日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

明日は皆で「ディズニーランド」へ参ります。

2016-12-20 15:51:48 | 日本語学校
晴れ。

風もなく、それほど寒さが厳しいわけでもない…。

「暖冬」が、どこやらヒヤッとした感覚を伴ってやって来ています。

「寒いときは寒いがよろしく候」。だれかのまねではありませんが、そう…。「例年通り」という言葉の裏には、「変革を望まぬ臆病者」と共に、どこやら人を落ち着かせる響きがあります。

「人の行いに『自然』が怒って、人を懲らしめる」のか、「『自然』の変化に人が釣らかれて愚かな行いをする」のか、いったいどちらなのでしょう。

ただ最近、人は、「自然」をそれほど畏怖しているようには見えませんから、全く意識の外に措いて勝手な行動を取っているだけなのかもしれません。

日本の民や、あるいは、それほど古来からの文化が切り取られないで残っている国の民は、心の奥底に自然に対する畏怖の情を、まだかなり残していると思うのですけれども…。

さて、学校です。

「日本語能力試験」に続き、「明治神宮外苑のイチョウ(公孫樹)の黄葉狩り」「六義園の紅葉狩り」があり、その後は、何やかにやと授業準備に追われていました。

毎年、学生の質が違いますので、こういう最後のヤマ場が過ぎますと、授業内容を彼らに合わせて変えていかざるを得なくなるのです。

中国人学生が多かったときはそれなりに、あまり変えずに済みましたけれども、非漢字圏の学生が増えますと、そうは言っていられません、来日後一年半、ないし一年ほども経ちますと、生来の資質に加えて、この期間(一年ないし一年半)の重さと言いますか、それが如実に表れてくるのです。特にそういう学生が3、4人ほどもいますと、彼らに背を押されて、私たちも、適当に外国人用の教科書や「日本語能力試験」対策の問題集などをやってしのぐというわけにはいかなくなります。

その都度、この期の彼らには(もちろん、引き続き、『N1』や『N2』対策は必要です。『N1』対策までしていなければ、何を読ませようとしても、結局は徒労になってしまいます)何を加えていったらいいのだろうと悩まされます。

たとえ「N3」に合格していたとしても、文章題は別物で、読み取れないということも多いのですが、合格さえしていれば、「私は頭がいい。私は日本語がよくできる」と思ってしまうようで、それがなかなか困りものなのです。なぜそう思えるのだろうと、あちらから攻め、こちらから攻めして、まずその人自身が「それほどでもない」ところを知らしめようとするのですが、彼らの己に対する信心は微動だにしません。こちらの言わんとするところが全く入っていかないのです。

「これまでの教材は、大半が『外国人用の文章』であり、日本人が読むものではない」と言っても、それしか知らなければ、判りようもないのでしょう。以前、中国人の学生が、『上級』教材を扱っているときに、「日本語の文章は簡単だ」と豪語していたものでしたが、名文家と言われるほどの作家の文章を読ませるようになりますと、途端に何も言わなくなってしまったことがありました。どこの国の文学でも、名文と言われるものには奥行きがあります。それを感じられるかどうかはその人の資質なのかもしれません。

その意味では、多少難しくとも、ある程度のレベルになっていれば、名文を読ませていった方がいいのかもしれません。もちろん、そうは言いましても、勉強の方に心が向いていない人が多い(クラスの中で)場合には、判っていてもそれが出来ないのです。

日々是好日
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