股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

筋肉痛ともみ返し 【筋肉と筋膜】

2017-02-17 05:15:10 | 筋肉の話
1週間のご無沙汰です。
フライデー松本です。
2月9日から軽い花粉症になっています。
鼻の症状が主ですが、頭痛も出ています。
私の場合、いつも2週間程で改善するのですが、今回はどうでしょうか?
皆さんの花粉症はいかがですか?
まだまだインフルエンザが流行っています。
感染症にお気を付けください。
春はもうそこまで来ています。






前回の記事では、筋肉と筋膜の関係を書きました。
筋筋膜症候群という筋肉の病気があり、その病気は筋肉自体と筋膜に痛みを出すことも説明しました。
股関節痛の多くは筋肉の病気が原因です。
何の病気にしても、病気の時は『とにかく鍛えよう』ではなく『まず治療を』と考えるのが一般的だと思うのです。
私達は深圧という方法を用いて筋肉と筋膜の痛みを取ろうとしています。


今日の記事は、運動後に起こることがある『筋肉痛』と指圧やマッサージ後に起ことがある『もみ返し』について書いてみたいと思います。

私には左脳に腫瘍があります。
一般的に腫瘍は徐々に大きくなりますが、私の脳腫瘍は周りを卵の殻のように石灰が囲んでくれて大きくならないのです。
脳内になぜ石灰が現れるのか不思議ですが、これが人の持つ治癒力なのです。
生きている限り、皆さんにも治癒力があります。



筋肉痛ともみ返し、その発生原因は異なりますが、症状はそっくりというか同じと考えられます。

体質による個人差はあるのですが、どちらも出にくい人と出やすい人がいます。
また、どちらも症状が出たとしても通常2日くらいで無くなります。

かつて、ボディービル東日本チャンピオンと一緒にトレーニングをしたことがあります。
その後、1週間筋肉痛が続いた経験があります。
かなりハードなトレーニングでした。
従って、筋肉痛にしろもみ返しにしろ酷い人でも1週間が限度だという印象があります。

筋肉痛やもみ返しというのは、筋肉や筋膜に起こる『微細損傷』と言われています。
その時、その微細損傷を治そうとして『微弱炎症』も起きます。

一方、運動中にプツッという音と共に筋肉が切れることがあります。
一般的に肉離れと呼ばれています。
この肉離れは『損傷』です。
その後、肉離れを治そうとして『炎症』が起こります。
この損傷の場合、痛みは2週間~1ヶ月続きます。

以上書いた『微細損傷』と『損傷』、『微弱炎症』と『炎症』を一緒と考えている方が多いと感じています。

私は、『微細損傷』と『微弱炎症』は正常範囲内と考えており、『損傷』と『炎症』は異常(ケガ)と考えています。

もっと極端に書くと以下のとおりです。


筋肉痛やもみ返し時に起こる『微細損傷』や『微弱炎症』は正常であり、一方肉離れなどで起こる『損傷』や『炎症』は異常である。


実際、筋力をつけるためには『微細損傷』は必要なもので、微細損傷が治る過程で超回復(24時間~48時間後)が起こり、筋肉は大きくなるのです。

また、指圧やマッサージ後のもみ返しの後も筋肉が強くなります。
この“強くなる”とは、筋肉が大きくなるのではなく、もみ返しが出ない筋肉になるという意味です。
つまり、微細損傷が起きにくい筋肉になるのです。


これが皆さんも持っている治癒力なのです。


筋肉痛がトレーニングに必要なように、治療の為にはもみ返しは必要なのです。

指圧やマッサージが国家資格として認められていることも、もみ返しが悪いものではないことが理解できるでしょう。




深圧では、筋膜と筋膜のくっつきという病状と、筋肉の中にできたこり(筋硬結)を取り除いて痛みを除去しようとします。
最近は筋膜が注目を集めていますが、筋硬結については献体の解剖で明確になっていますし、私どもの触診でも玉状で大小の筋肉の塊を確認できます。
筋肉は皮膚の奥にあり、筋膜の奥にあります。
その筋肉にも深くにある筋肉も多く存在しますし、深くにある筋肉も筋膜に包まれています。

従って、治療を目指すには深く圧をかける必要性があります。
結果的には強く押していることになり、筋膜や筋肉に『微細損傷』と『微弱炎症』を起こすことがあります。
これをもみ返しと呼んでいるわけですが、私達は結構奥にある痛みの原因を取り去ろうとしているので、治療にはどうしてももみ返しが伴うのです。




しかし、もみ返しは通常最初の方だけで、徐々に出なくなります。
また、もみ返しが出た場合、その痛みが取れた3~4日後に足が軽くなっていることに気づく方が多いものです。

筋膜と筋膜のくっつきや、筋硬結の原因は突き詰めると血流の悪化です。

筋肉が押されると、筋肉内の神経からカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)という物質が出て筋肉内の血管を広めます。
その結果、筋肉内の循環が改選してこり(筋硬結)の中にたまっている疲労物質や発痛物質が流されるので、痛みが改善して足が軽くなりやすいのです。

深圧の受け初めの方ではもみ返しが出やすく筋肉内にたまっている発痛物質の影響で押されると痛みを感じやすいです。
しかし、深圧を繰り返しているうちにもみ返しは無くなり、押されたときの痛みも無くなっていくのです。



『もみ返しは良くない。』と考えている先生方は、『微細損傷』と『損傷』、『微弱炎症』と『炎症』を一緒の現象だと考えているように感じます。
また、筋肉を押した時にカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)という物質が出て筋肉内の血管を広めることについて言及していないように感じます。



勿論、もみ返しの出やすい方はいますので、その時は直圧法を控えフリクション法を多く用いたり、全体的に軽めに深圧したり、出来る限り広い面積(指より肘下の広い面で押す)での深圧に心がけたり、強さよりも回数で筋肉をほぐすようにしています。
限界はあるかもしれませんが、このことはスタッフ全員に徹底しています。




■このブログのブックマークには多くのブログやホームページを紹介してきました。
その数が増えて煩雑になっているように感じており、2月末をもちまして当院のスタッフブログと契約先ホームページだけを残して、他のブログとホームページは削除させて頂きます。
現在皆さんが定期的に読んだり見たりしているブログやホームページについては、今後皆さん各自で管理して頂けると助かります。
ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。







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