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負の欲求と正の欲求を組み合わせる

『ひとはなぜ戦争をするのか』の中で、フロイトは、人間が持つ二つの欲動について説明している。

一つは、保持し統一しようとするエロス的欲動(愛に関する欲動)、もう一つは、破壊し殺害しようとする欲動(攻撃本能)である。フロイトは、どちらの欲動も人間になくてはならないものだという。

「二つの欲動が互いを促進し合ったり、互いに対立し合ったりすることから、生命のさまざまな現象が生まれて出てくるのです。一方の欲動が他方の欲動と切り離され、単独で活動することなど、あり得ないように思えます」(p.40)

この考え方には共感できる。

目標志向性には、他者の評価を気にする「業績志向」と、自身の成長を目指す「学習志向」があるが、これらも連動しながら人を動かしているように思うからである。

負の欲求と正の欲求をいかに組み合わせ、全体として建設的な方向にもっていくかが鍵になる、と感じた。

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