日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

川村学園女子大学から、先生が実習生2名を連れてきてくれました。模擬授業です。

2017-07-14 08:42:03 | 日本語学校
晴れ。

まだ「梅雨明け宣言」は、なされていないけれども、暑い日が続いています。南国から来ている学生達も、ため息をつきながら、「暑い、暑い」を繰り返しています。

香港やタイなどから来ていれば、こういう暑さにも慣れているのでしょうが、スリランカやネパール、ベトナムからの学生はそうはいかないようです。

もっとも、2年目ともなりますと、「暑い」という一言にも、どこか余裕があるように見えます。初めて通る道は遠く感じられるけれども、二度目、三度目ともなりますと、そう遠くは思われなくなるのと同じことなのかもしれません。

さて、昨日、川村学園女子大学から、先生と二人の実習生がやってきて、二人が先生として、「テ形」と「ナイ形」の授業をしました。声も大きく、学生達に呑まれることもなく、迫力では学生の方が負けていたのかもしれません。学生の方も、17才くらいから三十才近くまでと、年齢層も広く、それはすぐに協力体制に入っていました。

「この『先生』は、どうして欲しいのだろう。どうしてあげたらいいのだろう」という気持ちも半分。そうは思っていても、「実力の然らしめるところ」でしか、協力は出来ませんから、歯がゆい部分もあったでしょうね。

このクラスはネパールからの学生が一番多いのです。今年の4月から入れるようにしたのですが、それまでは、クラスにネパール人が、一人か二人、そしていないということもありました。

彼らの先生である人たちにしても、『みんなの日本語Ⅰ』がきちんと教えられるかどうか、少々怪しい人たちもいるようで、これは行ってみなければわからないことでした。そういう人たちが、日本語を教え、日本での生活を語っていれば、学生達だってそういうものだと思って、そして来日したことでしょう。

極端に言えば、「ひらがな」や「カタカナ」も適当でいい。「漢字なんて…(よく判らない)」くらいのものでしょうし。

それが、日本に来るなり(4月生の場合です。7月生は私たちの方が懲りたので、面接の時に随分諄く、指導をしてきました。学生が書けると言ったので、書かせた「ひらがな」も「カタカナ」も、そういう代物でもなく、はっきりと「あいうえお…」を暗唱でき、スラスラと書けるようなレベルでもなかったのです。

けれども、教師である人たちの反応は鈍いものでした。「適当に話せればいい…はずなのに(どうして)」。「書くことは大切じゃない、話せることの方が大切だ」と言い放った人もいました(そんな学生は要りません)。

留学生、皆が皆、そうであれば、こちらもずっとレベルを落として授業をします。けれども、できないのはネパールから来た留学生だけとなりますと、一斉授業が成り立ちません。ここは小さな学校ですから。

おまけに、遠くネパールまで面接に行く意味もありません。だって、(面接のために行ったのに、相手が)話せないし、書けないのですから。私たちは何もを以て判断できるのでしょうか。「N5」テストに合格していたって、「ひらがな」が書けない人がいましたもの。信用できません。

ただ、面接の時の私たちの話をどう聞いたかは、そしてどう指導してくれたかは、次の面接まではわかりません。少なくとも、7月に来た学生は、「ひらがな」も「カタカナ」も、面接の時と大して違っていませんでした。

まあ、これは余談。実習に戻ります。

夜勤明けで来ている学生が3、4人いて、それがちょっと実習生には気の毒でした。そういうわけで途中で疲れて、コックリしてしまったのが一人出てしまいました。夜勤は金か土にするように言ってはいるのですが、なにせ、来日後3ヶ月あまり、大して話せないのです。それゆえ、望み通りにシフトが組めるわけでもなく、あと、2、3ヶ月ほど、辛い日が続くでしょうね。

半年ほども経ってしまえば、日本にも慣れ、また4月生であれば、酷暑の時期も過ぎることから、少しは楽になるでしょう。日本での生活はまずは、「日本語力」。これに気がつけば、後発組の(今、ネパールにいる)学生達にそれを伝えてくれるかもしれません。

ベトナムの時もそうでした。最初に来ていた学生は、『みんなの日本語』五課くらいまでしかやって来ておらず、アルバイトは見つからないは、勉強はわからないはで、大変でした。

今は、(ベトナムの学校には)私たちの希望として、『みんなの日本語』50課までは一応、流してでもいいから教えておいてもらっています。ベトナムの学生は、ベトナム語で書かれている文法書の説明が読めないのです。単語の説明でも、首をひねっていることがあり、単語の説明から、日本語でせねばならず、本当に困りました。鉛筆とか、消しゴムくらいならいいのですけれども。

それで、とにかく、ベトナムで、ベトナム人の先生に、意味だけは説明を受けてから来るように、そうでなければ、練習どころではなく、単語の意味がわかるかで、下手をすれば30分ほども終わってしまうこともありました。そういう人が10人ほどもクラスにいると、適当なところで切り上げるというわけにもいかず、彼らが理解できるまでは授業を進めることが出来ませんでした。

今は、ネパールからの学生たちがその状態です。これがベトナムの時と同じように、どうにかなってくれれば、いいのですが。そうでなければ、ネパールの学生だけは、ズリズリと下のクラスに落ちていくということにもなりかねません。

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