マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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日々坦々

2010年10月14日 07時18分21秒 | 食事が主な周辺をお散歩
西梅田界隈にでかけた。

何年ぶりになるであろうか。

普段暮らす地域と違って様変わりの世界の都会は大きなビルが立ち並ぶ。

どこが目的のビルか判らない。

地下鉄を降りて地下街へ。

どの階段をあがるのか番号を確かめて上がっていった。

それが大阪ニコンサロンがある西のオフイスタワー。

静かに上昇するエレベーターが気持ちいい。

上からの眺めもビルが林立している景観だ。

オフイスは暗い。開店時間がまだ早かったのだ。



仕方ないので降りて路上にでた。

梅田辺りを眺めた。



車や人が往来している。

ファッション的かなと思いきやそうでもない服装だ。

憧れは現実観に戻る。



ここに来たからには堂島へと足を運ぶ。

そこが堂島アバンサ。

ビジネスマン時代には本を求めて度々訪れた。



奈良本はジュンク堂3階人文コーナー11にあった。

積んでいるわけではない。

存在しているだけだ。

足早に去った。

そうしてオフイスタワーに再び着いた。



そこには撮影者の作品がずらりと並ぶ。

撮りためた「日々坦々」の情景だ。

ときおり祭り取材のおりにお会いする石津武史氏が紳士姿で立っていた。

作品は梅田中津のとあるガード下の情景を写している。

なにげなく訪れたガード下。

そこに佇んでいれば様々な人たちが往来していることに気がつかれた。

それも同じ時間に同じ人が。

何度も訪れたことが淡々としたシーンを撮っていく気になったそうだ。

観察力の結果が写真に描かれている。

ドライアイスの作業する人。

それを発見した遊ぶ子供たち。

郵便屋さんや自転車が通りぬける。

うなだれた姿で歩くビジネスマン。

お酒を飲んだ帰りであろうか。

婦人と歩く老人。生活感がにじみ出る。

一日の生活のなかでその一瞬がガード下に姿を現す。

直前はどうだったのだろうか。

そしてどうしていくのだろうか。

断片を切り取った映像は通り抜ける人が語っているようだ。

さらに想像するシチエーションが膨らんでいく。

深い意味のある写真だ。

被写体は人。撮影承諾は得ているという。



一時間ほど楽しませてもらったあとは都会の味を食べてみたくなった。

カレー+コーヒーセットでワンコインの500円の看板が目に入った。

お店はCRUISE。万席で埋まっていた。

(H22. 9. 7 SB932SH撮影)