涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

「歌川国芳猫づくし」風野真知雄

2016-08-31 23:00:00 | 読書

『妻は、くノ一』、『耳袋秘帖』など数々のヒットシリーズを持つ、時代小説作家の風野真知雄さんが、
歌川国芳と猫をテーマに描いたのが「歌川国芳猫づくし」。

日曜日に神戸市立博物館で「俺たちの国芳 わたしの国貞」展を観てきたので、
前から気になっていたこの本を博物館からの帰りに購入。

歳をとって老いを恐怖し、葛藤する国芳の姿が、
七編の物語で語られます。

全編に猫が登場するのですが、あくまで狂言回し。
主役は 国芳です。

登場人物に複雑さは無いので、「等伯」を読んでいたときのようなわかりにくさは無く、
あっという間に完読です。