Sesame’s heart

柴犬ぐるた家のいろいろな出来事を綴ります。始めた介護の仕事についてのお話、大好きな本の話、徒然あるままに。

退院、そして受診

2011-11-11 19:51:09 | ダンナ
ダンナの脳にはひとつではなく、二つの腫瘍が見つかりました。
二つあるということは普通は脳腫瘍そのものが原発と考えるより、どこか他のところからのガンの転移が考えられると言われました。
そうしてダンナはありとあらゆるところの検査をしたのです。
胃カメラも大腸内視鏡も、口腔外科だって、耳鼻科だって。
それでもガンは見つかりませんでした。
先生は二ついっぺんに原発でできることは考えられないと言いました。

水曜日にダンナのお兄さんが先生の話を聞きにきました。
先生と私、ダンナとお兄さんとでダンナのMRIの画像を見ながらの話しになりました。
そのときに先生がはっきりと、「腫瘍が二つあるので転移性の脳腫瘍だと思います」と言ったのです。
そうして、あらゆる検査をしたのだけれど、どこにもガンが見当たらないと言いました。
脳が原発でふたついっぺんにできるというのは考えられないと言いました。
ダンナもそうとうショックだったようです。
今後は、国際医療センターのがん包括の脳外科に転院ということになります。と言われました。
そうなると、ダンナはいてもたってもいられなくなったのでしょう。
もう、ここにいたってしかたがないから退院する!!と言い張りました。
先生がそれは危険だからあちらのベッドが空き次第に転院というかたちにしてください。と言ったのですが、ダンナは言うことをききません。
すぐに、退院!!と言い張りました。
先生は、時間も遅いことだから、準備もあるし明日にしてほしいと言いました。
でも、ダンナはききません。
先生もあきらめてくださいました。それなら用意します。と。
そうして、先生は急いで、紹介状やダンナのデータを用意してくれました。
急で無理やりの退院だったので、同意書にサインまでしました。
先生は、国際医療センターに電話をしてくれて、明後日の午後4時に脳外科の教授の診察を頼んでくださいました。
家に戻ってからのダンナは落ち込みが激しかったです。
もう、俺はおしまいなんだと、何度も言ってました。
今日は国際医療センターの受診の日。ダンナは本当に行きたくなさそうでした。
私はなんとか、行かせようと、「せっかく、先生が一生懸命、紹介状を書いてくれたのだから、一度だけは顔を出しに行ってよ。」と頼みました。
そうしてなんとか、今日、国際医療センターに受診しに行くことができました。
ダンナはこれ以上の治療や検査は拒否していいか?と私に聞きます。
私は好きにすればいい。と答えました。

さて、国際医療センターは、がん、心臓、脳卒中、救命救急の専門病院です。
県内のみならず、県外からも多くの患者さんが集まってくる病院なのです。
ですから、我が家の近くにこの病院があるということは大変助かることなのです。
そこの、脳外科の教授に診てもらえるダンナは幸せ?ものなのですよ。
紹介状には、手術をお願いするということが書いてあると教授はおっしゃるではありませんか。
「月曜日に入院。検査をして再来週に手術をしましょう」
あっけにとられたダンナと私。
ダンナは悪性ならば、治療は拒否したいと言います。
教授先生は、「開けてみないと悪性か良性か決められないですよ。それから今後どういう治療をするか考えてもいいのでは?」と言いました。
教授先生は、あきらめた患者さんには慣れているのでしょうね。
どういうふうに言えば、治療をうけてくれるかわかってるふうでした。
ダンナは私にあれほど「手術や抗がん剤はいやだ」と言い張っていたのに教授先生の説得に簡単に「では手術をお願いします」と答えました。
ダンナは側頭葉の頭蓋骨のすぐそばに1個のがんがあるのです。もうひとつは脳幹の傍。
脳幹の傍の腫瘍は難しいのですが、側頭葉のところの腫瘍は取りやすいとのことでそちらの腫瘍を摘出します。そうして悪性か良性かの判断をするとのことでした。
とにかく、どうするか決まりました。
月曜日には入院です。

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