日本人で最も愛好されていますクラシックの作曲家は、おそらくモーツァルトではないでしょうか。メロディーが美しく、長調的な明るさの中に、ふと紛れ込む哀切極まりない旋律などといわれて、聴く者の胸に強く響きます。
そのヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生誕から、きょう、27日で250年。今年は記念の「モーツァルト年」として、世界各地で演奏会など盛りだくさんの企画が続き、生地オーストリアのザルツブルクに国境を超えて愛されたモーツァルトにあやかって、欧州の協調を演出する狙いで欧州連合の首脳らが集うのだそうです。
『幼いころは神童とうたわれ、その後の評価は「音楽史上最大の天才」。はつらつとしてきらびやか。のびやかな楽想。わだかまりのない魂の飛翔(ひしょう)。三十五歳という若さで亡くなったこともあるのだろう。業績は最大級の言葉でたたえられる
▼なにしろわずか五歳で作曲を始めて三十二歳までに交響曲だけで四十六曲。協奏曲も五十曲以上仕上げた。このほかにもいろいろ。まるで自分の生命の限りを知っていたかのように急いで五線紙を埋めて旅立った』(2006.1.4 福井・越山若水)。
6歳のときウィーンの宮殿で1歳上の王女マリー・アントワネットに会い「いつか結婚しよう」と約束した話は有名です。
多くの名曲を残したモーツァルトの生涯は、35年余りときわめて短かったのですが、いろんな伝説や謎がつきまとい、研究者の興味はいまだに尽きないようです。
謎の一つは彼の遺骨の行方で、最近、頭蓋骨がDNA鑑定されましたが、本物と証明できなかったそうです。最大の謎は彼の死因で、映画「アマデウス」のようにライバルの作曲家による毒殺説など諸説あったものの、どうやら当時の一般的な病気だったリウマチ熱が原因ということに落ち着いてきているそうです。
音楽ファンなら誰しも深夜に一人モーツァルトを聴き、心を癒やされた経験があるとよく語られています。交響曲40番、ピアノ協奏曲20番、クラリネット五重奏曲、未完の「レクイエム」など、どれも名曲ばかりで、音楽療法にもよく使われているのだそうです。
『平成十四年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんのモーツァルト好きが説得力をもった。「モーツァルトを聞くと活性化するんですね」の一言が、世の母親たちを感化した。モーツァルトの曲を流すと、「酒づくりに効果がある」「野菜の生育にいい」との声が続く』(2006.1.14 産経抄)。
音楽が人の情操を育て、よい影響を与えることは知られていますが、動物も同じで、乳牛は乳をよく出すようになり、肉牛の育ちはよくなり、ワインや日本酒、みそ、しょうゆの発酵にも、クラシック音楽が使われ、流される曲はベートーベンでもショパンでもなく、音楽の天才にあやかったのか、モーツァルトが多いとか。
脳卒中で昏睡状態にあるイスラエルのシャロン首相のベッドで、家族がモーツァルトの曲を聞かせていることが話題を呼んでいるそうです。
モーツァルトの音楽は、脊髄から脳にかけての神経系を刺激する高周波を多く含んでいて、それが高血圧や脳血管障害の克服、ぼけ防止、脳の活性化、ストレス解消などに効果的とされているらしいのです。
モーツアルトのCDを子守歌代わりにかけて眠るようになって半年ほどになりますが、つい先ごろ、娘がよくハミングしていたものが、このCDの1曲目にある「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だったことに気づいて、そのうれしさでこれを書きました。
『作曲家ロッシーニが「ベートーベンをどう思うか」と問われ「彼は偉大な音楽家だ」と答えた。それではモーツァルトはと重ねて聞かれると「彼こそ唯一の音楽家だ」と返事したという。(中略)
「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない」と文芸評論家の小林秀雄は書いた(『小林秀雄全作品』新潮社)。素人の身で勝手に言葉を探すなら、モーツァルトの音は光の中でかろやかに跳びはねつつ、透き通った美しいかなしみをたたえているとでもなるだろうか』(2006.1.27 天声人語)。
そのヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生誕から、きょう、27日で250年。今年は記念の「モーツァルト年」として、世界各地で演奏会など盛りだくさんの企画が続き、生地オーストリアのザルツブルクに国境を超えて愛されたモーツァルトにあやかって、欧州の協調を演出する狙いで欧州連合の首脳らが集うのだそうです。
『幼いころは神童とうたわれ、その後の評価は「音楽史上最大の天才」。はつらつとしてきらびやか。のびやかな楽想。わだかまりのない魂の飛翔(ひしょう)。三十五歳という若さで亡くなったこともあるのだろう。業績は最大級の言葉でたたえられる
▼なにしろわずか五歳で作曲を始めて三十二歳までに交響曲だけで四十六曲。協奏曲も五十曲以上仕上げた。このほかにもいろいろ。まるで自分の生命の限りを知っていたかのように急いで五線紙を埋めて旅立った』(2006.1.4 福井・越山若水)。
6歳のときウィーンの宮殿で1歳上の王女マリー・アントワネットに会い「いつか結婚しよう」と約束した話は有名です。
多くの名曲を残したモーツァルトの生涯は、35年余りときわめて短かったのですが、いろんな伝説や謎がつきまとい、研究者の興味はいまだに尽きないようです。
謎の一つは彼の遺骨の行方で、最近、頭蓋骨がDNA鑑定されましたが、本物と証明できなかったそうです。最大の謎は彼の死因で、映画「アマデウス」のようにライバルの作曲家による毒殺説など諸説あったものの、どうやら当時の一般的な病気だったリウマチ熱が原因ということに落ち着いてきているそうです。
音楽ファンなら誰しも深夜に一人モーツァルトを聴き、心を癒やされた経験があるとよく語られています。交響曲40番、ピアノ協奏曲20番、クラリネット五重奏曲、未完の「レクイエム」など、どれも名曲ばかりで、音楽療法にもよく使われているのだそうです。
『平成十四年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんのモーツァルト好きが説得力をもった。「モーツァルトを聞くと活性化するんですね」の一言が、世の母親たちを感化した。モーツァルトの曲を流すと、「酒づくりに効果がある」「野菜の生育にいい」との声が続く』(2006.1.14 産経抄)。
音楽が人の情操を育て、よい影響を与えることは知られていますが、動物も同じで、乳牛は乳をよく出すようになり、肉牛の育ちはよくなり、ワインや日本酒、みそ、しょうゆの発酵にも、クラシック音楽が使われ、流される曲はベートーベンでもショパンでもなく、音楽の天才にあやかったのか、モーツァルトが多いとか。
脳卒中で昏睡状態にあるイスラエルのシャロン首相のベッドで、家族がモーツァルトの曲を聞かせていることが話題を呼んでいるそうです。
モーツァルトの音楽は、脊髄から脳にかけての神経系を刺激する高周波を多く含んでいて、それが高血圧や脳血管障害の克服、ぼけ防止、脳の活性化、ストレス解消などに効果的とされているらしいのです。
モーツアルトのCDを子守歌代わりにかけて眠るようになって半年ほどになりますが、つい先ごろ、娘がよくハミングしていたものが、このCDの1曲目にある「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だったことに気づいて、そのうれしさでこれを書きました。
『作曲家ロッシーニが「ベートーベンをどう思うか」と問われ「彼は偉大な音楽家だ」と答えた。それではモーツァルトはと重ねて聞かれると「彼こそ唯一の音楽家だ」と返事したという。(中略)
「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない」と文芸評論家の小林秀雄は書いた(『小林秀雄全作品』新潮社)。素人の身で勝手に言葉を探すなら、モーツァルトの音は光の中でかろやかに跳びはねつつ、透き通った美しいかなしみをたたえているとでもなるだろうか』(2006.1.27 天声人語)。








とても詳しい内容で、興味深く読ませていただきました。
勉強になりました♪
マリー・アントワネットとの『約束』、
微笑ましいですね☆
初めて知りました。
またお時間ございましたら、
稚拙ではございますが、
私のブログへも足をお運びくださいませ。
わたしはクラリネットを吹く者ですが正直、
まだまだモーツァルトの良さを理解しておりません。
生誕250周年にあやかり?、今年はモーツァルト漬け
になろうと思います。。。
TBありがとうございました!
