太平楽の巻物

芝居の感想、日々について気ままに太平楽をかまします。

バラエティーの怖さ

2011-10-19 08:55:47 | 日常
某大人数女性アイドルグループファンの方はここでさようならm(_ _)m


元々そうかわいくもないし、かわいくなくてもいいけど媚び顔なのが嫌、歌も踊りも下手だし、
紅白や歌番組での立ち位置のバランスの酷さがかなり苦手です。
売り方も気味が悪いし。

でもまあ、お好きにどうぞ、とは思っていました。
ところが先日、きたなトランを見てから、
割とまともな人なんじゃないかなと思っていたツートップの一人が、
出てくると不快の域に達してしまいました。

下町で、昔を懐かしむ近所のごひいきさん中心にやっていたと思われる善良そうなおばあちゃんのお店での振る舞いです。
以来、この子がおぶすで割と老けてるのは性格のせいじゃないかくらい、つい考え、
速やかにチャンネルを替えてしまいます。

もっとも、彼女だけに責任を押し付ける気はなく、
そのコーナーの雰囲気が悪かったし(きたなトランのその前後の店ではそうでもないのに)、
そんなものを進めて、しかも放送していいと考えた番組スタッフがクソなんだろうな。
底意地が悪い、人間的に歪んだものを感じる。

テレビを見てあれだけ不快になったのは、
すでに引退したタレントの法律?番組での度を越した女性タレントいじり以来でした。

昨今、このような下らない番組ばかり垂れ流して視聴率があがらないとかどの口が言うか、と思います。
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9月歌舞伎昼の部

2011-09-26 08:46:51 | 日常
淀君は芝かんさん(例によって携帯からすぐに変換できない)休演、
福助さんに代わっていました。
それほどよくもないような……
「近う近う」と手招きするあたりは、生々しくて嫌らしくてぞっとした。
秀頼が死にたくなるくらいだから、芝居としては正しいのかな。
で、いつも思うのですが、正気を失ったあたりの怪談風の音、必要なのかなあ?

新又五郎さん、ニンじゃないというか、特に最初のほう、高く張った声が一本調子に聞こえて残念な感じです。
もともとイケメン声だから、普通でいいのに、と思ってしまった。

周りの人々が重厚でよかったです。
裸武者はいい尻でしたが何かちょっと物足りない。

口上を挟んで、車引。
御本人が一番残念で悔しいことでしょうが、
足がやっぱり痛々しいです(;_;)。
声がいいのでヒーロー系もいいな。
キッチーは「大播磨!」立派でした。風格があり、大きいです。
歌舞伎を初めて見ようという方にはキッチーの芝居を勧めたい。
時平は、役者さんが優男なので最初、弱々しいかなと思ったのですが、
その分歪んだ変質者っぽくてなかなか面白かったです。

石川五右衛門は、
「で?」という話ではあるけど、見た目のバランスがよくて、
好敵手っぽかった。
この二人で組んで大暴れする都合のいいヒーローものが見たくなるくらい。



箇条書だな……。
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十牛図と秋庭歌

2011-09-10 19:50:56 | 音楽
国立劇場です。
当日、ネットで買って出かけました。

ひっさびさの声明です。
大好きなのですが、なかなか機会がなくてタイミングが合わなくて。

ただ、なんで十牛図で鎮魂なのか全く分からず、聞いてみた後でもやっぱり分かりませんでした。
最初と最後に読経して無理矢理くっつけた感があります。

声明は素晴らしかったし、3宗派がそれぞれの音で合わせるとか、
ぐっときます。
しかも違いが出て面白いものですね。

両袖と2階にお坊様がずらりと並ぶので、
この囲みの中にいた人はラッキーでした。
私は、残り僅少の当日買いなので、まあ、若干、蚊帳の外(笑)
3階はちょっと辛かったんじゃないかと思います。

ただ、クライマックスと言ってもよさそうな第8図の最後のほうに、笙と龍笛の「soli」は、申し訳ないが心底うんざりしました。
悟りを開いて輝かしく森羅万象の中に自己が解け合ったみたいな無、みたいな控え目な陶酔が終わった後に、
言っちゃ悪いが俗っぽい、陳腐な旋律を長々聞かされました。
べつに、龍笛でドレミファソラシド+#、♭をやってもいいですが、
安っぽいイージーリスニング風なのがいただけない。
(思えば、トーギさんが嫌いなのもその理由だった)
一気に俗な世界に引きずり落とされた上、このパートが長いので、
だんだん苛々してきました。
その前にもこのsoliは出てきて、やっぱりあまりよくなかったです。
楽器の良さが活かされていない感じ。
好き好きだとは思いますが。

