マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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神戸魚崎の櫻正宗記念館「櫻宴」会席

2017年05月21日 08時38分41秒 | 食事が主な周辺をお散歩
実弟の三男夫婦が転居した街は神戸市灘区。

三重の鈴鹿から離れて都会に移った。

海のすぐ近くに酒造会社がいっぱいある。

酒蔵の街、神戸の灘。

六甲の山々から湧き出る伏流水。

もちろん急流になる津賀川、石屋川、住吉川、芦屋川、打出川、宿川、津戸かわなど。

古来、茅渟の海と称された大阪湾に流れる川も酒造りの源泉。

西から「西郷(灘区)」、「御影郷(東灘区)」、「魚崎郷(東灘区)」、「西宮郷(西宮市)」、「今津郷(西宮市)」。

この五つの郷が灘五郷と呼ばれている。

テレビコマーシャルなどで知った酒造会社だけでも神戸市東灘に菊正宗、白鶴、櫻正宗、剣菱、宝。

神戸市灘区が沢の鶴、金盃、富久娘、月桂冠、忠勇など。

西宮市では日本盛、大関、辰馬本家、大澤本家、松竹梅、多聞、小西がある。

新築・転居した付近でどこかいい処・・があれば、そこで食事でもと云って辿り着いた食事処は櫻正宗記念館内にある「櫻宴」。

住之江に住むおふくろを乗せてやってきた。

アドレスをカーナビゲーションにセットすれば阪神高速道路の湾岸線を示す。

久しぶりというか、云十年ぶりに利用する高速道路は意外でもなく渋滞のない道路。

スイスイ走る。

ここで右に下りなさいとカーナビゲーションが伝えた降り口は「魚崎浜」出入口。

出たところに一般道に交差する信号があるのか、なかなか動かない。

それがなければあっさりと着いてしまう魚崎に櫻正宗記念館がある。

えっ、ここを曲がるの、と思えるような信号無しの道。

住宅街に入り込んだ。

そこから見えるスーパーマーケットにコーナン。

住まいする近距離に自転車も要らないぐらいである。

さて、「櫻宴」である。



当時の酒蔵をリニューアル・・・でなくて、創業300年の歴史を語る道具などの史料展示ならびに店舗化した施設。





名産などお土産も販売している櫻正宗記念館は大震災の試練を乗り越えて2010年の秋に再オープンしたそうだ。



1階から吹き抜けの2階にある「櫻宴」会席メニューは、予め、男女別に分けて注文していたという。

9月のお勧めランチは税別2100円の「秋桜ランチ」。



にゅうめんに箱小鉢四種。

しめじと菊菜の白和え、枝豆とヒジキの煮もの、サンマの天日干しにローストビーフ。

陶板焼きはカレイのみぞれ煮。

揚げ物天ぷらはサヨリ、カボチャ、シシトウ。香物に味噌汁をつけたご飯。

イロゴハンでもなく白いご飯である。

デザートもついたランチは女性たちの食べ物。

おふくろにかーさんに三男嫁が食べる。

私と三男は別もの。

税抜き1905円の「半切弁当」。



小皿にそれぞれ盛った食べ物は、しめじと菊菜の和え物にサヨリの南蛮漬け、オクラの梅和え、マグロの山掛け、サンマの天日干し、茶碗蒸し。

半切弁当にはまだまだある。

海老、カボチャ、シシトウの天ぷら。

サトイモ、シイタケ、インゲンマメ、ニンジンの炊き合わせ。

さらに、だ。



陶板焼きと同様にコンロの火で作る料理はアナゴの蒸籠ご飯。

これには後ほどにいただく出汁がつく。

ワサビや刺身のツマでも使う材料も添えている。

蒸したご飯は椀によそってまずは1杯。

2杯目でも3杯目でも構わないが出汁を入れてこれらお好みを混ぜて食べる。

二つの味わいができる料理は、ここだけじゃなくても、度々紹介される食べ方であるが、アナゴが食べられないおふくろ。

それが決め手の男女分けコースにしたという。

味噌汁も同じようにつくがデザートが違う。



半切弁当は黄桃入り黒糖くず餅であった。

プルン、プルンするのでスプーンになかなか収まってくれない。

味は良いのだが、疲れてしまうのが難点だ。

ちなみにどちらも天ぷらがあったが、食べ方は異なる。

「秋桜ランチ」は出汁で塩・胡椒で食べるのが「半切弁当」だった。

おふくろが云った。



これは気持ち悪いし、食べられへんから食べてと云われていただくカレイのみぞれ煮の陶板焼き。

これが美味いんだな。

(H28. 9.28 SB932SH撮影)


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