日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

先週の金曜日、皆で、上野の「動物園」に行ってきました。

2016-10-25 08:23:53 | 日本語学校
あっという間に、草木は秋色を通り越して、冬の装いになりつつあります。人も同じですが。

晴れ。

「ハギ(萩)」の花が咲いています。「キンモクセイ(金木犀)」は、日向の方は、もう散り始めているようですが、学校のは、まだまだ健在。

この花が咲くたびに、「あの、においのいい花はなんという名か」と尋ねた内モンゴルの学生のことを思い出します。男女にかかわらず、草木の様子を尋ねたり、名を訊いたりしたのは、この民族が一番多かった…。

今年、秋の初め、雨が続いたものですから、そのときは、秋晴れの空が恋しかった…。けれども、一転して、晴れの日が続くようになりますと、なにやら雨が恋しくなってしまいます。

木々もそうでしょうね、きっと。

さて、学校です。

先週の金曜日、皆で上野の「動物園」へ行って参りました。上野の森は名の通り、木々に覆われています。街中にこういう場所があるのは、ちょっといいですね。気持ちが落ち着きます。空が木々の間から透かして見えるほどですもの。

ただ、外国人が多いのにはびっくりいたしました。二年ほど前にも来ているのですが、そのときは、学校の留学生達が、ちと目立っていました。それが、今回は埋没しているのです。肌の色やコトバが違っている彼らが、そこにいても、少しも違和感がないのです。

日本人といえば、おそらくご近所の幼稚園さんの団体、そして小学生(課外活動でしょうか)や中学生(修学旅行かな)が目立つくらい。これも皆団体で、ひっそりと動物を見に来ている日本人は思ったほどいなかった…。

学生達は、いつの間にか、列もだらけてしまい(入り口では、きちんと2列になっていました)、まあ、それはそれでいいのです。仲良しと楽しんでくれるのが一番なのです。が、中には迷子になってしまったものも出たのではないかと心配してしまいました。

ところが、猿山のあたりで、私の方が皆とはぐれてしまい、気づいたときには、誰もいなかった…。電話をしても、だれも気づいてくれなかったし…(まあ、そうですね。学生達を相手にしていることですし)。ですから、出口に行って、皆を待つしかないと思い極め、出口(入り口と同じでしたけれども)のベンチに腰を下ろして、帰ろうとしている人たち、あるいは入ろうとしている人たちを見ていました。

ところが、じっとしていると、見失っていたはずの学生達を見つけるのですよね。で、河岸を移して、お土産屋さんの所へ行って、前のベンチに座っていますと、学生達があちらこちらからそこへやって来るのです。で、彼らがぬいぐるみの品定めをしているのを見ていました。

言われたとおり、買ってはいなかったようですが(「きちんとお金が稼げるようになってから買った方がいい。今は、日本の物価もよく判らないし、お金がないときだから、買わない方がいい」と言ってあります…お土産屋さんには申し訳ないのですが、全ては出世してからということで)、それでも、「かわいい、かわいい」を連発している学生も少なからずいました。欲しかったでしょうが、ちょっと我慢していてね。

学生達の大半は母国ではそれぞれが何不自由なく育ってきています。欲しいものはすぐに買ってもらったり、手に入れてもらったりしてきているのです。

それが日本に来ると我慢するということを学ばなければなりません。この「我慢」が学べないと、おかしな道に逸れたりしてしまいます。

彼らにとってこれがとても大変なことのようで、なかなかこの習慣が変えられない人もいるのです。

まあ、最初は、何事によらず、じっとしていることから始めた方がいいのでしょう。日本語がある程度、話せたり、読めたりできるようになってからですね、事を始められるのは。それまでは、人の言うことをよく聞いて、それから考えて行動していくことです。

自国の人のコトバに軽々しく惑わされないこと、これがある意味では一番大切なのかもしれません。

日々是好日
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