そういうわけで、なんともいろいろ中途半端な印象が残りました。

秋庭歌は、よかったです!
無茶やりおるwみたいなパートもありますが、武満節だし。
響きの美しさ、端正さ、堪能しました。
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7月歌舞伎・昼の部

2011-07-28 19:22:11 | 歌舞伎
「鳥居前」
一時より、右近さんのミニ師匠ぶりが減った気がします。
私はこういうほうが好き。
声はいいし姿もきりっとしているし、踊りも芝居も上手そうなのに、
申し訳ないが何か、どこか面白くない。趣味の違いかな。
何か頭を押さえ付けられているような……

さらに申し訳ないが、他の方々には特に書くことはないです。

「勧進帳」
まあ予想どおり。
まあこんな感じ。エビさまは真面目に頑張っていたようです。
それでいいです。
最低限、余計なアレンジさえしなければ。

弁慶はちょっと優柔不断に見えたが、心優しい感じにも見えました。

殺る気満々の山伏を金剛杖で抑えるあたりがけっこう好きです。

理由は自分でも分からないながら(かっこいいはかっこいいが、やはり趣味かな)、
明石屋さんがすごく好きなので、
出てらっしゃるとつい、注視してしまいます。

梅玉さんの義経は、ただ貴公子でなく、有能な軍人に見えますね。
そして、落ちぶれたようになって、賎しい格好をしていても上品で。
「その時御手を…」のシーンは、梅幸さんの次に好きかも。

「楊貴妃」
正直、「で?」っていう……。

春猿さんか笑三郎さんが楊貴妃役のほうがよかったな。
ファムファタルっぽさもそのほうが出そうです。
春猿さんがいい味出しすぎでした!
あとは、梅玉さんの玄宗のラストの虚無感がなんとなくカタルシスでした。
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なんじゃこりゃってドラマ

2011-07-26 21:03:37 | ドラマ・テレビ番組
※北大路欣也さんを盛大に押した日記です。


昨日、北大路さんが出ていたので2時間ドラマ?をうっかり見てしまいました。

どういうオチをつけるのかなあ、と気になったこともあり、最初から最後まで。

うーーん。なんというか。
率直に言えば駄目なドラマでした。
昔、北大路さんの銭形平次の中吊り(銭を山と積み上げてニッコリ微笑み、「俺は無駄遣いはしねえ」と台詞が付いている。激プリ)が欲しくてJRに直談判したこともあるくらいに好きだから見ましたが。

話は曖昧でご都合だし、
キャラクターがすべてテンプレ過ぎて半笑い。
冤罪の後に警察を信じられなくなった薄幸の不良美少女、
その姉の健気な薄幸美女、
絵に描いたように悪い女、その彼氏もおにちくで、薄幸美少女をてごめ(この表現がぴったり)にしようとする。

りゅうとした老(元)刑事は、ひいき目抜きに、誰よりもかっこいい。
対する婿殿はイマイチ影が薄い。
新しい管理職は、頭でっかちの嫌な女(主人公と対比させるため、鼻っ柱は強いが非常に無能)で、
次第に老刑事を評価するようになるが、その流れがまた天ぷら。

つまり、北大路さんかっこいい!!と言いたいだけの、すまないが私でも書けそうな話でした。

時代劇によくありそうです。
こういう話の時代劇はファンタジーだから、いいんですけども。

最後に、かっこいいおじ様は風来坊よろしく、一人で旅に出たりなんかして。

善人そうな人の誰かが犯人?なのかな?的謎解きを期待したが、
それも不発。
刑事や殺しがあるからといって、ミステリーというわけではなかったようです。

美女の彼氏や一家はどういう扱いになるのか、
あの、やな父娘や美女はどうするんだろう、とか、
なんか中途半端で、おいてけぼりで終わりました。

月曜っから重いの見るの、嫌でしょ?
気軽に、孤立無援でも信念を貫いて人を信じるかっこいいおじ様で楽しんでね♪ということだったのかと思うことにします。
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7月歌舞伎(エビ復活)

