ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「お金を貸してください!」

2016-04-12 23:22:17 | アルバイト
ケン太はやっとバイトを決めることができましたが、
原動力となったのは、やはりお小遣いが尽きたことです。

「社会人になったらお小遣いはあげない」

社会人というものはどういうものかを意識させるために、
このことを、高校生の間にずっと刷り込んでいました。

卒業して、お小遣いをもらえなくなる時が近づいてきているというのに、
友達とエンジョイしていたケン太

お小遣いがほとんど底をつきました


4月に入り、

友達は大学や専門学校へ。
一緒に仕事を探そうと言った友達は就職先を見つけて仕事へ。
浪人の友達もバイトを始めました。

暇になり、いつでもバイトを始められるようになりましたが、
ご存じの通り、言葉だけで行動を起こせず。


そしてある日。

ケン太は頭を下げ、手のひらを見せて両腕を私の前に差し出しました。

「なに?」
「お願いします!お金を貸してください!」

とさらに頭を下げて言いました。


今、バイトを始めたとしても、バイト料が入るまで日数があります。
(このことも釘を刺していたんですけどね

お小遣いがほとんどゼロの状態で持ちこたえられるわけがありません。

ケン太がこう言ってくることは想定済みでした。

こういう場面が訪れたら、言おうと決めていたことをケン太に言いました。

「今、バイトしていなくて、どうやって返すの?返す当てのない人に
お金を貸すことなんてできないよ。貸してと言うのなら、せめて派遣の登録をするとか、
バイトを見つけるための行動を起こしなさい」

その日の午後、友達と約束していたケン太。
お金を借りなければ、交通費さえありません。

「わかった。じゃあ、今、ネットで探して何か申し込む」

これまでネット応募は、メルアドを登録すると迷惑メールが来るから嫌だのなんだの言って
登録を避けていたけど(言い訳かもね)そんなこと言ってられなくなったようです

そして応募を済まし、2000円を借りて友達に会いに行ったのでした。


あの時、行動を起こせたことで、バイト探しのハードルが下がったのは間違いないです。
ファミレスの応募がすんなり出来たのも、そこから繋がっています。

最初の一歩は勇気がいるけれど、一度、エンジンがかかれば動きがスムーズになってくる。

いかにエンジンをかけるかですね。
あとは止まらないように少しずつでも動き続けてほしいです


最初に申し込んだ、マーケティングリサーチのバイト。

1週間待たされましたが、今日、確認したら断りのメールが入っていたそうです。
もし決まったら、ファミレスとダブルでやるつもりだったようですけどね。

残念でした


ファミレスは週2~3なので、もうひとつ、バイトを入れたいらしいです。

とりあえずひとつは確保できたので、もうひとつは、本当にやってみたいと思えるバイトを
じっくり探すとのこと。

要するにお金じゃなくて、経験を重視するそうです。


「でも、ダブルでバイトしたら、103万超えるよな~」と所得税の心配をしていました。

103万、大きく飛び越えておくれ~




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