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有人探査の前準備? 次期火星探査車で酸素の生成実験へ

2014年08月09日 | 火星の探査
2020年に火星に向かうNASAの次期無人探査車。

この探査車に搭載される最新機器類の中には、
二酸化炭素から酸素を作る装置が含まれるようです。

この装置は、「火星大気を宇宙飛行士が呼吸できるように
   変換することが可能かどうか」の調査を目的としているんですねー
“火星酸素現地資源利用実験装置”といい、マサチューセッツ工科大学が設計しています。
火星探査車“キュリオシティ”

NASAはこれまでに、無人探査車を次々と火星に送り込んでいて、
最近では“キュリオシティ”が、
2012年に火星に着陸しています。

さらに2030年代までには、
火星表面の有人探査を、
実現させる方針なんですねー



なので2020年の火星探査車は、
 宇宙飛行士が直面する火星環境に関する疑問への回答
 火星への着陸、探査、帰還の前に必要になる技術のテスト
が主な目的になるようです。


また、2020年の火星探査車は、
 「将来のミッションで、地球に持ち帰るために保管される、
 岩石や土壌のサンプル群を、特定して選定する。」
ことも目的に含まれます。

無人探査車にはこの他にも、
化学組成や鉱物の分析や、有機化合物の検出に用いる、
高性能のカメラと分光計などの搭載が提案されています。

NASAによると、
気温、風速と風向き、気圧、相対湿度、チリなどの
分析を行うための地中探知レーダーと、
各種センサーも搭載される予定だそうです。


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