about him

俳優・勝地涼くんのこと。

新たな一歩

2017-08-20 00:51:05 | その他
去る8月12日にNHKのスペシャルドラマ『1942年のプレイボール』が放映されました。

このところ、NHKの終戦記念ドラマに毎年のように出演している彼ですが、今作での役柄は主演を務めた2014年のドラマ『撃墜~3人のパイロット』にも匹敵する出番の多さであり、名演でした。
近年すっかりコミカルな演技のイメージが強くなった彼ですが、やはりこうした目で語る、重心の低いお芝居こそが真骨頂という気がします。
涙ぐむようなシーンでも、〈泣きの芝居が必要だから泣いてみせた〉感のない、感情が高ぶった結果涙が出たように見える、あざとさのない実に自然な演技を見せてくれました。

そんな彼の次の大きなお仕事が笠原秀幸くんとの演劇ユニット「ともだちのおとうと」としての9月21日開演の二人芝居。少年時代からの友人である笠原くんとの〈二人で何かやりたい〉という夢がついに実現した形です。
とはいえ『fabulous stage』のインタビューでも話していたように、キャストが二人だけ、それも年の近い同性同士というのはドラマを展開するうえで面白味を出しにくい。脚本・演出の石井監督も映像では実績のある方ですが舞台の演出は初経験、キャストの集客力も正直高いとは言えず、そのわりにハコは大きい、と不安材料の多さが心にかかって仕方ありませんでした。

その不安感を一気に霧消させてくれたのが「ともだちのおとうと」公式ツイッターで7月15日に紹介されたとあるエピソードでした。なんと「劇団☆新感線」恒例の罰ゲームとして、ロビーでDVDの販売をやらされたのだという。
「新感線」の舞台に出るたびに罰ゲームをやらされている彼ですが、今回は出演者じゃないのになぜ?と思ったら〈観劇に遅刻した〉のが理由なのだそう。
もちろんこれは表向きの理由であって、物販のかたわら二人舞台の宣伝チラシも配っていたこと、この日「新感線」を観劇に訪れた笠原くんもあとで合流したことからして、ユニット初の舞台を控えた彼のために宣伝の機会を用意してくれたのは明らかです。
彼が「新感線」の方々から可愛がられているのは承知していましたが、ここまで愛されているとは。
感激すると同時にすごく安心しました。この〈愛され力〉があるかぎり彼は大丈夫だと。
考えてみれば彼らの夢に石井監督が乗ってくれたのも、新ユニットの初公演にしては分不相応なほどの大きな会場で演じることになったのも、周囲の人間に彼の、彼らのために〈何かしてやりたい〉と思わせたゆえだったのかもしれません。

今回の舞台がすぐに成果を出せるかは未知数ですが、彼にとって大きな成長の糧となることは間違いないでしょう。
本来得意ではないだろうSNSを始めたり、そのSNSのフォロワー数を増やすためにバラエティ番組で呼びかけたり事務所の後輩に助力を仰いだりしているこのところの彼の姿には、自分たちのために動いてくれている人々に報いるためにも舞台を成功させなければという責任感と気魄を感じます。
今日31歳になったばかりの彼がこの舞台を通してどれだけ大きくなるのか、ワクワクしながら見届けたいと思います。
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