2011-07-19 08:43:05 | 歌舞伎
メール箱に放置されていたorz
一応upしちゃいます。
1週間前だな……


まず、早々に夜の部を見ました。
なかなか面白かったですよ。
全然期待していなかったからもあるのかな。

申し訳ないながら、話の種程度に安い席を取りました。
事細かに書くと角が立つので省略しますが、正直、私が面白そうな要素がないんです。
やっぱり行くの止めようかと思ったくらい。
でも行ってよかったな。
ただし、最初の曾我の対面??はかーなーりー微妙でした。
大人の事情の数合わせかなあ。

全く盛り上がらないまま、置いてけぼりで終わりました。

次が春興鏡獅子。
はっきり言って、弥生はつまらなかった。10分で睡魔が来ました。
神妙ではあったが、顔は綺麗ではあるが女子力皆無。まあ予想どおり。
獅子は、器用な人ではないし上手くはないし、形も綺麗ではないが(顔はやっぱり綺麗)、背水の陣というか、ここしか居場所がないというか、
がむしゃらな気合いは感じました。
真面目にがんばれー!という気分になりました。
「江戸の夕映え」も、予想以上に面白かったです。
真面目に演じていたし。
海老さんは何か変なアレンジをするのが全然よくなくて小面憎くなってくるので、
真面目にやっててくれればいいんです。
今を焦らないでほしかったんです。

毎回こんな感じなら、普通に応援もするし、「海老なら行かない」なんて憎まれ口も叩かないなあ。
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コクーーン!!その2

2011-07-05 08:57:01 | 歌舞伎
なんだかんだで1週間経っている件。

もうネタばらしもありだと思うので、書いてしまいます。

小万殺しは相当に激烈です。
夫婦は、DQNだが、お互いを思い合って庇い合う情の深い夫婦で、
今回は、むんむんした色気はないものの根は真面目で純粋(逆にちょっと暗いくらい)な若さが出ていたので、
なぶり殺しがなんっとも痛々しい。
菊の悲鳴も澄んで綺麗だからとても哀れです。
言い訳や命乞いをせずに小万は死んでいきます。
最期、聖女みたいにちらっと笑ったようです。
そんなことしたら忘れられなくなってしまう。

ハッシーはこんな時、幾分現代的なリアルさを嫌みのない程度に入れるのですが、
やっぱりクレイジーだった。青白い狂気の鬼になって、悪意やら憎しみやら様々な負の感情が凝り固まった笑うような顔で、乳飲み子まで手にかけ(させ)る。
魔王(おい)になってしまっています。
ここでこどもの血が飛んで白い顔にかかるのは、有りがちそうだがしにくそうな気もするし、こどもの血というのがいっそう凄惨だし、
目を背けたいような痛ましさでした。

首を落としてそれを丁寧に包み、いとおしげに懐に入れると、本水の大雨になります。
雨の中天を仰いで慟哭する。
愛する女を惨殺し、仇討ちにも加われず、どこにも救いがないところに落ち込んでしまった絶望とか運命への怒りみたいなものとか、
よろよろ雨の中を歩いていくのが見ていて辛くて仕方がない。
(ところで、この時客席の中も通るのですが、そちらはさすがに本水の雨はまずいので、熊谷駅にあるようなミストを噴射して、効果を出していました)

切腹しようとする源五兵衛を留めて三五郎が死ぬのですが、これまた若々しく哀れな好演。
これだけ真面目な若者がどうしてぐれて、こんなことになってしまうんだろうという不条理感が強いです。
最後に復活の勘三郎さん。


さっぱり義士になられちゃうともやっとする芝居ですが、今回の源五兵衛さんは痛みを抱えて散るために活躍し、見事に腹を切って果てそうな気がしました。
だらしないんだが、同情の余地はある。
裁判員裁判ならちょっと揉めそうです。

そしてラストは、くるくる回る回り舞台に、夢か現か幸せそうな人々の日常が文字通り走馬灯のように巡るのです。
小万にひざ枕する三五郎、町の人たち、端然と座る源五兵衛。
何もなかったらこんな日常だったのかな、と思うような。
なんかぐっときました。
よかったです。


ちょっと感傷的な感想になってしまった。
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コクーン!!!

2011-06-27 08:50:28 | 歌舞伎
昨日見てきました。
菊Jr.が初参戦なので、これまでは天井の袖席だったのを1ランクだけアップ!

