【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

ひまわりのおか

2014-03-09 | 絵本


ひまわりのおか:株式会社 岩崎書店
文:ひまわりをうえた八人のお母さんと
  葉方 丹(はかた たん)
絵:松成真理子(まつなり まりこ)

2011年3月11日 宮城県・石巻市立大川小学校を、大きな津波がおそいました。わが子をなくしたお母さんたちは、やがて、小学校のそばにたくさんのひまわりを植えはじめました。日差しをあびて、ぐんぐん成長していくひまわりに重なるもの。それは、何よりもたいせつな、愛する子どもたちの姿・・・
この絵本の表紙折り返し(おりかえし)より。

八人のお母さんたちは、あの日津波にのまれて行方不明になった13人の子どもたちのお母さんのことです。
この絵本の1ページごとに、ひとりひとりのお母さんたちが子どもたちとの思い出を語ってはります、絵本の子どもたちはみ~んな優しく明るい笑顔です。
そして絵本の最後にはお母さんたちが、それぞれのわが子たちに語りかけるように手紙を書いてはります。
ひまわり畑での「子どもたちがいなくなってしまい、育てられる命を求めているんだと思う」お母さんの言葉です。
精華町立図書館でこの絵本に出合い、イッキ読みのわんちゃん、思わずうるうる・・・
かわいい子どもたちがいたこと、やさしいお母さんたちがいること、わんちゃんはけっして忘れません、そして2011年3月11日のことも・・・➱こちら

3月10日 朝日新聞 (朝刊)天声人語(一部分省略)より
岩手県の高校教師で東日本大震災を体験した人。照井翠(みどり)さんが俳誌に連載中のエッセー「釜石の風」最新号の「三月を愛さない」
「ここ被災地では、私達は三月を愛さないし三月もまた私達を愛さない。三月は凄惨(せいさん)な記憶を蘇(よみがえ)らせ、私達の心をずたずたに引き裂く。・・・二月の後が、すぐに四月であったならと思う」。一語一語が当事者でない者の胸に突き刺さる。
「忘れない」の声は薄れがちで、この国の日常はいつしか浮かれてしまった観がある。被災した人の胸の内は一様ではあるまい。ただ、春を明るいものと見た「かつて」に立ち戻れない人を思えば、三月はやはりつらい月だ。
きのう、黒土を割って咲く黄色のクロッカスを近所で見つけた。木々の芽も張ってきた。被災地でも、冬が幼い春に少しずつ道をあけていくときだろう。鎮魂と再生の三月を分かち持ちたい。

俳句形式の胸で泣く  照井翠句集『龍宮』を読む
関悦史さんのblogへ➱こちら

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (チョッコ)
2014-03-09 16:19:34
わんちゃん、ご無沙汰しています。
「ひまわりのおか」図書館か本屋さんで探してみます。

わんちゃん、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」
見ていらっしゃいますか?

息子さんが出征前に母親に言ったセリフに泣かされました。次男の死に悲しむ姿にも涙、涙。

母親は、いくつになっても母親で、ドラマをみていると
いろいろ思い出すものですね。
チョッコさん こんばんわ~ (わんちゃん)
2014-03-09 21:33:05
「ひまわりのおか」での子供たちは明るく元気な子たちです。可愛い表情ですよ・・
その子たちを見ただけでもウルウルのわんちゃんです。

「ごちそうさん」は今、関西なんで一層気を入れて観てますよ~
1週間分をイッキ観なんでジックリとですね観てます、そして泣かされてます

今ある命を大切にしたいですね、ああゆうドラマ観てるとつくづく思います

チョッコさん読んでくださってコメントいただきアリガトウです

コメントを投稿