太平楽の巻物

芝居の感想、日々について気ままに太平楽をかまします。

テレビドラマ(なんのひねりもないタイトル)

2011-12-26 08:49:42 | 日常
今更ですが、坂の上の雲が凄い。
これがNHKの本気、ですね。
ああ、ちなみに今年の大河は最大のクソだと思っています。
ちらっとでも見るたびに猛烈に腹が立って。
あれがスイーツ脳って奴か。寒すぎる。

毒はともかく、坂の上の雲は、これまでも実直な作りで抜群に良質だったのですが、
戦争シーンの凄みが、怖いけれど目が離せない。
敵味方とも一兵士の顔がよく見えます。
美化せず淡々と、時折スローにはなるけれど、ひたむきに戦って、殺されていくのが辛いです。
過剰に残酷な描写はないが、戦争の悲惨さがぐんぐん迫ってきます。
きびきび働いている兵士達も、報われることなく吹き飛ばされる。
有能な人材を無駄に殺し合い、無駄に金や資源を使うだけで本当に虚しい。

そんな中でも、砲撃中止の命令を聞いて、勝利に気付きうっすら微笑む(昨晩の放送)とか、なんともぐっとくるシーンが入っていたりして。

おじさん度の高い俳優たちも皆いい顔をしています。
軽いイケメントレンド俳優みたいなスタンスだった人も、泥臭い汗臭い芝居をしているのを見ると、
昔の役者はよかった、と言うおじいちゃんたちに、「どうですか、今の役者は」と胸を張りたくなる。


先週、それを見た後で南極のほうに移動したら、犬が死んだところで、
こちらは感動的にしよう、泣かせようとしているのがあからさますぎて、
一気にサーっと冷めてしまいました。
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プラチナチケット

2011-11-08 08:59:32 | 日常
もうぜっったい取れまいと覚悟しつつも散々あがいて全敗した『あゝ、荒野』、
友人が神懸かり的にゲットしたのを譲っていただき、めでたく行ってまいりました。

まだまだ公演は始まったばかりなので、ネタばらしになりそうな感想は止めます。

好演だと思います!

一人は、寺山調モノローグはちょっと厳しいけれど、
案外それもありかも??と思うことが最後に分かります。
もう一人は、寺山調よりやりやすいのは差っ引いても、予想以上によかったです。

まだ始まったばかりで、全体的に少しこなれていない感はあります。
青山でご覧になる方はさらに期待できます。
あと、寺山芝居を期待しすぎると、「??」ってなります。
視覚的情報が多すぎるけれど、猥雑さのようなものは割りと薄いと思います。
まあ最後で(ry

そんなわけで、見たい人が複数回見られるといいんですよね、お芝居って。
複数回どころか自前では完膚なきまで叩きのめされたけどね……。
おかげで、このタイトルを見ると、抽選の自動音声を思い出すようになりました。

そんな貴重なチケットを譲ってくれた友人に大感謝です。
あと、これは、一人より二人で見たほうが楽しい!(終わった直後に感想言い合いたい!)
感謝さらに倍!
貴女のナイーブで刺激的な感想もすごくよかったです。と、ここでこっそり。

「スタオベの沸点が低いでしょう」って言われたけれど、まあたしかに。
でも若い人気者が出演する芝居って割りとそうですね。
ご祝儀気分かな?
あと、誰よりも先に立つ!のを目指しているような人も結構いますしね。

うがった物言いしちゃったけれど、
ちゃんとした考えがあって決めているわけじゃないんですー
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妖怪人間が面白い!

