前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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山田産業労働部長、経済団体連合会、福井信金と懇談。ますます消費税増税はだめ、を確信。

2012年04月28日 | Weblog
    昨日は衆院比例の藤野やすふみ候補が来福されました。かねもと幸枝1区予定候補とともに、私も各所の調査懇談活動に同行しました。

    福井県の山田賢一産業労働部長との懇談。山田部長は井上さとし参議院議員の同級生。藤野さんは京大の後輩にあたり、なごやかに懇談。
部長からは「中小企業雇用では金融で利子補給などに取り組んでいるが、最終的には売り上げにならないとだめです。雇用では短期離職者のフォローアップをしている」「伝統の越前焼は売り上げが大幅減少で苦戦。日展などの出展助成もおこない支えていく」と説明。
藤野さんは「昨日、小浜で懇談しました。田村長さんも観光とセットで考えている。鯖江のメガネは単価の高さが生き残れるカギですね。それにしてもこのデフレのなかで消費税増税など13兆円から20兆円もの負担増は無茶です。実態経済をあたためていきたい」などと語り合いました。


    福井県経済団体連合会の宮崎和彦事務局長は、「消費税に反対ではないが、一番弱い中小にしわよせがくる。いまは納税相談でも利益がでている企業は少ない」と述べ、現況での消費税増税はますます福井の中小企業に打撃となることが裏付けられました。
 藤野さんが日本共産党の経済提言を説明するとじっと聞き入り、「考え方はいい。税収をどうあげていくかがポイント。高齢化では内需が増えない。資本主義の行く末はグローバル化だ」と議論になりました。

    福井信用金庫の徳橋庸生総合企画課長との懇談では、「エリア内で企業が3300社ぐらい減っている。世帯人口も世帯数は5000増えているが人口は7000人減少」「こういうなかで企業は2極化している」「住宅ローン、教育ローンは伸びている」などと説明。
藤野さんは「行政と一体となって地域の底上げをすすめる活動が金融機関にも求められていますね」と応じました。
地域の金融機関として信金はエリア内預貸率はトップだとのことです。地域の中小企業を支える信金の役割は大きいと感じました。

   懇談に応じていただいたみなさん、ありがとうございました。


           ★


    夜は福井市内で「経済提言講演会」を開催し、藤野やすふみ衆院比例候補が講師をつとめました。福井1区のかねもと幸枝、3区の山本まさひこ両候補もあいさつしました。
 藤野氏は、「消費税についていろんな意見があるが、今、野田内閣が出してきた世界に例のない急激かつ巨大な負担増に反対するということで共感は広がる」として、福井商工会議所との懇談でも「中小業者には厳しい」との声がだされたことを紹介しました。
 具体的に「提言」にふれて、「財政の大変さは税収の不足」だとして96年から2010年の比較で14兆円も税収が落ち込んでいると指摘。北陸信越5県をみても消費税が2000億円増えているのに法人税は1800億円減り、所得税は4000億円減っていることをしめしました。
そして、能力に応じた負担、所得を増やして経済を立て直す、という党の2つの改革を説明しました。藤野氏は政府は「法人税を上げると企業が海外へ出ていく、とか言われているが、問題は売上げであり、政府の調査でも法人税率を気にしている経営者は10数%にすぎない。大企業の内部留保は1年で9兆円も増えている。こういう仕組みを変える。中小企業予算は予算のわずか0.34%であり戦後最低だ。中小企業庁の職員は200人しかおらず、宮内庁の5分の1」と説明。「財界中心の政治から抜け出そう」と訴えました。

   参加者からは「原発なき後の嶺南の経済雇用をどうするのか」「法人税を下げる国際協調とは」「大野市では工業など最盛期の6割程度。中山間地域の再生にどうのぞむか」「新幹線や足羽川ダムなどの無駄遣いをなくす政策を」などたくさんの質問や意見がだされ、藤野氏らがていねいに答えました。
   最後に、私が閉会あいさつをおこない、「原発ゼロを実現するのは政治であり、総選挙の結果です。藤野さんを国政に送り出すために、きたる5月13日の志位委員長を迎えての演説会成功へご協力ください」と訴えました。

   ぜひ、5月13日午後2時から福井市文化会館で開催されます志位和夫演説会にご参加ください。なお、会場周辺にはほとんど駐車場がありません。各地から送迎バスをだしますのでご利用ください。お問い合わせは 0776-27-1380 まで。



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