関して、望月は、武蔵野市のような財団方式を主張しています。
財団方式を採用すれば、国などからも補助金を受け取ることができ、かつ、財団の職員として公立園の保育士にそのまま子どもたちの保育をしていただくこともできます。
今後は財団方式に関しても、議会において主張していきたいです。

終わりに、保育の基本的な役割は、大きく考えると3つです。
ひとつめは、子どもの成長・発達を保証すること
ふたつめは、親が働くことを支えること
みっつめは、地域社会での子育てを応援すること
であろうかと考えます。
 子どもがどんな環境にあろうとも、その子どもの成長・発達を保証すること、働きたいまたは働かざるを得ない保護者を行政が支えること、子育てを親の自己責任にせず、孤立させずに地域社会で支えること、
このことは、国立市の保育行政を考えるうえで軸となることであります。
 以上、公開質問に関してご回答申し上げました。
 説明会に出席しても、市当局の意向が見えにくいのと同様、保護者の皆様のご意見がさまざまで全体としての意向がわかりません。
 市当局の説明が不十分であり、反対も賛成もできないとご指摘を受ければそのとおりです。
 しかし、市当局は、タイムスケジュールを定め保育園の民営化を進めています。
保護者会としても、全体の意見を取りまとめ動く必要があるのではないでしょうか。
保護者会全体の意向がわかれば、議会としても(または、一議員としても)より保護者の皆様に寄り添った対応もできます。
 たとえば、今回の公開質問であれば、今回ご質問頂いた保護者会、連絡会としてはどのようにご回答されるのでしょうか。
 保護者会全体としての意向をご教示いただけると、今後の施策に関する質問、要望に生かせます。
 公開質問を頂いたそれぞれの保育園会、連絡会ごとのご回答でも構いません。
 よろしくご検討くださいませ。

国立市議会議員 望月 健一


ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 佐藤市長に対する惜別の情を... | トップ | ノーサイド(市長選に寄せて) »
最近の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事