インドネシア最大のリゾート地・バリ島で1日、日本人男性1人を含む22人が死亡、多数の人が重軽傷を負う同時爆弾テロが起きました。爆発は欧米やオーストラリア人観光客が多いホテル街のクタ地区にあるショッピングセンターで発生。海岸沿いに飲食店や高級ホテルが並ぶジンバラン地区のシーフードレストランでも起きた、と伝えられています。
テロは3人の自爆犯によるもので、イスラム過激派「ジェマ・イスラミア」(JI)の関与が指摘されています。ユドヨノ大統領は、事前に「9月から10月にかけてテロが起きる恐れがある」と警告していたそうですが、防ぐことができなかったのは、悔やまれる失態です。
ついでにバリ島について、すこし記しておきますと、14世紀にはマジャパイト王国が現在のインドネシア全域をその支配下に置いていましたが、16世紀初めにイスラム勢力に滅ぼされ、その際ジャワ島のヒンズー教徒が大挙してバリに移住したのだそうです。
このためバリ島はイスラム化したジャワ島の近くにありながら独自のヒンズー文化を伝えるタイムカプセルのようになり、ガムラン音楽、舞踊、演劇や儀式など、今は観光資源にもなった華麗な儀礼は、歴史のエアポケットのような空間が生んだ奇跡だといわれています。
また、バリ島では3年前にもディスコでテロがあり、200人以上が犠牲になり、一昨年8月には首都ジャカルタの米系ホテル、昨年9月にはオーストラリア大使館でテロが起きていますから、4年連続、外国人標的の惨劇が繰り返されたことになります。いずれも「ジェマ・イスラミア」(JI)の犯行とされています。
JIは、国際テロ組織アルカイダやフィリピンの反政府勢力モロ・イスラム解放戦線などと密接な関係にあるといわれ、この組織は、イスラム教徒が多数を占めるインドネシア、マレーシア、フィリピン南部などをまとめて、イスラム統一国家をつくることを唱えているといわれています。
アジアではほかにもタイ南部で治安が悪化、中国でもイスラム教徒の多い新疆ウイグル自治区で独立運動が活発化し始めたとの情報があり、テロは中東、欧州、北米からアジアにも着実に広がり始めているといわれ、日本も例外でないのかも知れません。
7月にロンドンで起きた2件の地下鉄テロ、エジプトの保養地シャルムエルシェイクでの爆弾テロ。そして今回の事件と、イスラム過激派が絡んだテロが続き、人々は改めて「イスラムの脅威」を肌で感じたことは確かです。
『過激派のもっと具体的な狙いは、政情不穏の印象によって観光に打撃を与え、社会不安をかき立てることだ。エジプトでは97年、過激派がルクソールで日本人観光客を含む60人余りを殺害し、エジプト観光は重大な損失をこうむった。3年前に続くバリ島でのテロは、過激派との対決姿勢を打ち出したユドヨノ政権への経済的な揺さぶりとみて間違いなかろう』(2005.10.4 毎日)。
このようなテロにあうたびに、アメリカの先制攻撃論に基づく対テロ戦争は、テロを抑止するどころか、結果的に憎悪と報復の連鎖を生み出し、テロの国際的なネットワークの形成という逆効果になっていると思われてなりません。貧困や不平等に加え、イスラム社会はグローバル化から取り残されている疎外感も、テロリストの予備軍をつくる要因になっているといわれています。とりわけ貧困と不平等が大きな問題です。
『9・11テロから4年余り。世界の状況は変化した。バリ島事件を機に多国間のテロ防止策を、特にテロ資金規制や捜査当局の情報交換の在り方などを再検討する必要がある』(同上)。
テロは3人の自爆犯によるもので、イスラム過激派「ジェマ・イスラミア」(JI)の関与が指摘されています。ユドヨノ大統領は、事前に「9月から10月にかけてテロが起きる恐れがある」と警告していたそうですが、防ぐことができなかったのは、悔やまれる失態です。
ついでにバリ島について、すこし記しておきますと、14世紀にはマジャパイト王国が現在のインドネシア全域をその支配下に置いていましたが、16世紀初めにイスラム勢力に滅ぼされ、その際ジャワ島のヒンズー教徒が大挙してバリに移住したのだそうです。
