日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

草木の花の名前。

2017-05-15 09:23:17 | 日本語学校
小糠雨。シトシトとまだ降っています。

昨日も、時折、日が射していましたが、ほとんど雲に覆われていました。お天気もそれほどよくはなく、沖縄や奄美地方が既に梅雨入りしたというのもわかります。まだ5月ですから、こちらではまだまだ先の話でしょうけれども。

学校に来るとき、そして帰るとき、だいたいいつも同じ道を通っています。ですから、だいたい覚えているのですよね、いつごろ、どの辺りに、何の花が咲いているのかを。もうそろそろと思って見ていると、ある日、咲いているのを見つけたりする。

残念なことに、子供のときは、草花の名に詳しい人がそばにいたので、こちらが何も聞かなくとも教えてくれていたのですが、こちらに来てしまうと、そういう人もいません。近隣の低山に登っていた頃には、やはり植物好きの人がいたので、教えてくれたりしていたのですが、それも遠い昔の話。

この辺りの草花の名は、これまでの蓄積でわかるものもあれば、植物図鑑で調べなければならないものもある…とはいえ、海の近くの草花で、山の草木とは違う。で、多少ですが、悪戦苦闘したりしています。

ただ、インターネットが発達し、本当に便利になりました。えっとー、前に聞いたことがあったのだけれども,…何だったっけ。というのがすぐにわかりますもの。

もちろん、図鑑が、ぼんやりと見て遊べるので、一番楽しいことは楽しいのですが。

さて、学校です。

数年前、内モンゴルからの学生が多かったのですが、彼らと課外活動に行ったときが、一番、面白かった。

「すごい。ええっ。木に花が咲いている」「……」
「あの木は病気ですか。葉が赤い」「……」

彼らにしてみれば、そうなのでしょう、多分。日本の木の種類の豊富さに、何だか掴み所のないものを見せられたような気になってしまっていた…のかもしれません。日本人からすると、山に雑木が少なくなったとか、採算ばかり考えられて単一の木ばかり植えるようになったとか、そういう不満が山ほどある…ような所なのですが。

香りが漂ってくると、「これは何の花ですか」と真っ先に聞いてきたのも彼らでしたし、「あの、黄色とか、白とかの小さな花が咲いているのですけれども、あれは何という花ですか」と聞いていたのも彼らでした。もとより、答えられたものも、答えられなかったのもありましたけれども…。だって、調べようがなかったのです。「どこそこ」で見たと言われても、その「どこそこ」がどこかわかりませんでしたもの。

この地の自然に慣れた日本人から見れば、四季に即して、それぞれの季節の花は咲くし、散るときがくれば葉は落ちる…。

時期が来れば、いろいろなところで、様々な花が咲く…その中には、日本原種のものもあるし、欧米から運ばれてきた種もある。華やかな南国風のものもあるし、北国のどっしりとした樹木もある。狭い日本でも、山もあれば谷もあるし、海も川もある。それぞれの土地に根づいた樹木や草花が、その時が来れば、美しい花を咲かせ、実を付ける。

たとえば、「さくら(桜)」にしても、…沖縄から北海道まで、(「サクラ」)花見旅をして半年ほどは楽しめる。

…とは言いましても、私たちにとって、内モンゴルは、乾燥した、ザラザラした土地でした。その木々にも茶色い土が掛かり、心が癒やされるような緑ではありませんでした。かつては丈高い草原が広がり、美しい土地だったと聞きましたけれども。

また、南国にしたって、その緑は、圧倒されるような緑で、私たちにとっては、「癒やされる」といったものではありませんでした。

まあ、こういうことも、どの土地で生い育ったかによって、受ける感じが違ってくるのでしょう。

南国で育った人にとってはその土地の自然が一番親しめ、砂漠地帯で育った人にとっては、砂だらけの土地であっても、その「風景」が一番落ち着くものでありましょうし…。

日々是好日

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