2011-11-01 23:23:22 | ドラマ・テレビ番組
なんでしょうね……。
疾走する現代に取り残されている感とか、疎外感とかが、強いですね。

みんなが突っ走っているのかと思ったら、ところどころ立ちすくんでいる人もいる。

案外、高度成長時代と、景気は停滞しつつも常に発信される情報に追われて効率や不景気を理由に物事を切り捨てていく今と、
時代の空気は似ていたりするのかな。

人間に似た形の時には美しいのに(必要以上にベムが色っぽい気がするけどオッケー)、なんともいえない居心地の悪さ。
石をぶつけられて、人間に恐れや絶望を感じている部分もありそうなのに、
それでも人間になりたいんだなあ。
社会的問題に繋げすぎるのもアレかもだが、
人間に作られた、しかも失敗作だそうだから、
人間の被害者ではある。
どろろみたいなアイデンティティ探しのようなものかな。

ナイーブなドラマです。
次回も見ます。
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秋のドラマ

2011-10-27 21:54:29 | 日常
びっくりするくらい好調ですね。
ほんとにびっくり←当たり前

興味があって見て、面白そうだと思ったのは妖怪人間と主婦探偵です。
南極大陸は面白そうだが若干既視感があります。
で、先週はN響を見ました。あの時間帯はN響の曲次第ではある。何もなければ見てみたい。

妖怪人間は、もちろん知っているがディープなファンとまではいかないので、気楽に見ていましたが、
予想以上によかったです。
疎外感がよく出ている。
マジンガーZとかデビルマンとか、ウルトラセブンとか、そんな時代の空気みたいなものがどこかにある気がします。

個人的には亀梨くんの芝居は嫌いでない(好きかどうかはよく分からないが)のに、
これまでどうも作品に恵まれず(ワインの話は、本人以外のところで見るのが無理だった)不遇な気がしていたので、
これが成功したらいいなあと思います。

主婦探偵は、風呂を洗わなきゃだったので途中までしか見てない(T_T)
深キョンかわいい。
次回必ず。

あと、毒舌執事を見ていますが、
まあこれは、お気楽に美男美女を見るポジションでいいのかな。
演出も話もアレで、はっきり言ってトンデモ残念だが、聞いた話では、原作からしてトンデモアレだというので、
単なるキャラ萌えお気軽ライトノベルなんでしょう。
ごめんね、勝手にミステリーだと思い込んで!

演出も、カバチよりはましです。
馬鹿テンションで衆愚の象徴みたいな大家夫妻(あれは役者が可哀相)もいないし。
ただ、上司のお坊ちゃま、これからどうするんだろう。
ただうざいだけじゃ、保ちません。

そういえば、相棒は絶対に見たい内容だったなあ(T_T)
予約していけばよかった。
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バラエティーの怖さ

2011-10-19 08:55:47 | 日常
某大人数女性アイドルグループファンの方はここでさようならm(_ _)m


元々そうかわいくもないし、かわいくなくてもいいけど媚び顔なのが嫌、歌も踊りも下手だし、
紅白や歌番組での立ち位置のバランスの酷さがかなり苦手です。
売り方も気味が悪いし。

でもまあ、お好きにどうぞ、とは思っていました。
ところが先日、きたなトランを見てから、
割とまともな人なんじゃないかなと思っていたツートップの一人が、
出てくると不快の域に達してしまいました。

下町で、昔を懐かしむ近所のごひいきさん中心にやっていたと思われる善良そうなおばあちゃんのお店での振る舞いです。
以来、この子がおぶすで割と老けてるのは性格のせいじゃないかくらい、つい考え、
速やかにチャンネルを替えてしまいます。

もっとも、彼女だけに責任を押し付ける気はなく、
そのコーナーの雰囲気が悪かったし(きたなトランのその前後の店ではそうでもないのに)、
そんなものを進めて、しかも放送していいと考えた番組スタッフがクソなんだろうな。
底意地が悪い、人間的に歪んだものを感じる。

テレビを見てあれだけ不快になったのは、
すでに引退したタレントの法律?番組での度を越した女性タレントいじり以来でした。

昨今、このような下らない番組ばかり垂れ流して視聴率があがらないとかどの口が言うか、と思います。
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9月歌舞伎昼の部

2011-09-26 08:46:51 | 日常
淀君は芝かんさん(例によって携帯からすぐに変換できない)休演、
福助さんに代わっていました。
それほどよくもないような……
「近う近う」と手招きするあたりは、生々しくて嫌らしくてぞっとした。
秀頼が死にたくなるくらいだから、芝居としては正しいのかな。
で、いつも思うのですが、正気を失ったあたりの怪談風の音、必要なのかなあ?

