涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

検査を受けたきっかけ:???

2005年12月10日 | 検査
黄金週間のころから違和感を感じた。
めったに体調をこわさない元気オヤジだったのに。

あ~、熱が出る、汗がすごい、だるい、食欲が激減して食事が出来ない。

普通の血液検査、レントゲン検査でも異常なく、
「夏風邪でしょう」という診断で抗生物質をもらう。
それでも熱は下がらず。

検査もしたことだしそのうち、そのうちと思って放っているうち
2ヶ月で体重が8kgも減ってしまう。鏡に映った自分の顔を見て愕然。
まるで、ガン患者のようだ。頬もこけてそういえばズボンをはいても落ちてくる。
口の中を見れば、白い苔がべったり。

これは変だぞ、そう感じた。

「癌なのか?もしかしてエイズ?」
まさかかかりつけ医にHIV検査をしてくださいともいえず、
CD4/CD8を検査してもらった。
翌日検査結果を聞いたらかなりCD4が落ちていると。
これはいかん、と思い、早速匿名で受けれるHIV検査に出かけていった。

今からふりかえれば、典型的なAIDSの症状だったわけだ。
アメリカの教科書をひもとけば、このような症状のときはHIV検査をしろ、
と書いてある。
CMTD2003によれば、 HIV感染 症状と徴候には以下の通り
「1.全身症状  発熱、寝汗、体重減少がHIV感染患者に一般的な症状であり、
        日和見感染症の合併症がなくても起こることがある。~~~~」

あのころ僕の持っていたAIDSの知識といえば、
映画のフィラデルフィアで見た事(死ぬ、ひどい下痢、顔にカポジ肉腫)とか、
カリニ肺炎で息ができなくなって死んでゆく。
ってことくらいだったのだ。
雑誌にいろいろ掲載されていたのに、「自分には関係ない」って思っていた。
なにせコンドームをせずにアナルセックスなんてしたことなかったから。

なもんで、少しでもこういう症状に心あたりあるならば、
思い切って検査に行ってほしいな。
相手にうつさないため、というよりむしろ、自分の身を守るために。

次回は検査に行った時の話を。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感染経路 (すとれすおっさん)
2014-06-27 09:26:09
大変お辛いかも知れませんが、
もう少し心当たりある
感染経路について詳しく教えてもらえませんか?

世間の人たちには、
入れるときにゴムしたらいいって
認識が多いと思います。

精子を飲むとか、口内射精されたのでしょうか?

お答えいただける範囲で教えていただけませんか?
そうですね・・・ (やじ)
2014-06-27 11:36:36
よく唾液はバケツ1杯飲まないと感染しないといいますから、キスではないですね。

口内射精も、飲精も経験ないし。

なので、ひょっとしたらオーラルで先走りから?

などと勝手に想像しています。

主治医も、何でだろうね、と不思議がっていました。
発見が遅れたのも、そういうわけで自分は大丈夫だと勝手に思っていた事が原因なのです。
ありがとうございます (すとれすおっさん)
2014-06-27 15:00:07
お辛いとおもいますが、
お答えいただき、ありがとうございます。

医者も何でだろうってなりますよね。
リスクは小さすぎると思います。

でも、こうして経験を話していただくと、
予防への意識が高まります。

まだ、自分は結果をもらってませんが
NATがあるので少しほっとした感じです。
でも、ウインドウ期間が曖昧ですので、
すごく不安です。
高熱、扁桃炎、リンパ、関節痛があったので不安です。

水曜日が1ヶ月後の結果です。

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