宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

天の川銀河とアンドロメダ銀河の衝突

2012年06月05日 | 宇宙 space
“金環日食”や“金星の太陽面通過”に比べると、
はるかに壮大な大イベントが約40億年後に見れるようです。

シミュレーションで明らかになったこの大イベントは、
“天の川銀河”と“アンドロメダ銀河(M31)”の衝突合体なんですねー
銀河衝突中の夜空はこんな風に見える?
現在の位置から見ているシミュレーションなので、
衝突の影響で太陽系が移動すると景色も変りますね (^^;


宇宙は膨張してるのに…

およそ250万光年かなたにある“アンドロメダ銀河”は、
肉眼で見えるもっとも遠い天体なんですねー

でも、私たちの住む天の川銀河に時速約40万kmで近づいていて、
いずれ衝突するのではないかと言われてきました。

宇宙は膨張しているのですが…
“アンドロメダ銀河”と“天の川銀河”は同じ局部銀河群に存在するお隣さん、
お互いの重力で引っ張り合っているんですねー

今回の研究では、“アンドロメダ銀河”と“天の川銀河”の今後の動きを、
コンピュータでシミュレーションしています。

分かったことは、2つの銀河は「すれ違ったり」、「かすめたり」することなく、
約40億年後には衝突するということ… (^^;

そして20億年かけて合体して、新たな楕円銀河が出来ることになるんですねー


衝突のあとは

衝突が最も激しいケースでは、
全ての星は今までとは違う場所に弾かれることに。

ただ銀河の中の星々は、互いの距離が非常に離れているので、
星同士が衝突することはないようです。

でも、重力で軌道を変えられた太陽は、
さらに銀河の中心から離れた片隅に、追い出されそうなんですねー

その時の太陽は、赤色巨星になっていて一生の終りを迎えているようです。

この後も銀河同士の衝突は続き、
今度は同じ局部銀河群にある“さんかく座銀河(M33)”が衝突合体に加わるようです。

まぁー アンドロメダ銀河自体が2億年以上前にM32と衝突しているので、
衝突合体は結構起きているんですかねー

ながーいスパンで考えると、人類は色んな星に移り住む事になりそうですね。


こちらの記事もどうぞ ⇒ アンドロメダ銀河の2重リング


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