このためバリ島はイスラム化したジャワ島の近くにありながら独自のヒンズー文化を伝えるタイムカプセルのようになり、ガムラン音楽、舞踊、演劇や儀式など、今は観光資源にもなった華麗な儀礼は、歴史のエアポケットのような空間が生んだ奇跡だといわれています。
また、バリ島では3年前にもディスコでテロがあり、200人以上が犠牲になり、一昨年8月には首都ジャカルタの米系ホテル、昨年9月にはオーストラリア大使館でテロが起きていますから、4年連続、外国人標的の惨劇が繰り返されたことになります。いずれも「ジェマ・イスラミア」(JI)の犯行とされています。
JIは、国際テロ組織アルカイダやフィリピンの反政府勢力モロ・イスラム解放戦線などと密接な関係にあるといわれ、この組織は、イスラム教徒が多数を占めるインドネシア、マレーシア、フィリピン南部などをまとめて、イスラム統一国家をつくることを唱えているといわれています。
アジアではほかにもタイ南部で治安が悪化、中国でもイスラム教徒の多い新疆ウイグル自治区で独立運動が活発化し始めたとの情報があり、テロは中東、欧州、北米からアジアにも着実に広がり始めているといわれ、日本も例外でないのかも知れません。
7月にロンドンで起きた2件の地下鉄テロ、エジプトの保養地シャルムエルシェイクでの爆弾テロ。そして今回の事件と、イスラム過激派が絡んだテロが続き、人々は改めて「イスラムの脅威」を肌で感じたことは確かです。
『過激派のもっと具体的な狙いは、政情不穏の印象によって観光に打撃を与え、社会不安をかき立てることだ。エジプトでは97年、過激派がルクソールで日本人観光客を含む60人余りを殺害し、エジプト観光は重大な損失をこうむった。3年前に続くバリ島でのテロは、過激派との対決姿勢を打ち出したユドヨノ政権への経済的な揺さぶりとみて間違いなかろう』(2005.10.4 毎日)。
このようなテロにあうたびに、アメリカの先制攻撃論に基づく対テロ戦争は、テロを抑止するどころか、結果的に憎悪と報復の連鎖を生み出し、テロの国際的なネットワークの形成という逆効果になっていると思われてなりません。貧困や不平等に加え、イスラム社会はグローバル化から取り残されている疎外感も、テロリストの予備軍をつくる要因になっているといわれています。とりわけ貧困と不平等が大きな問題です。
『9・11テロから4年余り。世界の状況は変化した。バリ島事件を機に多国間のテロ防止策を、特にテロ資金規制や捜査当局の情報交換の在り方などを再検討する必要がある』(同上)。








気の利いたブログにはなっていませんが
今後ともよろしくお願いします。
バリ島は新婚旅行や恋人達の旅行に人気のスポットでしたが、悲しみの島々になってしまいました。「塞翁馬ヲ失フ」とは「人間万事塞翁が馬」の原題ですが、まさに人間の幸不幸は予測できませんね。
こういう世の中は「悠々として、急げ」の精神でいきたいものです。
バリ島、あんな綺麗な島がどんどん血で汚されていくのは見るに耐えませんね。本当に他人事ではないです。今回、TBしていただいたのがきっかけとなり、そちらさまのBLOGを拝見させて頂いて、さらに考えるべき事が自分でも増えた気がします。
これからもよろしくお願いいたします。
本当に有り難うございました。
今後も頑張って下さい。
TB有り難うございました。興味深く拝見いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
まさかジンバランが標的になるとは思いませんでした。
爆破があったレストラン一帯は何度も行った場所なので本当にぞっとします。
今月プーケットに行くのですが、標的にならないことを祈るのみです。
前書きの方も確認させていただきました
図書館通いされてるんですね 僕の方は最近はあまり図書館に行く事もなくなってしまいました
七五白書さんはちょうどウチの親父と同じ世代なんですね
ネットというものは世代を超えて繋がる事ができる便利なものですね
これからよろしくお願いします
また、ちょこちょことのぞきにやってきますので、これらも宜しくお願いいたします。