日本語学校からこんにちは 〜水野外語学院日本語科〜

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「新学期…初日は、まあ、無事に過ぎていきました」

2014-09-02 09:51:06 | 日本語学校
 晴れ。

 久しぶりの快晴です。

 雲一つない青空がどこまでも拡がっている…勿論、電線やら電柱やらビルやらで、細切れに区切られてはいるのですが、時々、フッと辺りが拡がって見える所があるのです。

 通勤途中、信号の待ち時間にも、何気なしに、空を見てしまいます。朝は、青空や雲の形を、夜は、月や星(少ないのですけれども…。何と言いましても、地上が明るすぎるのです)を。勿論、羽田空港に近いので、飛行機を何機も、同じ空間で、見ることもあります。

9月…。空が美しく見えるとき。

 小学生の頃、友だちと雲の形で楽しんだことがありました。学校で習う雲の名称というのも、結構面白いのですが、それよりも風に流されて、どんどん形を変えていく時の方がずっと面白い。

 今から思えば、子供の時って、随分時間があったのですね。それに、何もかもが、面白かったような気がします。ハチが飛んでいても面白い。カボスがなっていてもおもしろい。なぜか、真っ白い雲の下で、笑ってしまう。

 青空の下、草の上に、寝転がって空を見上げていたり、木陰で涼んでいたり、子供の頃というのは、(何だか、いつも動いていたような覚えがあるのですが)本当は、ずっとぼんやりしていたときの方が多かったような…。

 そういえば、子供向けの公園なんてのか、近所に四つか五つありましたっけ、サッカーとかができるような。それに、日本では、子供だけが遊ぶというのも普通ですから、他の国と比べてみれば、かなり恵まれていたのかもしれません。

 さて、学校です。

 昨日は、休み明けの初日ということで、学生以上に教員の方が、ドキドキしていたような気がします。勿論、「Aクラス」や「Bクラス」では、「忘れずにちゃんと来るかな」くらいのものなのですが、これが、今年の4月生だったり、7月生だったりしますと、「単語を覚えているかな」とか、「活用が消えていないかな」というのが心配になってくるのです。

 昨日の段階で言いますと、「Aクラス」や「Bクラス」では、まあまあ。いつも通りといったところ。で、「Cクラス」や「Dクラス」はと言いますと、まるで休みがなかったかのように、ごく自然に、学校生活が始まっていました。…なかかないいな。

 勿論、中には、問題がある人も多少いたようですが、それでも、この「当たり前の日常」の形がきっちりしていると、そうではない人は弾かれていくので、これはとても大切なことなのです。つまり、その、あまり学校へ来ない、勉強もしないという人達が、どういう動きをしようと、大半の学生は、流されない。動じずに「普通の留学生生活。つまり勉強し、アルバイトをする」を続けていくことができるのです。

 「学校に来て、勉強することが、当たり前」。この、一見、普通すぎて、なぜこれが心配なのかと不審を抱かずにはいられないようなことが、留学生を持つ日本語学校に於いては、それほど普通のことではないのです。

 今は、この学校でも、それが普通になりました。出席率がそれほど芳しからざる学生でも、三人ほどを除けば、別に問題があるというわけではないのです。言葉を換えて言えば、「ただ、頑張れないだけ」ということで、「生活する」ということに疲れてしまっているのです、最初の一年間は。アルバイトがなければ(失職したときなど)、「今、アルバイトがないから、勉強をたくさんする」と言って、ニコニコと学校へやって来ますし。

 こういう人たちは、国では、やはりいい子だったのだろうなということが察せられます。日本でアルバイトをしながら、勉強するということに耐えられるかどうかというのは、彼らの国にいるときには、(私たちが彼らの国で面接しても)あまり見えてこないのです。

 「日本に行ったら、勉強だけではなく、アルバイトもしなければならない。その上、自分で掃除や洗濯もしなければならないし、料理も作らなければならない。大丈夫?」と、高校を出たばかりの若者に言っても、「はい、頑張ります」としか言いようのないことですし。

 来日後、親元を離れて暮らせるは、外国にいるはで、解放感に浸って、部屋で大騒ぎをする人も出てきますし、アルバイトに疲れて、部屋をゴミだらけにしてしまう人も出てきます。

 だいたい、普通に暮らして落ち着いてくるのが、半年から1年ぐらいでしょうか。時々、そのまま、流されてしまって、卒業という人も出てきますけれども。何と言っても、結局は、(いくら友人や学校の教師などが支えても)、自分と現実との折り合いを、一人でつけねばならないのですから。

日々是好日

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