日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「夏休みでも、学生は来ますね。勉強しに来たり、寮費を払いに来たり…」

2014-08-22 15:36:38 | 日本語学校
 晴れ。猛暑は続いています。

 暑さにやられて、ダラダラとしています。もう、外に出たくない…。かといって、一日中、閉じこもっているわけにも行きません。

 へばっているわたしを尻目に、学生達は、普段通りのせいかつをしているかのよう。

 日本人の方がこの天気にやられているのかもしれません。これから、夏は、ずっと、こんな感じになっていくのでしょうか。

 この辺りは、雨が降らずに、カンカン照りで、カラッカラ。一方、日本海側や、夏はあまり雨が降らないはずの東北地方や北海道で、大雨が降る。広島などでは、梅雨末期の集中豪雨のときでさえ、これほどではなかったと思われるような雨の降り…。まったく、何が何だかわかりません。「いつもは」とか、「例年は」とかいう挨拶語が意味を失い、使われなくなっていくかもしれません。それこそ無意味になっていますもの。

 地元の長老がこう言ったからという「記憶が積み重ねられて、出来上がった知恵」も、だんだん役に立たなくなっていきそうです。

 気候が変わっていけば、風土も、それに根ざした慣習も変わっていくかもしれず、そうなると、今、ここに生きて、こうして生活していることさえ、近い将来、博物館でしか知ることができないようになる…かもしれません。

 少子化・高齢化が進んだから、働き方を変えようという前に、温暖化が進み、気候が変わってきたから、生活を改めようと言った方が相応しいような気もしてきます。

 さて、学校です。

 20日、21日、22日と、誰かしら、学生が学校に来て、勉強してくれました。

 今朝など、下で勉強を見ているときに、ドアが開く音がしたので、学生に見に行ってもらいました。

 戻ってくると、その学生、「いいですね。敬語で話してくれました」。

 こういう、休み中にも学校に来て勉強しようという学生というのは、それなりに知識欲やプライドがありますので、言葉に対しても敏感なのです。

 敬語や、「です・ます」体で話してくれる人に対しては、好感を持って、自分もそうありたいと思い、その反対に「だ」体であったり、命令口調で話しかけてくる相手に対しては、「厭だ」と感じ、自分も同じような言葉遣いで応じようとする。

 もっとも、これは、彼等だけのことではないのでしょう。言葉遣いというのは、とても微妙で、僅か一言であっても、それだけで、自分が大切に思われているか、そうでないのかが察せられるのです。

 学校というのは、一斉授業でやっているものですから、普段は、いくら気をつけていても、見過ごしてしまうことも少なくないのですが、こういう休みなどに来た学生には個別に対応することができますから、ちょっとした折に、ああ、そう感じていたのかと気づかされることもあるのです。

 そして、今日、また一人、寮費を払うのを忘れていたという学生がやって来ました。アルバイトのことを聞くと、「今、アルバイトはありません」というので、びっくりして、「お金を払っても、大丈夫か。ご飯はあるのか」と聞くと、大丈夫と答えます。それから、続けて、月曜日に云々と言うのですが、この云々が聞き取れません。そこで、下で勉強していた同国人の女学生を呼んで、話してもらうと、何のことはない、金・土・日が休みだというだけのこと。

 けれども、お金を払いに来たのに、労をねぎらわれなくて、反対に「もっと勉強せい。意味が判らん」と叱られ、割を食ったような気分になったかもしれません。

日々是好日
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「『明日は、寮の検査に行きます... | トップ | 「夏休みは『魔の期間』」。 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。