今までと雰囲気ががらっと変わって、静かで透明でした。
勘三郎さんと福助さんの味わいが濃すぎて脂っこいのが、絵金の絵みたいな、泥絵の具っぽい、猥雑な現在と過去の混じり合う世界を作り出していたこともあるかもしれない。

橋之助さんは蒸した白身魚の味わいだし、菊は生きた白魚な感じです。

だから、今回はらしくないっちゃないけれど、私は好き。

幕開きにショスタコーヴィチの5番の第3楽章がかかります。
幕は、印象派とシーレが混じり合ったような、美しく陰惨な色合い。
音楽と背景が歌舞伎でなく、かぶいたコクーン風味です。
音楽と背景の静かで痛ましい始まりで、三五郎と小万が実は根っからの悪人ではなく、運命の歯車に巻き込まれた被害者の悲劇を映しているようです。
南北なのに黙阿弥っぽいのかな。

5番3楽章は、その後も何度もここぞというところでかかります。
それと、三味線と並んでチェリストが座り、通奏低音めいた音楽を弾いています。
台詞は若干言いにくそうだが、綺麗です。

内容は、三五郎夫婦の真面目さが透けて見える一方で、源五兵衛のダメっぷりがいっそう強められているようです。
小万殺しとその後のフェティッシュな狂気が怖く、慟哭も痛ましい。
そういうドラマなので、怪談仕立てはなしです。
続きは後ほど。
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お江戸

2011-06-13 20:22:55 | 日常
そんなわけで。


何気に一度も行ったことのない江戸村にも行きました。
まあ、入場料は正直、安くはない(笑)。
車ならともかく、便もそうよくはないです。
しかし結構遊べそうです。
入口から、ネズミーランド同様、夢の国にご招待された気分になります。
そして、「昔」だからか、なんとなくおっとりしています。

もちょっとしょぼいかなあと思っていたのですが、昨今のしょもない時代劇とはさすが比べものにならないくらい考証もしっかりしています。
1円=1両というレート以外は(笑)。
「4000両でございます」
とにこやかに言われると、やっぱり「ヒー」ってなりますね(^-^;)

こども向けのお化け屋敷系が多いです。
しかし大人をにやっとさせる遊び心もふんだんにあります。

街中の同心みたいな人が鼻の下が青いとか、いかにもすがれた素浪人みたいな人が歩いているとか、
いい感じに緩いです。
あと、忍者がこどもたちを引き連れて修業しているのが何かおかしい。
親切なんですよ、忍者の人たち。

劇場関係は、花魁と北町奉行所を見ました。
真面目に見たら負けですw
特に奉行所は、役者さんたちは笑かす気でやってますw
しかし芝居が終わると皆さん揃っておばあちゃんの車椅子を押したり、案内をしたり、悪人も変にいい人たちでさらにおかしいです。

他のも見てみたいので、また行きたいなあ。

なお、途中でにわかに雷雨になり、友人がロッカーに傘を置いて来たため傘を買おうとしたら、番傘しかありませんでした(笑)。
欲しいけれど…車なしの旅行者が持って帰るのは辛いですね(^^)。

土産を買ったりしていたら、外を越後屋のご主人がにこやかに通っていました。
腰の低い温厚そうな旦那で、とても悪役人との結託を進めるようなお人には見えません。
(なぜかは、ネタばらししちゃうと詰まらないので書きません)

楽しかったです。
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おんせん!

2011-06-09 08:45:36 | 日常
土日に、友人たちと鬼怒川に行きました。
温泉はいいなあ。
このあたりから出かけるのに、近すぎず、遠すぎず、疲れないのもいいし、
何度も書いている気がしますが、
サービスがいいんです。
そうすっごい名物があるわけでは失礼ながらないし、観光も日光以外ぱっとしない印象だけれど、
喜んでいただきたい、という気持ちと工夫が伝わりますね。
以前、父の勤め先の契約保養所っぽい安めのところに泊まった時も、大満足サービスだったし、
行って外れたことがない気がします。
今回も、オッサン化した私たちにも好感度の高いかわいい少女趣味の宿で、母を連れてきたいなあと思いました。
さらに、従業員の人たちが、親しみの篭った丁寧さで、
なんだか気持ち良かったです。


思うに、近いしお父さんたちの旅行や社員旅行のイメージ、修学旅行などで日光に行かされすぎるので、
この方面をちょっと軽く見ちゃう節があるのかな。

しかし日光も、大人になってからじっくり見たほうが絶対に楽しい!
また行きたい!


はっ このまま鬼怒川を褒めて終わってしまう。
まいっか。
江戸村はまた後ほど。

そうそう、震災の影響で発表が遅れていた?(うろ覚え)、
車両のリニューアルお披露目イベントのようなことをしていたようです。

帰りに乗りましたが、赤い車両がそれかな?
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