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新派 華岡青洲の妻 市川春猿改め河合雪之丞登場! その1

2017年02月08日 | 新派



春猿ちゃん!
1月のある日、何気にテレビを観てたら、
ダーツ対決(TEPPEN 冬の陣)に、
出てたんだよ!
河合雪之丞としてっ。
エっ。出来るのっ。
なんて思いながら…
ウワァア!
強いぞぉおおお。
あの、おっきいお目目が
瞬き一つしないんだよぉお。
スッゲェエ集中力っ。
これぞ舞台で養った技っ。
決勝まで残ったぁあ。
立川志らくと対決っっ。
ウワウワァァア!!
TEPPEN取ったぁあああ!!
テレビでは、
ナヨっちい春猿ちゃん…
じゃなかった、
雪之丞しか知らないもんだから…
ビックリやぁああ!
男前やぁあああ!
改名したことを知らない視聴者は、
春猿ちゃんに似てるなぁ。
って思って見ていたかもね。 

2017年1月22日(日)
三越劇場 11時開演 6列センター

初春新派公演
華岡青洲の妻  四幕
―新春、入団ご挨拶申し上げます―
作:有吉佐和子  
演出:齋藤雅文   
出演
於継:水谷八重子  
華岡青洲:喜多村緑郎  
加恵:市川春猿改め 河合雪之丞     
小陸:波乃久里子
於勝:甲斐京子

世界で初めて全身麻酔による
手術を成功させた外科医・華岡青洲。
 麻酔薬の完成に執念を燃やす
青洲と身を捧げる家族たち。
しかし、その美談の裏には、
姑と嫁の壮絶な愛の争いがあった―。
 江戸時代の紀州を舞台に繰り
広げられる、美しくも凄まじい、愛と執念の物語。

この作品を観るのはお初。
映画では市川雷蔵が演ってるよね。
あれも観てないんだよぉお。

第一幕
天明二年(1782)
紀州(和歌山県)紀ノ川沿いにある
代々医者を勤める華岡家。
女性4人が甲斐甲斐しく
機を織って働いている。

雲平(うんぺい/後の青洲)の嫁に。
と見込まれて
やってきた加恵(河合雪之丞)。
エェエ!
1度も旦那様に会ったことが無いっ。
でもって、
3年が過ぎてるんだってぇえ。

母親の於継(水谷八重子)は、
そんな嫁を可愛がってる。
目に入れても痛くないってやつね。
それを見て、雲平の妹達
於勝(甲斐京子)、小陸(波乃久里子)は、
呆れるやら焼餅を妬くやら。
織った反物を、
引き取りに来た木綿問屋達にも
誉められたりして、
貧しいながらも楽しい我が家。
稼ぎの一切合切を、
京で医術の勉学に励む雲平に
送っているんだって。

御国言葉にホッコリ。
ホンワカしたムードを
漂わせてるわぁ。
そういう事も手伝ったのか…
この舞台って
女優と女形がミックスされてるんだよね。
なのに違和感ゼロ!!
なんとも不思議だぁあああ。
春猿ちゃん…じゃなかった、
雪之丞って、
こう、もっと声を張ってキンキン。
っていうイメージがあったんだけど、
この劇場の
キャパ(約500席)にあった
音量なんだよね。
水谷八重子の声がか細いのに、
バランスが取れているっ。
そうして
三越劇場の古風なムードが
なんだか新派にピッタリ♪
何度も来てる劇場なんだけど、
初めて落ち着いて
観劇出来た気さえるすのよぉ。

突然、雲平(喜多村緑郎)が
帰ってきたぁああ!!
一陣の清々しい風が吹くぅうう。
キャァァア!
狂喜乱舞する母親と妹達。
アララ…
嫁はほったらかしだぁああ。
初めて会うんだぜ、夫。
男前なんだぜ、夫。
ドギマギするわよぉおお。
一言紹介したれよぉお。
向うの部屋で団欒している。
その声だけが聞こえてくる…
寂しさいっぱいの加恵…。
そっかぁ
こっから嫁と姑のバトルが
始まるってわけだねぇえ。

第二幕
それから三年。
雲平は青洲と名を改めて
名医だ!大人気だ!
忙しい毎日だよぉおお。
加恵はお腹が
大きくなってるよぉおお。

商売は繁盛してるんだけど、
3年続いてる長雨で
患者達が薬代を払えない…ぅ。
青洲は麻酔薬の研究をしていて、
お金がいくらあっても
足りないのにぃ。

実験台になっているのは、
犬やネコ。
白いご飯をたらふく食べているのは、
動物達と加恵だけ。
「私達はなんなのぉお。ひもじいぃい」
そう言いながらも明るいねぇ。
於勝と小陸ったらぁ。

加恵は、
沢山お飯を食べられて
大切にされている。
様にも見えるんだけど…
姑は、生まれてくる子供の事を
考えているだけ!

挙句の果てに、
実家で産んだ方がいいだろうと、
勝手に段取りをつけて、
加恵の母親が迎えに来てしもうたぁ。
出産まではまだ数ヶ月あるというのにぃ。
久しぶりに会った母親に、
涙ながらに不満をぶつける加恵。

夫にサヨナラも言えないまま、
行ってしまったヨ…。
入れ違いに青洲が出てきて…
ビックリ顔!!
やっぱり旦那も知らないことだったのねぇ。
やるじゃないか姑っ。
これで邪魔者は当分帰って来ないぞぉ。

筋書の上演記録を見ると、
ウッワァァア!!
何度も上演されてるのねぇえ!!
初演(昭和42年)は山田五十鈴
二度目から10度以上演じているのが、
杉村春子!!
いやぁああ。想像出来るわぁあ。
すっげぇえ姑だったんだろうなぁ。
観てみたかったなぁ。

小陸(波乃久里子)に
春がやってきたぁあ♪
青洲の下で働く米次郎(喜多村一郎)に
告白されたぁああ♪

於勝(甲斐京子)が倒れたっっ!!
隠してきた乳がんが進行してっっ。
「切開して!手術して!」
青洲に嘆願っっ。
でも…麻酔薬の研究は
まだまだ道半ば…。
しかも、
乳を切ると死ぬ!!
え…え…ちょっと…。
うそ…っ。
そう信じられていた時代が
あったのか…ぁぁ。

つづく

メイン画像は羽子板市で
このお正月公演をアピールした時の物。
ロビーに飾ってあったよぉお。
似てるっっ!

華岡青洲の妻
2017年1月2日(月)~23日(月)

春猿が羽子板市で正月公演をアピール
TEPPEN 冬の陣
女方 - 河合雪之丞オフィシャルサイト 

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