ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話。

半月盆の製作

2016年11月05日 | 木工
飲食店からのご注文で、半月盆を作りました。




これが図面。10枚ほど作ります。







40cmの幅の板は今や銘木級なので、今回は板を剥いで作ります。

剥いだ板を丸く切ります。






お尻と、




上面を轆轤で加工します。






直径40cmのお盆ができました。


しかし面倒な作業はこれからです。








丸く加工したお盆をバッサリ切ります。






切った辺に棒材を接着します。

この圧着は輪ゴムでないと固定できません。






付けた物はこんな感じ。

Ω(オーム)みたい。






ただ真っすぐなものをくっつけただけでは円を描いた縁と整合性が取れません。
内アールの立ち上がりが必要なのです。








トリマーで縁を削ります。

トリマーの定規を安定させるためにわざと長いまま材を接着しています。








内アールの立ち上がりを形成する部分を残してあります。




このあとは彫刻刀や鉋を駆使して手作業で加工します。







今回はちょっと変わった塗りをします。


漆を塗ったら乾く前に木の粉を振りかけてます。

漆は糊でもあるので粉はくっつきます。

その木の粉をそのままに漆を塗ってざらざらなテクスチャの塗りにします。



剥いで作った木地を隠すためと、漆をたっぷり塗って丈夫なお盆を作るためです。







木の粉をまぶした後、3回ほど漆塗りを重ねて仕上がりました。

表面積が膨大に増えるので漆をたくさん使う塗りです。







苦労した直線部分の内側の立ち上がりはこんな感じに仕上がりました。。







切り取った端材を二つ着けると葉っぱの形のお皿ができそうです。






「かつ吉 新丸ビル店」というお店で使って頂ける予定です。

開店時に椅子なども作らせていただきました。

どのように使われるのか、食べにいきたいものです。






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