新又五郎さん、ニンじゃないというか、特に最初のほう、高く張った声が一本調子に聞こえて残念な感じです。
もともとイケメン声だから、普通でいいのに、と思ってしまった。

周りの人々が重厚でよかったです。
裸武者はいい尻でしたが何かちょっと物足りない。

口上を挟んで、車引。
御本人が一番残念で悔しいことでしょうが、
足がやっぱり痛々しいです(;_;)。
声がいいのでヒーロー系もいいな。
キッチーは「大播磨!」立派でした。風格があり、大きいです。
歌舞伎を初めて見ようという方にはキッチーの芝居を勧めたい。
時平は、役者さんが優男なので最初、弱々しいかなと思ったのですが、
その分歪んだ変質者っぽくてなかなか面白かったです。

石川五右衛門は、
「で?」という話ではあるけど、見た目のバランスがよくて、
好敵手っぽかった。
この二人で組んで大暴れする都合のいいヒーローものが見たくなるくらい。



箇条書だな……。
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十牛図と秋庭歌

2011-09-10 19:50:56 | 音楽
国立劇場です。
当日、ネットで買って出かけました。

ひっさびさの声明です。
大好きなのですが、なかなか機会がなくてタイミングが合わなくて。

ただ、なんで十牛図で鎮魂なのか全く分からず、聞いてみた後でもやっぱり分かりませんでした。
最初と最後に読経して無理矢理くっつけた感があります。

声明は素晴らしかったし、3宗派がそれぞれの音で合わせるとか、
ぐっときます。
しかも違いが出て面白いものですね。

両袖と2階にお坊様がずらりと並ぶので、
この囲みの中にいた人はラッキーでした。
私は、残り僅少の当日買いなので、まあ、若干、蚊帳の外(笑)
3階はちょっと辛かったんじゃないかと思います。

ただ、クライマックスと言ってもよさそうな第8図の最後のほうに、笙と龍笛の「soli」は、申し訳ないが心底うんざりしました。
悟りを開いて輝かしく森羅万象の中に自己が解け合ったみたいな無、みたいな控え目な陶酔が終わった後に、
言っちゃ悪いが俗っぽい、陳腐な旋律を長々聞かされました。
べつに、龍笛でドレミファソラシド+#、♭をやってもいいですが、
安っぽいイージーリスニング風なのがいただけない。
(思えば、トーギさんが嫌いなのもその理由だった)
一気に俗な世界に引きずり落とされた上、このパートが長いので、
だんだん苛々してきました。
その前にもこのsoliは出てきて、やっぱりあまりよくなかったです。
楽器の良さが活かされていない感じ。
好き好きだとは思いますが。

そういうわけで、なんともいろいろ中途半端な印象が残りました。

秋庭歌は、よかったです!
無茶やりおるwみたいなパートもありますが、武満節だし。
響きの美しさ、端正さ、堪能しました。
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7月歌舞伎・昼の部

2011-07-28 19:22:11 | 歌舞伎
「鳥居前」
一時より、右近さんのミニ師匠ぶりが減った気がします。
私はこういうほうが好き。
声はいいし姿もきりっとしているし、踊りも芝居も上手そうなのに、
申し訳ないが何か、どこか面白くない。趣味の違いかな。
何か頭を押さえ付けられているような……

さらに申し訳ないが、他の方々には特に書くことはないです。

「勧進帳」
まあ予想どおり。
まあこんな感じ。エビさまは真面目に頑張っていたようです。
それでいいです。
最低限、余計なアレンジさえしなければ。

弁慶はちょっと優柔不断に見えたが、心優しい感じにも見えました。

殺る気満々の山伏を金剛杖で抑えるあたりがけっこう好きです。

理由は自分でも分からないながら(かっこいいはかっこいいが、やはり趣味かな)、
明石屋さんがすごく好きなので、
出てらっしゃるとつい、注視してしまいます。

梅玉さんの義経は、ただ貴公子でなく、有能な軍人に見えますね。
そして、落ちぶれたようになって、賎しい格好をしていても上品で。
「その時御手を…」のシーンは、梅幸さんの次に好きかも。

