日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「寮の大掃除」。「『喧嘩したと聞いたけれども…』『いえいえ、そんなことはない』『本当?』」

2014-04-09 10:17:47 | 日本語の授業
 晴れ、時々曇り。

 風もなく、穏やかないい日です。

 今日、ベトナムから三人が成田に着く予定です。迎えに行った学生に聞くと、「まだ」という返事。月曜日は一人だけだったので、心配だったのですが(しかも、高校を出たばかりの学生です)、今回は三人だし、年も少し上だし…多分大丈夫でしょう。後は彼からの「無事に着いた。会えた。今から戻る」という連絡を待つばかりです。

 昨日は、今日来る学生のための大掃除、そしてゴミ捨てなどで明け暮れました。これは先週から、いえ、もしかしたら先々週から続いていたのですが…(引っ越しする学生がいましたし、卒業生もいましたから)。何が難しいと言って、「立つ鳥跡を濁さず」という習慣のない国の人たちに、「(寮を出る時に)出る時にはきれいにする。つまり、自分のものは自分で片付ける、持って行けないものは捨てる」を徹底させることほど難しいことはないのです。

 「学校の寮」と言いましても、学校近くのアパートを借りて、「四人住めるところは四人で、三人しか住めないところは三人で」というところなのですが。彼等の考えは、今まで住んでいたし、まだ一年生が残っているから、ゆっくり運べばいい(つまり、まだ後でいいだろう)なのです。

 こわいのは、その「また後で」が、ずっと続くところなのです。いつまでという期限を切るという考え方がないのです。ダラダラとそれが続き、こちらが気がつくと、数年分の垢(置いていった荷物の山)で、身動きが取れなくなってしまっている…。

 けれども、そんなことをされたら、新しく来た人達は、どこに自分達の荷物を置けばいいのでしょう。今までいたから、その延長線上で、すべてのことを運ぼうとするのです。勝手に入って(鍵を閉めるという習慣はありません。こちらが口を酸っぱくして言っても、なかなか徹底できないのです。ですから、気がつくと、鍵は閉まっていない…)、かつての自分のベッドで寝ていたりする…もちろん、布団は新しい学生の新しい布団なのですが…。それもお構いなし。まあ、同国人ですから、彼らの国ではそうなのでしょう。けれども、それは日本の習慣にはない…。日本に居る間は、日本の習慣でやる。

 相変わらず、寮に(自分の)荷物を置きっぱなしにし、なかなか持って行こうとはしない(何と言いましても、学校が借りているアパートは学校に近いのです。だから、何をするにしても便利なのです)。ですから、教員が行って、バッサバッサと切り捨てるしかないのです。

 「えっ、これも(引っ越しを疾うにしている)彼の?」「えっ、卒業したでしょう、まだ荷物があるの?」押し入れを開けてみれば、ざっくざっくと出てきます。特にベトナムの学生は、本棚にするという約束で入れたカラーボックスの数がいつの間にか増えていて、しかもその一つ一つにしっかりと靴が入れてあったりするのです。「…いったい全体、どうしてこんなに靴がいるんだ…」これは、男女関係なしにです。

 で、新しい学生には、もうカラーボックススを配らないことに…。すると、昨日、先週の金曜日に来た学生が一人、「先生…。私も本棚がほしい」「へっ?」

 そうか、彼のいる部屋には、一つ、使っていないカラーボックスが置かれたままになっていたんだっけ…。目ざとい一人が素早くそれを見つけ、我がものにし、本を入れたのでしょう。それで彼も、「箱」とか、「棚」とか言わずに、「本棚」と言ったのでしょう。

 「本を入れるなら…。他のは、靴とかを入れてはだめですよ」と言って、学校に残っていた新品を渡したのですが…。「本棚」と言ってくれるところがいいですね。あの二人は、ちゃんと本を入れるでしょう。

 学校では、大掃除で、私たちがテンヤワンヤしている間にも、タイの学生が上の部屋で自習をしていました。まだ来たばかりです。「(私が)ちょっと出てきますね。ここで勉強していてください」と言うと、(多分、何も聞き取れなかったのでしょうが)にっこり。

 午後になって、四時半は過ぎていたでしょうか、スリランカの学生が二人、一人は国からお金を送ってもらうための手続きに、もう一人は寮費を払いに、やって来ました。

 そこで、他の学生達のことを聞くと、仲が良かったはずの友達の一人と喧嘩していると言うのです。そこで、ひとしきり、そんなこんなの話を聞き、まあ、世間話です。だって、2週間ほども会っていなければ、いろいろな話がありますよ。

 その後、ちょうど話に出てきた学生から電話がありましたので、「今、○○と喧嘩しているでしょう」と言うと、すぐに「していない」と言う。「そんなはずがない。喧嘩しているでしょう」「いいえ、いいえ。違う。ホント、喧嘩していない」「へへへへへへ…。しているでしょう」

 本当にちょっとのやり取りなのですが、3月20日の課外活動で行った「水族館」で会ったのが、最後でしたから、何となく、(学生達と)無駄話でもしたくなってしまうのです。

 さて、そうは言いましても、来週から新学期が始まります。新学期が始まってしまうと、彼等と雑談したくても、なかなかそういう時間は取れなくなってしまいます。でも、でも、早く始まれ、新学期なのです。

日々是好日

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