日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

覚えられなかったら、ちょっとでも書いておけばいいのに…。

2017-05-11 09:13:22 | 日本語学校
晴れ。

昨日とはうって変わって、五月晴れ。洗濯日和です。

朝は、涼しく、爽やかであっても、陽が高くなるにつれ、気温がドンドン上がっていき、昨日より10度ほども高くなるそうですから、…学生達は何を着てくるのかしらん。夏に戻った格好をしてくるのかしらん。

昨日、いくら寒かったといえ、一応5月ですよね。それなのに、午後からの4月生たち、真冬の格好でやってきました。「そうか、体感温度としては、そうなんだ」とは思ったものの、体が慣れるまで時間がかかるだろうと気の毒になってしまいました。その格好で、皆一様に、寒い、寒いと言っていましたもの。

さて、この4月生たち、特にスリランカとネパールから来た人たち、どうしようもないくらいひどい「ひらがな」と「カタカナ」を書いていましたので(おまけに正確さに欠ける)、(そちらを中心にやり)漢字に入るのを少し遅らせていました。

それでも、できない人はできないのです。「少しは覚えようとしろよ」と言いたくなるのですが、例の「教室のいすに座っていれば」というか、「そこで適当に言っていれば勉強した気になる」類いの人が若干名紛れ込んでいるようで、…少し手に余る。

前に出して、ホワイトボードに書かせ、そこで注意を与え、書き直させても、次の時には全く元に戻っていて平気な顔をしている。ああ、そうかといったもんです。それを担任に言うと、次の回どころか、同じ時間内でもそうと苦笑い。

「これは一朝一夕には直らない、かなり手強いぞ」と改めて思い知った次第です。で、こんなこともあったと「な形容詞」の導入の時のことを話してくれました。板書しているのに、それを見ているのに、何度言わせても、何巡しても、「げんきなじゃない」と言って平気な顔をしている。注意すると憮然とする。これが二人。

しまいには周りのネパール人が、あきれた顔をして(多分、教師の顔色を見てでしょうけれども)、教えるのですが、「聞く耳持たない組」、ちょっとうるさそうな顔をしている。

そういえば、前に「年、月、日、時間」を一人ずつ順に言わせていったことがあったのですが、四、五人目でしたか、その人の番になった時も、正しくは言えなかったのです。2、3カ所間違える。その前にみんなで何度も練習しましたし、彼女の前にも何人か言っているので、メモを取るとか、一緒に言ってみるとか、やり方はあったでしょうに、まずそういうのをやらない。それに困った風でもない。

そこでまた、数回練習させ、数人言わせてから、また当ててみる。何度繰り返しても、間違えたところは間違えたまま。ちょっと書いておくなりすればいいのに…。

最初は、「しなくてもできると思っているのかしらん」と勘ぐっていたのですが、実際はそうするようにという指導を受けてはいないのです、これまで。いわゆる「耳だけの教育」を受けてきたので、それができない人はずっとできないままでいる…しかなかったのでしょう。

日本の場合、「これでだめなら、ああして」、「ああするのがだめなら、今度はこうして」と、二段、三段構えで教えていくところがあるのですが、彼らの国の場合、やりっ放しなのかもしれません。

日本では、出来る子の方が却って可哀想で、出来るからと教師が手をかけないところだってあるくらいなのです。出来ない子の方に目を向けるよう教師も育てられているのです。けれど、それでは問題があると、最近は同じ教科書の中に、三段階くらいの問題が作られ、なんでも、「(その教科が苦手でも)最低これだけは出来るようにする」から、「やる気のある人はドンドンやってみよう」まであるそうです。そうすれば、教師が出来ない子に手を取られている間も、やることがありますものね。

ただ、そうではないやり方で育てられてきた人たちに、新たな習慣を付けさせるというのは、思いの外に大変なことのようです。覚えられないときは、(覚えられるように)手段を講じる…という習慣は、子供のときについていないと、いくらこちらが口を酸っぱくして言っても、焼け石に水…で、ある人もいるようですから。

日々是好日

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