「楊貴妃」
正直、「で?」っていう……。

春猿さんか笑三郎さんが楊貴妃役のほうがよかったな。
ファムファタルっぽさもそのほうが出そうです。
春猿さんがいい味出しすぎでした!
あとは、梅玉さんの玄宗のラストの虚無感がなんとなくカタルシスでした。
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なんじゃこりゃってドラマ

2011-07-26 21:03:37 | ドラマ・テレビ番組
※北大路欣也さんを盛大に押した日記です。


昨日、北大路さんが出ていたので2時間ドラマ?をうっかり見てしまいました。

どういうオチをつけるのかなあ、と気になったこともあり、最初から最後まで。

うーーん。なんというか。
率直に言えば駄目なドラマでした。
昔、北大路さんの銭形平次の中吊り(銭を山と積み上げてニッコリ微笑み、「俺は無駄遣いはしねえ」と台詞が付いている。激プリ)が欲しくてJRに直談判したこともあるくらいに好きだから見ましたが。

話は曖昧でご都合だし、
キャラクターがすべてテンプレ過ぎて半笑い。
冤罪の後に警察を信じられなくなった薄幸の不良美少女、
その姉の健気な薄幸美女、
絵に描いたように悪い女、その彼氏もおにちくで、薄幸美少女をてごめ(この表現がぴったり)にしようとする。

りゅうとした老(元)刑事は、ひいき目抜きに、誰よりもかっこいい。
対する婿殿はイマイチ影が薄い。
新しい管理職は、頭でっかちの嫌な女(主人公と対比させるため、鼻っ柱は強いが非常に無能)で、
次第に老刑事を評価するようになるが、その流れがまた天ぷら。

つまり、北大路さんかっこいい!!と言いたいだけの、すまないが私でも書けそうな話でした。

時代劇によくありそうです。
こういう話の時代劇はファンタジーだから、いいんですけども。

最後に、かっこいいおじ様は風来坊よろしく、一人で旅に出たりなんかして。

善人そうな人の誰かが犯人?なのかな?的謎解きを期待したが、
それも不発。
刑事や殺しがあるからといって、ミステリーというわけではなかったようです。

美女の彼氏や一家はどういう扱いになるのか、
あの、やな父娘や美女はどうするんだろう、とか、
なんか中途半端で、おいてけぼりで終わりました。

月曜っから重いの見るの、嫌でしょ?
気軽に、孤立無援でも信念を貫いて人を信じるかっこいいおじ様で楽しんでね♪ということだったのかと思うことにします。
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7月歌舞伎(エビ復活)

2011-07-19 08:43:05 | 歌舞伎
メール箱に放置されていたorz
一応upしちゃいます。
1週間前だな……


まず、早々に夜の部を見ました。
なかなか面白かったですよ。
全然期待していなかったからもあるのかな。

申し訳ないながら、話の種程度に安い席を取りました。
事細かに書くと角が立つので省略しますが、正直、私が面白そうな要素がないんです。
やっぱり行くの止めようかと思ったくらい。
でも行ってよかったな。
ただし、最初の曾我の対面??はかーなーりー微妙でした。
大人の事情の数合わせかなあ。

全く盛り上がらないまま、置いてけぼりで終わりました。

次が春興鏡獅子。
はっきり言って、弥生はつまらなかった。10分で睡魔が来ました。
神妙ではあったが、顔は綺麗ではあるが女子力皆無。まあ予想どおり。
獅子は、器用な人ではないし上手くはないし、形も綺麗ではないが(顔はやっぱり綺麗)、背水の陣というか、ここしか居場所がないというか、
がむしゃらな気合いは感じました。
真面目にがんばれー!という気分になりました。
「江戸の夕映え」も、予想以上に面白かったです。
真面目に演じていたし。
海老さんは何か変なアレンジをするのが全然よくなくて小面憎くなってくるので、
真面目にやっててくれればいいんです。
今を焦らないでほしかったんです。

毎回こんな感じなら、普通に応援もするし、「海老なら行かない」なんて憎まれ口も叩かないなあ。
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