
抜粋
愛美は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです。
我が子を校内で亡くした女性教師が、
終業式のHRで犯人である少年を指し示す。
ひとつの事件をモノローグ形式で
「級友」「犯人」「犯人の家族」から、
それぞれ語らせ真相に迫る。
選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、
伏線が鏤められた緻密な構成力は、
デビュー作とは思えぬ完成度である。
第29回小説推理新人賞受賞。
はいはいはい、町田康ではありませんよ。
湊かなえの『告白』ですよ。
いやいやいや。
誰も勘違いはしないと思うけど。
アマゾンで検索したらそっちの本も同じページに登場したから。
そういえば、わたし町田康の『告白』も気になってたんだよね。
さて。
話題の一冊!
一気に読ませる力はあるものの、どうも軽い。
ああ、これはアレだ。
ケータイ小説の感じ。
六章からなる長篇小説ではあるけれど、
一章の『聖職者』でデビューしたようだ。
つまり、短編で終わらせるつもりだったってこと?
詳しいことはわかりませんが。
内容からいって、短編で終わっちゃってもコワイんだけど、
続きは続きでどっちにしろ、暗い。
最初の三章が連載で、後の三章は書き下ろし。
ん〜。
どういうつもりで一冊に仕上げたんだろう?
時間を置いて続きを書くってのはどんな気持ちからなんだろう。
なんて、そっちの方を気にしてみたり。
それにしても伏線だなんだっていっているけど、
最初から犯人がわかってるのに伏線も何もなくないか?
と思うのはわたしだけでしょうか。
ミステリーというよりは、サスペンスじゃないかと思うのだけど。
いってみれば、前半の三章で謎解きは終わり。
後半の三章は犯人のその後。または動機説明。
文句ばっかりいっているようだけど、面白かったんです。
実は。
しょっぱなから毒々しい内容。
娘は事故ではなく、このクラスの生徒に殺されたのです。
えっ 何?!
どゆこと??!
なんて思うじゃないですか。
そこからまず引っ張られるんだよね。
そして、冷静で辛辣な毒々しい文章。
全六章、それぞれの視点から話が進んでいく。
それがまぁ、とっても上手いんだよね。
しかしながら、ほぼ一人芝居のように話をすすめていくから
どこかケータイ小説を思い出させるのだと思う。
といっても・・・わたしケータイ小説を読んだことないんだけど。
立ち読みで、ぺらぺら〜って眺めたことがある人がいうことではないよね。
人物の背景が薄かったり、状況説明があまりないのは、
セリフや日記や手記だけで物語を進めるから仕方がないんだよね。
そういう作りだと思って普通に楽しめばいいと思う。
ただ、深く掘り下げて書いてなくて、読後胸に響くとか、
すんごい感動するってことはなくて、通り過ぎていく感じ。
でも、暗くて重い話だから、そういう意味で残るかな。
現代社会にある出来事を上手く使って書いているので、
なんとなく、ありえてきそうな事件に思える。
そういう意味でリアリティはある。
『少女』の時も似たような書き出しだったから、
これはこの筆者の持ち味なんだろう。
読書初心者にオススメ。
しかも、暗くなりたい時にね。
結局は誰も救われないかわいそうな人たちのお話だと思うから。
2009.04.16
愛美は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです。
我が子を校内で亡くした女性教師が、
終業式のHRで犯人である少年を指し示す。
ひとつの事件をモノローグ形式で
「級友」「犯人」「犯人の家族」から、
それぞれ語らせ真相に迫る。
選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、
伏線が鏤められた緻密な構成力は、
デビュー作とは思えぬ完成度である。
第29回小説推理新人賞受賞。
はいはいはい、町田康ではありませんよ。
湊かなえの『告白』ですよ。
いやいやいや。
誰も勘違いはしないと思うけど。
アマゾンで検索したらそっちの本も同じページに登場したから。
そういえば、わたし町田康の『告白』も気になってたんだよね。
さて。
話題の一冊!
一気に読ませる力はあるものの、どうも軽い。
ああ、これはアレだ。
ケータイ小説の感じ。
六章からなる長篇小説ではあるけれど、
一章の『聖職者』でデビューしたようだ。
つまり、短編で終わらせるつもりだったってこと?
詳しいことはわかりませんが。
内容からいって、短編で終わっちゃってもコワイんだけど、
続きは続きでどっちにしろ、暗い。
最初の三章が連載で、後の三章は書き下ろし。
ん〜。
どういうつもりで一冊に仕上げたんだろう?
時間を置いて続きを書くってのはどんな気持ちからなんだろう。
なんて、そっちの方を気にしてみたり。
それにしても伏線だなんだっていっているけど、
最初から犯人がわかってるのに伏線も何もなくないか?
と思うのはわたしだけでしょうか。
ミステリーというよりは、サスペンスじゃないかと思うのだけど。
いってみれば、前半の三章で謎解きは終わり。
後半の三章は犯人のその後。または動機説明。
文句ばっかりいっているようだけど、面白かったんです。
実は。
しょっぱなから毒々しい内容。
娘は事故ではなく、このクラスの生徒に殺されたのです。
えっ 何?!
どゆこと??!
なんて思うじゃないですか。
そこからまず引っ張られるんだよね。
そして、冷静で辛辣な毒々しい文章。
全六章、それぞれの視点から話が進んでいく。
それがまぁ、とっても上手いんだよね。
しかしながら、ほぼ一人芝居のように話をすすめていくから
どこかケータイ小説を思い出させるのだと思う。
といっても・・・わたしケータイ小説を読んだことないんだけど。
立ち読みで、ぺらぺら〜って眺めたことがある人がいうことではないよね。
人物の背景が薄かったり、状況説明があまりないのは、
セリフや日記や手記だけで物語を進めるから仕方がないんだよね。
そういう作りだと思って普通に楽しめばいいと思う。
ただ、深く掘り下げて書いてなくて、読後胸に響くとか、
すんごい感動するってことはなくて、通り過ぎていく感じ。
でも、暗くて重い話だから、そういう意味で残るかな。
現代社会にある出来事を上手く使って書いているので、
なんとなく、ありえてきそうな事件に思える。
そういう意味でリアリティはある。
『少女』の時も似たような書き出しだったから、
これはこの筆者の持ち味なんだろう。
読書初心者にオススメ。
しかも、暗くなりたい時にね。
結局は誰も救われないかわいそうな人たちのお話だと思うから。
2009.04.16











TB、ありがとうございましたm(__)m
>結局は誰も救われないかわいそうな人たちのお話だと思うから。
確かに読者を含めて救われない感じはありましたが(笑)
原作はともかく、映像化して、
この難しい役を松たかこさんが演じきったことに感心しました。
昨年は「悪人」も評価が高かったですが、
映画に関しては『告白』を、原作に関しては「悪人」に軍配を挙げました!
わたしも映画見に行きました!
すーごく良い出来ですよね!
原作ファンもうなるような!
悪人は未読です〜図書館探してみます!