多くの人々に愛されるモーツァルトの曲の数々。
モーツァルトを知れば知るほど、奥の深さを
感じずににはいられませんね。
遺骨のお話など、謎が多いのも興味深いです。
また共通の話題ができるといいですね。
日曜画家KOOと申します。モーツァルトを聴きながら、家路につきまあす。。。
とても、とてもうれしかったです。
モーツァルトが大好きな娘も、喜んでいました。
まえがきも拝見させていただきました。
(私の母と同じ歳でいらっしゃるのですね。)
また、訪問させてください。
モーツァルト、やさしくもあり、本当に難しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
自然と瞑想とフツフツ沸きあがるアイディア
BGにはさいこうですね!
今後ともよろしく
さっき、NHKのニュースで、モーツァルト生誕250年を祝っているザルツブルクの様子が流れていました。世界中で盛り上がっているみたいですね。
今年は、モーツァルトの音楽にたくさん触れてみたいと思っています!
我も人也、彼も人也
彼らと私、どんな違いがあったのでしょうか?
知らないことばかりで
面白かったです。
マリーアントワネットと結婚の約束をしていたとは…
想像すると微笑ましいですね。
TBありがとうございました〜
どこもモーツァルト特集でにぎわっているのが,
とっても嬉しく思っています。
ザルツブルグの音楽祭に行きたいですー。
モーツァルトについての解説、興味深く拝見しました。
また読ませていただきます。
私の定年をとっくに過ぎた父も、パソコンと格闘しております。
難しい〜
今後もお邪魔させていただきます。
よろしくお願い致します。
楽しく拝見し、とても勉強になりました。
ちょうど息子が学校で、映画「アマデウス」を鑑賞したとの事です。
またお邪魔させていただきます。
そしてそれらの人が一年後二年後とモーツァルトと共に生きててくれたら・・・。
そう願います。
モーツァルトに関することがたくさん興味深く書かれてあって、たいへん勉強になりました。
これだけの天才であったのにもかかわらず、「映画 アマデウス」での最後の場面では、路上にポロリと捨てられたような、みじめな葬式・埋葬場面がショックでしたが......。
私はピアノをやる者ですが、やっぱりさらっと気分転換にはモーツァルトです
個人的にはショパンが一番好きなんですけどね
ベートーヴェンは重たいし…
そんな感じで、また遊びに来てください♪
モーツァルトの曲は高音域が多く、その3500ヘルツ以上の音域が脳に良い刺激を与えているそうですね。
科学的にも太鼓判押されたら、皆さん余計に聴きたくなりますね。。
CDを買ったので、車の中で大音量で聞いています。
しあわせ〜!
トラックバックありがとうございました
モーツァルトにはそれほど興味をもっていなかったのですが、春の定期演奏会で、歌劇「フィガロの結婚」序曲をやることになり、音源を聴いているうちに、だんだん夢中になってきました。
今は、注文した歌劇「フィガロの結婚」のDVDを見るのを楽しみにしているところです
オーストリアはまだです。
行ってみたいな、ウィーン、ザルツブルグ、、、・
だから、ウィーンフィルという出すね。
ありがとうございました。
モーツァルトは奥深いですね。
もしもっと生きてたら、もっと沢山の名曲ができたのかな?
いつも癒されています。。
私もピアノでソナタなんか弾きますけど猫も聴いてくれません。
科学的にも実証されているのですね!
音楽療法に使われているのも納得です。
モーツァルトイヤーのウィーンで、
モーツァルトの音楽に是非触れてみたいものです。
なんだか簡単に書いていたところに、こうやってTBしていただいて嬉しいです。
音楽についてはピアノをやっていたぐらいで、詳しくはありませんが、聴いていて落ち着きますし、やはり彼は天才だったのでしょうね〜。
とても、興味があります。
ありがとうございました^^
パソコン関係ばかりの当サイトにTBして頂き、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。m(__)m